アドマイヤデウスの成績まとめ!故障に耐えながらも走り切った軌跡を紹介

アドマイヤデウスはG1には手が届かなかったものの、G2を2勝し、中長距離路線で走り続けた後にオーストラリアに移籍したものの1度も出走することなく故障でこの世を去った悲劇の競走馬です。ここからはそんなアドマイヤデウスの成績についてまとめていきます。

アドマイヤデウスの成績まとめ!故障に耐えながらも走り切った軌跡を紹介

目次

  1. アドマイヤデウスはオーストラリアで散った悲運の競走馬
  2. アドマイヤデウスの血統は?実は隠れた良血馬?
  3. クラシックを目指して競走馬デビューを迎えるアドマイヤデウス
  4. 皐月賞、そしてダービーへ 王道路線を歩むアドマイヤデウス
  5. 1度目の故障を起こしてしまうアドマイヤデウス
  6. 故障から復帰したアドマイヤデウス
  7. 続く日経賞でも力を見せるアドマイヤデウス
  8. 復帰後はもどかしい競馬が続いたアドマイヤデウス
  9. オーストラリアへの移籍 そして3度目の故障に襲われる
  10. ファンの心の中で生き続けるアドマイヤデウス

アドマイヤデウスはオーストラリアで散った悲運の競走馬

アドマイヤデウスと言う馬をご存知ですか?G1には手が届かなかったものの、G2を2勝しさらなる活躍を求めてオーストラリアにも渡った競走馬です。そんなアドマイヤデウスの血統や適性距離、成績についてご紹介していきます。

ウィンクスが圧倒的な強さで連勝中!現在何勝目?【海外競馬】 | MensModern[メンズモダン]

アドマイヤデウスの血統は?実は隠れた良血馬?

アドマイヤデウスは父アドマイヤドン、母ロイヤルカード、母の父サンデーサイレンスという血統です。父のアドマイヤドンはその父ティンバーカントリー、母ベガという血統で、現役時代は朝日杯フューチュリティステークスやフェブラルーステークスなど、芝・ダートを問わず活躍し、G1を7勝した成績を持つ名馬です。

また父の母ベガは桜花賞やオークスを勝った名牝で、アドマイヤドンの他にもダービー馬アドマイヤベガなど活躍馬を産んでいます。母ロイヤルカードは現役時代は勝利を挙げることは出来ませんでしたが、その父サンデーサイレンスは説明不要の大種牡馬ですし、母のアドマイヤラピスはステイヤーズステークスで2着に入るなど長距離路線で活躍しました。

アドマイヤデウスの血統表にはクロスがある

アドマイヤラピスの仔にはディープインパクトと共に3冠路線を駆け抜けたアドマイヤフジや全日本2歳優駿を勝ったアドマイヤホープなどもいる一族です。そんな血統的には良血とも言えるアドマイヤデウスですが、ノーザンダンサーの4×4というクロスを持っていた競走馬です。

パドックの見方とは?競馬初心者が馬券を買う時に注意することは? | MensModern[メンズモダン]

クラシックを目指して競走馬デビューを迎えるアドマイヤデウス

2011年6月6日に、浦河の辻牧場で生まれたアドマイヤデウスは父や母と同じように近藤利一さんが馬主となり、栗東の橋田満きゅう舎に預けられることになります。そんなアドマイヤデウスのデビュー戦は2013年11月3日に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でした。

アドマイヤデウス自身が6月とやや遅生まれだったことに加えて、調教の動きもそこまで目立つものではなかった影響もあり、人気が割れた中でも9番人気と低評価だったアドマイヤデウスでしたが、中団につけたアドマイヤデウスは外から追い込み、3着とデビュー戦としてはまずまずの成績を収めます。

