バンドサウンドにおいて、花形のプレイヤーと言えばヴォーカルやギターがまず挙げられる事でしょうが、ドラムスと共にバンドサウンドの要であるビートを支える縁の下の力持ちとして無くてはならない存在が「ベース」です。また、バンド形式に限らず、ありとあらゆるジャンルの音楽において、ベース無くしてはどの音楽は成り立たないと言っても過言では無いでしょう。

今回はそんなベーシストにスポットを当て、世界＆日本の人気ベーシスト達を男性・女性別にランキングにてご紹介させて頂きます。誰もが知るあのバンドのベーシストや、目下売り出し中の若手ベーシスト。モデルかと見間違うかの様な美しい容姿をした話題のベーシストまで、ありとあらゆるベーシストの中から今最もHOTなベーシストを集めてランキングにしてみました。それでは早速ランキングをご紹介して参りましょう！

世界＆日本の人気ベーシストランキング【女性編】第5位は「Debra Killings（デブラ・キリングス）」です。TLC、マドンナ、アウトキャスト、モニカ、安室奈美恵など、本場アメリカでも超一流のアーティストや日本のNo.1人気シンガー迄多くのアーティスト達に楽曲を提供しているDebra Killings。ベース以外にもコーラス、ボーカル、ギターにドラムと何でもこなすスーパーマルチプレイヤーとして注目を集めています。

Debra Killingsの物凄さを実際に体感するのであれば、先ずはこのLoveのLIVE映像をご覧に成るのが一番。5弦ベースをいとも簡単に弾き熟すその姿は男性顔負けです。そしてスタイル抜群で歌も上手い。何から何まで完璧と言って良いほどの完成度を誇るベーシストだという事がお分かり頂けるのではないでしょうか。これだけのプレイをしながらもしっかりと歌えるという事が、本当に実力があるという事を物語っています。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【女性編】第4位は「Tokie（トキエ）」です。現在はTHE LIPSMAXのベーシストとして活躍中のTokie。1993年に単身NYに渡り、現地にて多国籍ノイズ系バンド「サルファー」を結成。CBGB'Sやニッティングファクトリーなどで名立たるライブハウスでLIVEを行っていたという根っからのバンドマン。現在日本のラウドロックシーンの重鎮であるRIZEの結成メンバーでもあります。

Tokieのベーシストとしてのプレイをご覧頂くなら、RIZEとしてメジャーデビューを飾った一曲である「カミナリ」をご覧頂くと良いかもしれません。RIZEを昔からご存知でない方にはベーシストはケンケンというイメージが強いでしょうが、当初は女性ベーシストであるTokieがRIZEの骨太なサウンドを支えていたのです。そしてそのサウンドはまさにRIZEそのもののゴリゴリなサウンド。まさに日本を代表するベーシストの一人です。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【女性編】第3位は「Divinity Roxx（ディビニティ・ロックス）」です。あのビヨンセのワールドツアーの音楽監督兼ベーシストを務めた事で一躍世界的有名なベーシストとして認知されるまでになったDivinity Roxx。彼女自身のソロプロジェクトはHIPHOPテイストの強いミクスチャーロックでボーカルからラップまでを見事に歌い上げています。

そんなDivinity Roxxの実力をチェックするならまずはコチラ。先ず速攻でこの圧巻のプレイに目が釘付けとなる事でしょう。そしてベースを弾きながらのラップがまた上手く、少しでも音楽を齧った事がある人であれば、Divinity Roxxが如何に天才肌のミュージシャンであるという事がすぐさま実感できるのではないかと思います。グルーブ感たっぷりのプレイとサウンドは唯一無二と言っていいでしょう。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【女性編】第2位は「TOMOMI（トモミ）」です。日本を代表する人気ガールズバンドであるSCANDALのベーシスト。「可愛すぎるベーシスト」として、女性ベーシストの人気ランキングでは常に上位にランクインするのが当たり前となっているTOMOMI。しかしながら決してかわいいだけでは無く、男性顔負けのゴリゴリのベースプレイを行う生粋のアーティストなのです。

TOMOMIのプレイは楽曲で聴くよりも先ずは動画でチェックするべきです。彼女がリスペクトし、目指すベーシストとして挙げているのはあのレッドホットチリペッパーズのフリー。よって彼女もベースは基本指引きのスタイルでプレイを行います。ガールズロックバンドのベーシストでサムピッキングやスラップを行うベーシストは珍しく、これは彼女が真の実力者であるからこそのプレイスタイルであると言えるでしょう。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【女性編】第1位は「Nik West（ニック・ウエスト）」です。あのブーツィ・コリンズが太鼓判を押したほどの稀代のベーシスト。彼曰く「ファンク・グルーブを蘇らせた彼女の表現は大好きさ！」と手放しで賞賛するほどで、ここまでの称賛を彼から受けたベーシストはかつて他にはいなかったのではないでしょうか。男女含めて現在最も注目を集めているベーシストです。

