様々な利用方法ができるため最近人気を高めているハーブ「レモンユーカリ」。インテリアとしても非常にお洒落ですよね。今回は天然の虫除けグッズなどにも利用されるレモンユーカリの育て方や特徴、多彩な利用方法を紹介したいと思います。

目次
レモンユーカリとはどんな植物?
レモンユーカリはオーストラリア原産のフトモモ科に属する常緑樹です。コアラがよく食べているユーカリという植物の一種ですね。名前にあるように少しレモンやシトラスのような柑橘系の香りがするのが特徴的でインテリアやハーブとして世界中で人気を集めています。
レモンユーカリは順調に育てれば3年で5メートルほどに成長するためハーブ菜園初心者でも成長が分かりやすく、これも人気の一因となっています。観賞用としてちょっとお洒落なカフェなどでもよく見かけますね。
レモンユーカリの育て方は?
レモンユーカリは比較的手に入りやすい植物で、大きめのホームセンターなどに苗の状態で頻繁に売っています。オーストラリア生まれの植物なので乾燥に強く、寒さに弱いという特徴を持っているため北海道など冬に0度を下回るような環境だと生育は難しいでしょう。レモンユーカリを育てるためには寒くても最低気温5度くらいは欲しい所です。
また上記したように成長スピードが速く、大きくなりやすい植物なので生育スペースを大きく取ることも重要。レモンユーカリは乾燥状態でも生育する植物なので水はほどほど、表面が乾いたら水を足すくらいでいいでしょう。太陽に当てて育てるのがベストですが、半日陰でも十分に育ちます。育て方は比較的簡単です。
レモンユーカリの利用方法は?
お洒落なドライフラワーに
レモンユーカリは様々な利用ができる植物です。まずはドライフラワー。枝をカットして吊り下げておくだけで完成するので簡単です。レモンユーカリのドライフラワーは部屋を飾るインテリアとしても利用できますし、本のしおりなどにも活躍してくれるお洒落アイテムとして有効です。
レモンユーカリのドライ
— やふにふ (@yafunifu) November 27, 2016
玄関やトイレに pic.twitter.com/JXnkLA90IZ
健康にいいハーブティー
レモンユーカリの葉はハーブティーに利用するのもおすすめです。紅茶の上に生葉を2、3枚載せて数分蒸らせば完成します。乾燥葉でも香り付けには十分で、爽やかなレモン系の香りを楽しむ事ができます。またレモンユーカリは殺菌能力が高いため健康のために飲むのもおすすめですね。
虫除けグッズにもなる!?
上記したようにレモンユーカリは殺菌能力が高いため虫除けグッズとしても利用されています。レモンユーカリには「リモネン」という虫が嫌がる成分が含まれているためですね。人間には爽やかな香りに感じますが、この匂いと成分は大半の動物、昆虫が嫌がるのでレモンユーカリはコアラしか食べないのです。したがって虫除けグッズもおすすめの利用方法と言えます。
レモンユーカリを使った虫除けグッズの作り方!
ではレモンユーカリを利用した虫除けスプレーの作り方をご紹介します。葉から成分を抽出するのはちょっと大変なので簡単に作るならレモンユーカリから抽出したアロマ油を利用するのが簡単でおすすめ。精製水と無水エタノールとレモンユーカリ油を混ぜてスプレーボトルに入れれば完成します。どれもホームセンターで手に入るので入手も容易ですね。
またちょっとアレンジして蜜蝋を使い、クリーム状やキャンドルにすることもできます。虫除けにもなりますし、美容にもいいのでレモンユーカリのアロマクリームは最近流行しつつあるようですね。殺虫剤ではないので長期間持続はしないですし効力も弱めですが、香りがいいのでレモンユーカリを使った虫除けグッズはおすすめです。
レモンユーカリを利用する際の注意点は?
レモンユーカリを利用する際の注意点としては、「子供や妊婦には使わない」ということが挙げられます。ハーブティーに載せるくらいなら全く問題はないですが、食用にはなりません。レモンユーカリの苗に注意書きとして「絶対に口に入れないように」と記載してある事が多く食べてしまった場合毒性を発揮する可能性が高いです。
これはレモンユーカリに限った話ではないですが、上記の虫除けスプレーやクリームでレモンユーカリを使う際、肌の敏感な人はかぶれてしまう可能性もあるため、肌に疾病を持っている人や妊婦、子供に対しては使わない方がいいと思います。
温かい地域の人にはおすすめのレモンユーカリ
ちょっとだけ注意点はありますが、レモンユーカリは基本的には利用方法も多数あり、インテリアとしても非常にお洒落な植物ですので寒冷地以外に住んでいる人やハーブを育てたいと思っている方におすすめできますね。
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