背中にあるツボはいくつあるかご存知ですか?背中にあるツボは、内臓の不調を見つける手段としてとても有効です。そんな背中のツボを見つける方法やツボを刺激する方法など、図解や動画を使ってわかりやすくまとめてみましたので参考にしてください。

背中のツボで内臓の弱りがわかる!ツボ押しで痛い所の意味・図解一覧

目次

  1. 背中のツボで何がわかるのか?
  2. 【図解】背中のツボについて
  3. 【図解】胃弱や食欲不振によい背中にあるツボの見つけ方
  4. 【図解】ツボ:隔兪(かくゆ)
  5. 【図解】ツボ:肝兪(かんゆ)
  6. 【図解】ツボ:脾兪(ひゆ)
  7. 【図解】ツボ:胃兪(いゆ)
  8. 【図解】咳や喉の痛みによい背中のツボ
  9. 【図解】ツボ:三焦兪(さんしょうゆ)
  10. 【図解】ツボ:腎兪(じんゆ)
  11. 【図解】ツボ:大腸兪(だいちょうゆ)
  12. 【図解】ツボ:小腸兪(しょうちょうゆ)
  13. 【図解】生殖器に効果のある背中のツボ
  14. 【図解】子供にも良い背中のツボ
  15. 背中のツボ押しにおすすめ健康グッズ
  16. 自分で出来る背中のツボ押し健康体操
  17. 背中のツボを把握することで健康維持を目指しましょう

背中のツボで何がわかるのか?

背中にあるツボは、胃が痛いなどの内臓の調子が悪い時や、肩こりや頭痛、肺機能や心機能の低下、泌尿器の疾患や貧血などの症状をいち早く把握することができるほど、背中にはたくさんのツボが存在しています。自分の健康状態を知るためにも、背中にあるツボの場所など最低限のことを把握しておくことが重要になってきます。

急な腹痛、急な腰痛、急な下痢、嘔吐を伴う胃腸の病気のほかに、ストレスやちょっと体調を崩しただけで消化器官などの内臓の調子も衰えてしまうこともあります。そんな時にすぐ病院に行ければよいのですが、なかなか時間が取れずに病院に行けないこともあるでしょう。

そんな時に、背中にあるツボを理解していれば背中をマッサージすることで症状が好転する場合もあります。応急処置として症状も改善する場合もあるでしょう。背中のツボを押してみるなどして、自分でできる限りのことはやってみて、それでもダメな時は病院へ行くなど段階を踏むとよいでしょう。

【図解】背中のツボについて

背中のツボを押すと硬いなどのコリや違和感、痛いなど感じることがあれば、それは体の不調を訴えています。背中のどこにあるツボが痛いのか、その背中のツボはどこの不調を訴えているのか、背中のツボを把握していれば簡単にわかります。背中の首から肩甲骨にかけてにあるツボは、咳や喉の痛み、頭痛、肩こりや倦怠感、呼吸器などの不調を教えてくれるツボがたくさんあります。

背中の肩甲骨より下のほうにいくと、胃痛や消化不良などの消化器官の不調や気管支炎や呼吸器官、膀胱炎や痔など泌尿器官などの不調や生殖器官の不調や疾患を発見することができます。背中のツボを押してみたらコリや痛いといった症状があるようであれば調子が悪いか、もしかすると病気の可能性も少なからずあり得ます。

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【図解】胃弱や食欲不振によい背中にあるツボの見つけ方

背中にある左右の肩甲骨の一番下を結んだ、筋肉が盛り上がっているところを隔兪(かくゆ)と言います。隔兪(かくゆ)のツボから背骨2つ分下がったところの筋肉が盛り上がっているところを肝兪(かんゆ)と言います。肝兪(かんゆの)のツボから背骨二つ分下がったところの筋肉が盛り上がっているところを脾兪(ひゆ)と言います。

【図解】ツボ:隔兪(かくゆ)

背中にある左右の肩甲骨の下で、背骨と肩甲骨の間にある筋肉が盛り上がってる場所に隔兪(かくゆ)のツボがあります。だいたい背骨から指2本分外側にあります。ツボ押しすることで咳や喘息、肋間神経痛などの胸の痛み、胃酸過多や胃痛、嘔吐などに効果がある背中のツボです。

【図解】ツボ:肝兪(かんゆ)

背中にある肩甲骨の下部分から横にまっすぐ背骨に向かい、そこから骨2つ下がったところの背骨から指2本分横にずらした場所に肝兪(かんゆ)のツボはあります。ツボ押しすることでイライラや不安などの精神的な症状、立ちくらみや二日酔い、口内炎、腹痛や肝機能障害などの内臓に効果がある背中のツボです。

【図解】ツボ:脾兪(ひゆ)

首を前方に軽く曲げたときに一番高く突出している背骨から12番目と13番目の間で背骨から指2本分外側にあるのが脾兪(ひゆ)のツボです。ツボ押しすることで、消化不良やお腹の張り、下痢やむくみ、糖尿病などの内臓の不調に効果がある背中のツボです。

【図解】ツボ:胃兪(いゆ)

首を前方に軽く曲げたときに一番高い場所にある背骨から、13番目と14番目の背骨の間で指2本分外側にあるのが胃兪(いゆ)のツボです。ツボ押しすることで、口内炎や口角炎などの口腔内の不調、お腹がゴロゴロ鳴る腹鳴、胃痛や消化不良、お腹の張りなどの内臓に効果がある背中のツボです。

【図解】咳や喉の痛みによい背中のツボ

大杼(だいじょ)