堅実な走りを続けるアドマイヤデウス

続く未勝利戦でも早めの進出から2着に入ったアドマイヤデウスは、3戦目の未勝利戦で鞍上が岩田康誠騎手に変わると好位からレースを進めるとロードフェンネルとのたたき合いをクビ差制して初勝利を収め3戦1勝の成績で2歳シーズンを終えます。3歳になったアドマイヤデウスは年明け2戦目で500万下を突破すると、その勢いで若葉ステークスも制します。

牛柄馬ブチコの過去成績まとめ!競馬界人気アイドルの引退後は? | MensModern[メンズモダン]

皐月賞、そしてダービーへ 王道路線を歩むアドマイヤデウス

皐月賞トライアルの若葉ステークスを制したことで、優先出走権を獲得したアドマイヤデウスは、クラシック3冠レースの初戦である皐月賞へと出走します。重賞初挑戦とはいえ、未勝利勝ちから堅実な成績を収めていたアドマイヤデウスは7番人気に推されますが、中団待機からレースを進めるも直線では伸びを欠き、9着と敗れます。

日本競馬最大の祭典である日本ダービーへ出走するアドマイヤデウス

皐月賞では結果を残せなかったものの、賞金的には足りていたアドマイヤデウスは最大の目標であるダービーへと出走することになります。皐月賞でも掲示板に乗れなかったこともあり、ダービーでは10番人気と人気がない状態でレースへ向かったアドマイヤデウスはスタートすると中団やや後方よりのポジションでレースを進めていきます。

皐月賞馬のイスラボニータや3番人気に推されたワンアンドオンリーが前目の競馬をする中で、2番人気のトゥザワールドを見るような形で内から進んでいくアドマイヤデウスは、ダービー馬を目指す最後の直線で前を追いますが、じわじわとしか伸びずワンアンドオンリーから0秒5差離された7着と敗れます。

タピットの種付け料はいくら?産駒の特徴や血統など【競馬まとめ】 | MensModern[メンズモダン]

1度目の故障を起こしてしまうアドマイヤデウス

ダービーでは7着だったものの、鞍上の岩田康誠騎手が「まだ子供っぽいところがあり、今後はよくなる」というコメントを残していたこともあり、秋の菊花賞を期待されていたアドマイヤデウスでしたが、レース後にまさかの骨折をおこしてしまい、この故障が原因で半年の休養を余儀なくされたアドマイヤデウスは5戦2勝の成績で3歳シーズンを終えることになります。

競馬新聞おすすめ紙を徹底比較!無料ネット新聞サイトもご紹介 | MensModern[メンズモダン]

故障から復帰したアドマイヤデウス

半年ぶりにターフに戻ってきたアドマイヤデウスは、1月に行われた日経新春杯に出走します。長期休養明けということも嫌われ、6番人気という低評価でしたがスタートから前を見る形で6番手付近からレースを進め、直線ではインを突くと一気に伸び、外から伸びてきたフーラブライドも抑えて、骨折明け初戦を勝利で飾り、重賞初制覇を果たします。

この勝利は父アドマイヤドンにとっても産駒の重賞初勝利となり、岩田騎手も「大人になってきていて、素質を秘めた馬」とアドマイヤデウスの将来を期待させるコメントを残しています。

競馬新聞の見方は?競馬情報の読み方を徹底解説!【初心者向け】 | MensModern[メンズモダン]

続く日経賞でも力を見せるアドマイヤデウス

重賞初勝利後も順調に調整を進められたアドマイヤデウスは、天皇賞の前哨戦として中山競馬場で行われるG2の日経賞へと出走します。ここには前年の天皇賞馬フェノーメノや、2着馬ウインバリアシオン、菊花賞2着馬のサウンズオブアースなどが出走しており、一気の相手強化で4番人気に支持されたアドマイヤデウスの試金石となるレースでした。