先ずビジュアルで忘れられないインパクトを与え、ファンキーでリアルなグルーブを醸し出すベースプレイにやられ、まるでエリカ・バドゥのようなハスキーボイスでとどめを刺されます。あのジョン・メイヤーからも誘いを受けたり、生前のプリンスとも共演を果たした事がある実力者。現在の音楽シーンの中心にいるアーティストの一人である事は疑いようがない事実です。先ずは実際のサウンドを戴冠してください。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【男性編】第5位は「亀田誠治（かめだせいじ）」です。東京事変のベーシストと言えばお判りでしょう。日本屈指のベーシストとして知られる亀田誠治。アーティストへの楽曲提供も行っており、今後も日本の音楽シーンに大きな影響を与えていくであろうベーシストです。

ここぞというタイミングで非常に気持ちの良いグルーブを奏でてくれるのが亀田誠治のプレイ。ここまで聴いているモノを気持ちよくさせるグルーブを持つ日本人ベーシストはそういないでしょう。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【男性編】第4位は「Billy Sheehan（ビリーシーン）」です。日本でも大人気のハードロックバンドであるMr.BIGのベーシスト。スティーヴ・ヴァイやポールギルバートが超絶テクニカルなギタリストとして有名な様に、テクニカルなプベースプレイなら彼に敵う者はおりません。

ビリーシーンのプレイはどの曲を見ても聴いても鳥肌ものですが、やはりMr.BIGのコロラドブルドッグがおすすめです。これだけのプレイを正確に弾きながら、しかもコーラスも入れるという神レベルの腕前です。そこにポールのギタープレイが絡み合うのですから言う事無しです。それとビリーと言えばマキタのドリルを使ったプレイなどでも知られています。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【男性編】第3位は「KenKen（ケンケン）」です。RIZEのベーシストであり、Dragon Ashのサポートベーシストとして活躍するケンケン。国内の男性ベーシストの中でも屈指の人気と実力を誇ります。天才肌のテクニカルなベースプレイは一聴の価値ありです。

ケンケンの超絶ベースソロ動画がこちら。ベーシストはバンドサウンドの中ではそこまで表に出る事は有りませんが、こうしてソロパフォーマンスを目にするとそのテクニックには目を見張るものがあります。スラッププレイが超絶かっこいいですね。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【男性編】第2位は「上ちゃん（うえちゃん）」です。日本で今最も人気のあるバンド「マキシマムザホルモン」のベーシスト。レッチリのフリーを崇拝しており、フリーが入れている全てのタトゥーを同じ位置に入れているという徹底ぶり。そのプレイも勿論フリー顔負けのレベルで「和製フリー」と言っても良いほどの実力を誇ります。

チョッパーが上手いベーシストは山ほどいますが、上ちゃんの場合はグルーブ感が違います。このグルーブ感こそがベーシストの命だとするならば、まさしく日本でNo.1のベーシストは彼であると断言する事が出来るでしょう。

世界＆日本の人気ベーシストランキング【男性編】第1位は「Flea（フリー）」です。やはり1位はフリー意外に考えられません。レッドホットチリペッパーズのベーシストとして、また世界No.1のベーシストとして世界中にその名を轟かす問答無用の天才ベーシストです。

この先これほど迄のベーシストが現れる事は無いだろうとまで言われている程の、文字通り「ベースの権化」そのものであるフリー。耳の肥えた音楽ファンに「今のミクスチャーは何を聴いてもレッチリの真似としか聞こえない」と言わしめる程。それほどのサウンドを生み出すレッチリというバンドのコアである彼のベースプレイは、現代音楽の宝といっても良いでしょう。

今回は世界＆日本の人気ベーシストをランキングにてご紹介させて頂きました。男女別に今最もHOTなベーシストが勢揃いしたランキング結果と成りましたが、このランキングに載っていたベーシストのうち、あなたは幾つのベーシストのプレイを耳にした事があるでしょうか？もし未だ聴いた事が無いベーシストがいるようでしたら、この機会に是非ともチェックしてみて下さい！新しい発見が出来るかも知れませんよ。