ロジカルシンキングという言葉をご存知でしょうか?自分の意見を第三者的な見地で組立ててみたり発言する概念です。わかりやすいロジカルシンキング本の入門書ランキングをいくつかご紹介します。学校では教えないロジカルシンキング本も多く出ています。

目次
ロジカルシンキングが必要な場面はたくさんある
相手へ上手にわかりやすい内容で伝える技術、自分の考え方を理解してもらう説得力を養うことは、子供でも大人にとっても大事なスキルです。しかし論理的という言葉にすると、少し面倒で引いてしまうというのが現状です。その為、論理的思考についての関連本などが多く出回り始めています。
大学生の就職活動や社会人の転職、あるいは職場でのレポート提出や得意先でのプレゼンテーションの場でも、本来は自分が主役でありつつも客観的な立場で判断して納得させる技術が求められます。その概念のことを「ロジカルシンキング」といいます。
ロジカルシンキングは学校で教えてくれない
すべての人々は、物事には秩序があり、ルールがあり、順番があり、1+1=2であることを、学校教育の場を通じてさんざん習ってきたものでした。しかしその根拠や本当の理由は、教科書も関連本も、そして教師や教育関連の大人たちでさえ、子供たちがしかkり納得できるように説明してはくれませんでした。
集団生活で個性をなくしすべてを強制にしたことで、その弊害は今になりこの社会に蔓延っています。なぜいけないのか?何が正しいのか?校則や決まりについての理由を含めて、本当なら次の子供たちへ論理的かつ分かりやすい社会への入門方法を伝えなくてはいけないはずなのです。21世紀は個人が自分の責任で学ぶ時代かもしれません。
義務教育含めた子供のころからの16年間、生活の中で様々な分野の学科や科目を習ってきてはいるのに、ロジカルに物事を捉えて説明する方法論や参考本についてすら、直接的に教えてくれませんでした。これからはもう自分自身が意識してロジカルシンキングを習得するしかありません。幸いにしてそのジャンルのわかりやすい入門編の本がたくさん出版されています。
ロジカルシンキングを苦手に思う理由
ロジカルシンキングは日本語で「論理的思考」と訳せます。ロジカルシンキングをマスターすると仕事上で役立ち、特に文章作成な交渉の際に重要な意味をなします。しかし子供のころからロジカルシンキングが苦手な方々は多く、論理的≒屁理屈という思い込みや偏見もあるようです。語気の難しさから、ロジカルシンキングとはそのような誤解も否めないのです。
元来ロジカルシンキングという科目が学校教育にはなかった為、その詳細を直接的に教わった方は皆無に等しいかもしれません。わかりやすい入門編の資料や本を読みつつ後追いで、自ら知識として持っておくことが、この社会では今後重要な意味をもたらしてくれます。
ロジカルシンキングは根拠をわかりやすく伝えること
例えば、どこかのショップに入って好きなものを選びたい時、ショップ店員より「これは今流行りで素晴らしい商品です。おすすめです」と言われるのと、「これはとAのコンビネーションが映え、よりアナタの魅力を惹き出すBの効果が期待できます故、おすすめです」と言われるのと、どちらの発言に心が動きますか?
つまり「流行りだから」「素晴らしい」「かわいい」等の凡庸性ばかりでは、個人的主観が目立つモノの言い方になりがちです。人は平凡な理由ではなかなか納得できないものです。一方「Aとの比較の上で」「Bの具体的効果」等のより客観的事実やデータなどを提唱してくれると、きっとその商品に魅力を感じ購買意欲が湧いてくるものです。
子供でも大人でも説得するには、個人的主観や感情よりも、まずは客観的な事実や行程を汲んで段階を追うから意味があります。ロジカルシンキングとは根拠をよりわかりやすい言葉に置き換えて伝える手法・概念だと言えます。
ロジカルシンキングのシンプルな図式
~です!なぜなら~だから
もっともわかりやすくロジカルシンキングを説明するとしたら、「結論」と「理由」を簡潔に伝えることにあります。子供でも分かりやすい言い方にすると「それは~です。なぜなら~だから」をしっかり相手に伝える習慣を持てばいいのです。
ロジカルシンキングでは原因や理由がひとつじゃない
結論を証明するための理由は、一つだけとは限りません。様々な現象や原因が理由となって起こることは、世の中にはたくさんあるわけですので、なおさらロジカルシンキング本から学び子供でもわかりやすい理由を述べ、そして結論へ導くことはとても重要なのです。
どのようなロジカルシンキング本がおすすめか?
