ガスの元栓は閉める派と閉める派が存在すると思います。しかし、実際にガスの元栓はどういう状況は閉めるべきで、どういう状況では閉めないでも良いと言えるのでしょうか。ガスの元栓を就寝時や外出のときは閉めるべきなのでしょうか。閉めない場合の注意点も紹介します。

ガスの元栓は閉める・閉めない?就寝時や外出時など昔と違う事情を調査

目次

  1. ガスの元栓を閉めるときと閉めないときの判断
  2. ガスの元栓を閉めないのは危険?
  3. ガスの元栓を閉めないと引火する可能性がある
  4. ガスの元栓は閉める派と閉めない派ではどちらが多い?
  5. ガスの元栓は閉めないでもいいのか?
  6. 現代のガスの元栓は安全装置がついている
  7. ガスの元栓を閉めるとガス代は変わる?
  8. そもそもガスの元栓ってどこにあるの?
  9. ガス漏れのときの対処法
  10. ガスの元栓以外が原因の場合があります
  11. 新しい建物ではガスの元栓は気にしなくてもOK
  12. 日頃から災害のための備えは重要

ガスの元栓を閉めるときと閉めないときの判断

ガスの元栓は、使わないときは閉める人もいれば、ずっと閉めないままの人もいると思います。中には、就寝するときや、外出するときだけガスの元栓を閉めるという人もいます。

実際のところ、ガスの元栓は使わないときは閉めるべきなのでしょうか。ガスの元栓を閉めない場合の危険性などを考えながら、ガスの元栓を就寝時や外出するときの取扱の方法を紹介します。

ガスの元栓を閉めないのは危険?

何気なく使っているガスですが、実はとても危険な存在なんです。まずは、ガスの特徴について知っておくことで、ガスを閉めるか閉めないかの対応を考えていきましょう。

まず、ガスは空気より約2倍ほど重いという特徴があります。そのため、ガス漏れが起きたときは、ガスは低い場所に貯まるという特徴があります。

また、LPガスは本来は無臭なのですが、ガス漏れのときに気づくようにわざわざ臭いを付けています。かなり嫌な臭いがするようになっているので、すぐにガス漏れに気づけるようになっています。

ガスの元栓を閉めないと引火する可能性がある

ガスは燃えるときに、酸素を必要としており、その酸素を結びつくことで大きな火事につながります。ガスの元栓を閉めないということは、自分だけの判断ですが、周囲を巻き込む大きな事故につながることがあります。

ちなみに、LPガス自体は人体には無害なガスですが、先程のように空気中に散布されてしまうだけで、引火の可能性があるので気をつけましょう。

ガスの元栓は閉める派と閉めない派ではどちらが多い?

ガスの元栓は閉めるのが当たり前だと思っている人もいれば、まったく閉めないという人もいます。また、就寝や外出するときだけ、閉めるという人も居るようです。

日本の場合は、特に地震が多い関係もあって、昔からガスの元栓は閉めるように教育されている人も多いんです。特に関東大震災などで、火災が原因で大きな二次災害につながった地方では、よりその傾向が強いのかもしれません。

普段はガスの元栓は閉めないけど、地震が起きたときだけ急いで閉めるという人も多いようです。このあたりは、日本人は非常に習慣づいているといえるので、ガスの元栓を閉める人も多いですよね。

ガスの元栓を閉める人からすると、閉めない人が居ることに驚くようです。確かに、就寝や外出のときもガスの元栓を閉めないことに驚くと思いますよね。

ガスの元栓は閉めないでもいいのか?

ガスの元栓に関しては、昔と今と比べてその性能が大きく変わってます。というのも、やはり災害時のトラブルから、ガスの機械も自動的にガスを止めるように安全装置がついているんです。

そういったことも踏まえて、現在のガスの元栓の機械には「毎日閉めない」ことを前提に作られているようです。特に、元栓の位置を変えるのが難しいものには「ねじ栓」と言われるものが使われているようです。

こういったねじ栓は風呂釜やビルトインコンロのような場所に使われているようです。ホース自体が簡単には外れないように作られています。

また、ガスホース自体にも特殊な加工がされていて、簡単には切れないように作られているそうです。そういったガスの元栓は閉めることを前提にしていないので、基本的には就寝や外出時でも必ず閉める必要はありません。

現代のガスの元栓は安全装置がついている

また、新しいガスメーターに関しては安全装置が組み込まれている場合もあります。そのため、ガスホースが外れた場合に、自動的にガスが止まるようになっているものがあります。