首を前方に曲げたときに一番高く突き出る背骨の1番目と2番目の背骨の間で、背骨から指2本分外側にあるところが大杼(だいじょ)のツボです。ツボ押しすることで、咳や喉の痛み、鼻づまりや発熱などの風邪の諸症状、頭痛や腹痛、肩こりなどの倦怠感に効果がある背中のツボです。

肺兪(はいゆ)

首を前方に曲げたときにポコッとでる一番高い背骨の下から3番目と4番目の背骨の間で、そこから指2本分外側に肺兪(はいゆ)のツボがあります。ツボ押しすることで、喘息や咳、喉の痛み、鼻の疾患、頭痛や肩こりなどに効果がある背中のツボです。

【図解】ツボ:三焦兪(さんしょうゆ)

首を前方に曲げた時に出る一番高い背骨の一番上から13番目の背骨の下、そこから指2本分ほど外側に三焦兪(さんしょうゆ)のツボがあります。ツボ押しすると、お腹の張りや下痢などの消化不良、むくみや糖尿病に効果がある背中のツボです。

【図解】ツボ:腎兪(じんゆ)

首を前方に曲げたときに突出した一番上の背骨から14番目の背骨の下、そこから指2本分外側の位置で、ちょうどウエストが一番くびれたラインに腎兪(じんゆ)のツボがあります。ツボ押しすると、腹痛や腰痛、不眠症、生理痛や生理不順などの婦人科系、勃起不全などに効果がある背中のツボです。

【図解】ツボ:大腸兪(だいちょうゆ)

おヘソから背中へまっすぐで背骨にぶつかったところから、3つ下の骨から外側に指2本分のところ大腸兪(だいちょうゆ)のツボがあります。ツボ押しすると、腹鳴、お腹の張り、便秘や下痢、背中の痛みなどに効果がある背中のツボです。

【図解】ツボ:小腸兪(しょうちょうゆ)

おヘソから背中へまっすぐで背骨にぶつかったところから下へ6番目の骨から外側に指2本分の場所に小腸兪(しょうちょうゆ)のツボがあります。ツボ押しすることで腹痛、便秘や下痢、痔や糖尿病などに効果がある背中のツボです。

【図解】生殖器に効果のある背中のツボ

上髎(じょうりょう)

上髎は仙骨部内にあります。上髎を見つけるポイントとしては、体育座り(三角座り)をしたときに、背中を少し丸めた状態で腰より下を触ってみるとヘコんでいる場所がわかります。一番最初のヘコみが上髎(じょうりょう)のツボです。ツボ押しすることで、便秘や冷え症だけでなく、生理不順やオリモノなど婦人科系疾患、勃起不全など生殖器への効果がある背中のツボです。

中膂兪(ちゅうりょゆ)

仙骨部の一番上にある上髎からさらに2つ下の骨、指1本半ほど外側にあるのが中膂兪(ちゅうりょゆ)のツボです。ツボ押しすることで、腰痛や坐骨神経痛だけでなく、前立腺炎や前立腺肥大症、インポテンツなどに効果がある背中のツボです。

【図解】子供にも良い背中のツボ

胆兪(たんゆ)

背中の肩甲骨の一番下のラインと背骨がぶつかったところから下に3つ目と4つ目の骨の間で、そこから指2本分外側にあるのが胆兪(たんゆ)のツボです。ツボ押しすると、舌が乾いたり、口腔内の苦み、喉の痛みだけでなく、子供の夜泣きにも効果のある背中のツボです。

心兪(しんゆ)

首を前方に傾けたときに一番高い場所にある骨から下に5つ目と6つ目の間で、指2本分外側にあるのが心兪(しんゆ)のツボです。ツボ押しすることで、躁うつ病やイライラなど精神不安や喘息、さらに夜尿症や子供の虚弱体質に効果がある背中のツボです。

背中のツボ押しにおすすめ健康グッズ

公園にあるストレッチ遊具

最近、ストレッチや筋トレをするための健康増進を目的とした遊具が設置された公園をよく見かけるようになりました。ベンチに座りつつ、背中をのけぞらせるとちょうど背もたれについている玉が背中のツボにクリーンヒット!痛いだけでなく、気持ちよさも感じられ、スッキリすることでしょう。

La.VIEストレッチボールやわお/かたお

一人で背中のツボを押すにはもってこいのストレッチボールです。ゴムでできているので、使ってる間にズレ落ちてくることもなく、安定して使い続けることができます。やわおはテニスボール、かたおは硬式野球ボールぐらいの硬さなので自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

自分で出来る背中のツボ押し健康体操

仰向けに寝たら、足のつま先を頭のほうに持っていきます。手でつま先をつかむと自然と体重をかけることができます。そこから、徐々に徐々にゆっくりとつま先を元の位置に戻していきます。ゆっくりゆっくり戻していくのがポイントです。背中のツボ押しをしつつ、背中の痛みやゆがみを解消できる一石三鳥の背中ストレッチです。

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背中のツボを把握することで健康維持を目指しましょう

ここまで、図解とともに背中にあるツボを詳しくまとめてみました。背中には人間のすべての内臓の調子を司るツボがいくつもあります。背中にある全てのツボを覚える必要はありません。自分の体のどの部分が弱いのかなど、気になるところに効果のある背中のツボを把握しておけばまず安心でしょう。

「痛い」という感覚があるというのは正常ではありません。背中のツボを押すことで「痛い」「違和感がある」などの症状がみられる場合はどこかが不調であるサインと捉えてもよいでしょう。

背中のツボは、自分の体の健康を知るためのバロメーターと言っても過言ではありません。背中のツボを把握し、日頃から背中のツボを押すなどして、自分ためだけでなく家族のためにも健康に生活を送るためにも、背中のツボを健康維持に役立ててみてはいかがですか。


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