ロジカルシンキング本への基礎知識
ロジカルシンキングはどうしても難しい分野の本を読まないといけないのかと思われがちです。しかし今やロジカルシンキング本は誰でも気軽に手にとって読めるほど敷居が低い内容のものが多く出ています。ビジネス本のジャンルや自己啓発のジャンルの本において上位ランキングされます。先ずは初心者でもわかりやすいロジカルシンキング本へ入る前の基礎知識を少しご紹介します。
ロジカルシンキングに大切な演繹法
あらゆるロジカルシンキング本に掲載される言葉に「演繹法」があります。ある大前提から結論を導き出す論理的思考法のことです。前提となるものが信ぴょう性の高い普遍なことであるのが条件です。例えば「数学」は基本的に全て演繹法によるものです。また三段論法というものがあり「AならばBです。BならばCです。よってAならばCです」というような論理展開の方法も一つです。
ロジカルシンキングに大切な帰納法
演繹法と同じくロジカルシンキング本によく登場するのが「帰納法」です。とある結論へ導くために様々な理由を並べていく方式です。多くの事実を観察した上で類似点をまとめ、結論へと結びつけるとういう方法のことを言います。。前述しました「~です!なぜなら~だから」という一連の流れこそ結論を導き出し証明しています。類似点が本当にそうなのかの信ぴょう性が問われます。
おすすめな入門者向けロジカルシンキング本
ここでは、ロジカルシンキング入門者向けのおすすめ本を、ランキング順位を参考にしながら5つご紹介いたします。子供から大人まで分かりやすい内容で誰でも読みやすい本という解釈を主体にしていますので、多少の個人的好みや誤差に関してはあらかじめご了承ください。
おすすめ本①「出口 汪の論理的に考える技術」
カリスマ予備校講師の出口汪氏が書いたシリーズ本、「論理的な考え方」が身につく内容を分かりやすい説明で綴っている本です。社会人2年目のOL「ゆい」を通じて論理的な考えの受講をする中で次第に成長していく姿が描いている本です。ストーリー性がありロールプレーイング的な中身で、入門者向けランキングに登場するわかりやすいロジカルシンキングの本です。
おすすめ本②「マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング 」
イベント会社入社5年目の桃子は自分の企画を通したことがないダメ社員です。ある日外資系会社に勤めていた幼馴染と再会し「マッキンゼー&カンパニー」の最強「ロジカルシンキング」についてを知らされます。そのノウハウを活かし桃子が次第に能力を発揮していく様子を、子供でも分かりやすいよう漫画形式で描かれた本です。ビジネス系ジャンルにてランキング常連の本です。
おすすめ本③「世界一やさしい問題解決の授業」
ロジカルシンキングは問題解決そのものであり、論理的思考はなくてはならないものです。世界的経営コンサルティング会社で日夜使用されている問題解決トレーニングのノウハウを、子供(中学生対象)向けに分かりやすい説明で盛り込まれた本です。ランキングでも必ず上位にくる本です。
基本から実践に至るおすすめロジカルシンキング本
おすすめ本④「問題解決プロフェッショナル―思考と技術」
おそらく多くの経営者及びコンサルタントより支持されている本の一つです。ゼロベース思考、仮説思考、MECE(ミッシー)、ロジックツリー等を通じて ビジネス上で起こる問題の解決方法を体系化した名著としてランキング上位の本、問題解決の基本的考え方を知りたい方におすすめなロジカルシンキング本です。
幅広く親しまれる古典的ロジカルシンキング本
おすすめ本⑤「考える技術・書く技術」
マッキンゼーを主として世界のコンサルティングファームにてライティングコースを受け持つ著者バーバラ・ミントによって書かれた文書作成術の本です。その論理的思考が多くの人々に受け入れられ、現在ロジカルシンキングの名著をあげた場合、必ず1位2位周辺の不動のトップに位置するおすすめな本です。続編の本としてワークブックも併せて持つとより効果的です。
ロジカルシンキングをより身近で活用しよう
ロジカルシンキング的な自分にアップデートすれば、情報の整理や分析の力も養えて、相手に自分の思いを分かりやすく伝える手段になります。しかもこれは直感力や閃きといったやや霊的なことではないので、大人はもちろん子供でも習得できるのが特徴です。
近年、仕事意外でも文章を書き意見交換をする機会も多いはずです。ブログやSNSへの投稿の際、ロジカルシンキングを活用すれば質のいい記事が書けることでしょう。それは自分の成長にも影響が出ます。自分軸を高める意味でもロジカルシンキングは大切です。
評価 3.8/ 5(合計11人評価)
記事へのコメント
気軽にコメントしよう!
※コメントは承認後に公開されます。