これは古い建物でも、ちゃんとガス業者が点検している場合は、ガスメーターだけ新しくなっているので、ちゃんと安全装置が組み込まれている場合があります。もし不安な場合は、自分の建物のガスを管理しているところに問い合わせて見るのも良いでしょう。

しかし、部屋の元栓自体が新しくなっているとは限りません。ずっと同じ賃貸に住んでいて、そういった安全点検を無視している場合は、元栓が古くなっていて危険な場合もあります。

この場合は、ガスメーターが感知するまでの時間がかかるため、その間にガス漏れが危険な量起きてしまっている場合もあります。自分のガスの元栓が安全かは、ガス事業者にしっかりと問い合わせて確認を取りましょう。

ガスの元栓を閉めるとガス代は変わる?

ガスは元栓を閉めない状態でも、それだけではガス代に変化はないようです。実際にガスコンロなどとして使って初めて、ガス代が発生するようです。

しかし、ガスのホースなどが破損している場合は、そこからガスが漏れる可能性はあり、その場合はガス代が発生してしまいます。もちろん、それ以上に、火災の危険などがあるので、少しでも異変を感じたら、消防やガス事業者に連絡しましょう。

ガスが部屋に充満すると危険なため、窓を開けて換気して周囲の人に知らせるなど、もしもの場合に備えましょう。

そもそもガスの元栓ってどこにあるの?

大事なのは、普段から自分が使っているガス器具の元栓がどこにあるのかということです。賃貸などに住んでいると、引っ越した最初にガスの開栓を行ってもらうと思います。

しかし、いざというときにガスの元栓がどこにあるか忘れてしまっていることもあります。また、ワンルームのキッチンでは、ガスの元栓が室内にあることもあれば、外にあることもあります。

室内にある場合で、キッチンの下の収納部分にガスの元栓がある場合があります。自分でコンロのようにひねるだけで、ガスを閉めることが出来るか試してみるのがおすすめです。

ただし、室外にあるガスの場合は個人ではあまり触らないほうが良いので、気になる場合はガスの元栓の位置を、ガス業者に教えてもらうようにしましょう。

ガス漏れのときの対処法

もし、ガス漏れが発生したときはどのように対処すれば良いのでしょう。まずは、必ず窓を開けて自然換気をしましょう。そして、絶対に火気を使用しないだけでなく、電気のスイッチもオンオフしてはいけません。

そして、すべてのガス機器の元栓を閉めるようにしましょう。同時に最寄りのガス事業者に連絡して対応を相談しましょう。

ガスの元栓以外が原因の場合があります

もし、ガス漏れしていないのにガスが使えない場合の対処法は、ガスの元栓が閉じていないか確認しましょう。そして、他のガス機器が使用できるか確認しましょう。

それでも原因が分からない場合は、ガスメーターを確認して、表示ランプをチェックしましょう。もし、表示ランプが赤く点滅している場合は、ガスメーターの安全機能が作動している場合があります。

この動画を参考にしながら、ガスメーターのランプの横にあるツマミを左に回して外しましょう。その中に「復帰ボタン」があるので、それをしっかりと押し込んでゆっくりと離しましょう。赤ランプが点灯して、また点滅するので、そのまま3分待ちましょう。

すると、ガスが使えるようになるので、念のため換気だけ行ってガスを使用しましょう。必ずその後も異常が無いか確認して、おかしいことが無いのを確認するのを忘れないようにしましょう。

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新しい建物ではガスの元栓は気にしなくてもOK

ガスの元栓を閉めるか閉めないかについて紹介しました。確かに外出するときや就寝するときに、ガスの元栓を閉めておくにこしたことはありません。

しかし、風呂釜などにあるねじ栓の場合は、開け閉めするほうが良くない場合もあります。そのため、手元などですぐに閉めれるガスの元栓は、外出時や就寝は閉めるのはおかしいことではありません。

しかし、ガスの元栓を閉めないことは危険というわけではありません。もし、ガスの元栓を閉めない人がいても、そのことをきつく指摘する必要はないともいえますね。

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日頃から災害のための備えは重要

ガスの元栓を閉めるということは、日頃から防災意識を持っているということです。また、災害時に必ずしもガスのメーターがちゃんと安全装置が働くとは言えないので、やはり閉めているにこしたことはありません。

また、ガスの元栓だけでなく、電気のブレーカーも災害時には注意が必要など、普段から防災を意識しておくのは大事だといえますね。

いつのまにか自分の習慣になっていたガスの元栓を閉めるという行為。その行為自体はとても大事であり、同時にそういったガスの安全に対しても、しっかりと技術が進化しているというのはすごいことですよね。


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