まずまずのスタートをきったアドマイヤデウスは先団グループを見る感じで中団からレースを進めていきます。人気どころが後ろからレースを進める中、残り500m付近から仕掛けられたアドマイヤデウスは直線入り口では3番手に上がり、外から一気に差し切ると2着に1馬身3/4差をつけて重賞連勝を飾ります。この1戦は祖母のアドマイヤデウスのように長い距離への適正を示すものでした。

3番人気に支持された天皇賞

続く天皇賞春では重賞連勝の勢いも買われ、キズナやゴールドシップに次ぐ3番人気に支持されたアドマイヤデウスでしたが、中団前目からレースを進めたものの途中でかかった影響もあったのか、4コーナーでは外を回るもそれまでの脚はなく、15着と大敗を喫することになります。

しかしこれはアドマイヤデウスの長距離適正がなかったわけではなく、レース後に熱中症の症状があったことと、軽度の骨折という2度目の故障を起こしていたことが判明した結果での惨敗でした。

モレイラ騎手レースの回顧まとめ!日本競馬での成績やレース考察など | MensModern[メンズモダン]

復帰後はもどかしい競馬が続いたアドマイヤデウス

2度目の故障から天皇賞秋で戻ってきたアドマイヤデウスでしたが、秋のG1.3連戦はすべて掲示板を外すという成績に終わってしまうと、続く京都記念、阪神大章典も3着ともどかしい競馬が続くことになります。2度目の出走となった天皇賞春もキタサンブラックから離された9着と敗れたアドマイヤデウスは、再び休養に入ります。

秘めた実力をどこで発揮させるか、悩みぬいた陣営は重賞初勝利となった日経新春杯と同じ距離で行われる秋の京都大賞典にアドマイヤデウスを出走させることにします。それまで中団での競馬が多かったアドマイヤデウスは、ここでは3番手からレースを進めると直線ではキタサンブラックをクビ差まで追いつめる2着と、久しぶりにこの馬の力を見せるレースとなります。

G1路線ではなかなか結果を残せなかったアドマイヤデウス

京都大賞典で力を見せたアドマイヤデウスでしたが、天皇賞秋や有馬記念では再び掲示板を外し、6歳の1月に栗東の梅田智之きゅう舎へと転きゅうすることが決まり、オーストラリア遠征の話も持ち上がりますがすぐに撤回され、日経賞へと出走することになります。

G1路線での不振もあり、6番人気だったアドマイヤデウスは4番手の内側からレースを進めると、直線でも内からじわじわと脚を伸ばし、勝ったシャケトラから0秒1差の3着と再び復調気配を見せると、3度目となる天皇賞春へと出走を決めます。

国内最終戦となった天皇賞春

前走の日経賞で長距離への適性を改めて示したアドマイヤデウスは天皇賞春で自身の持つ長距離への適性をファンに見せつけることとなります。キタサンブラックとサトノダイヤモンドの一騎打ちと見られていた天皇賞春はこの2頭が人気を集め、アドマイヤデウスは単勝が100倍の10番人気という完全に格下視をされていました。

レースではヤマカツライデンが逃げ、キタサンブラックが2番手からレースを進める中で3番手からアドマイヤデウスはレースを進めていきます。ヤマカツライデンがハイペースで引っ張ったこともあり、岩田騎手の手が残り800mよりも前から動く展開でしたが、内からバテずに伸び、レコード決着を3着のサトノダイヤモンドからクビ差の4着と大健闘と言える成績を残します。

競馬のワイドの買い方とは?効率の良い方法やボックスの使い方まとめ | MensModern[メンズモダン]

オーストラリアへの移籍 そして3度目の故障に襲われる

天皇賞で大健闘をしたことで、アドマイヤデウスは秋にオーストラリア最大のG1であるメルボルンカップを目指すことになります。遠征の調整が進んだアドマイヤデウスは権利の大半がオーストラリアに移り、ウィラーきゅう舎に転きゅうすることが決まります。

そして9月にオーストラリアに移動したアドマイヤデウスは前哨戦となるコーフィールドカップを目指して調整をされますが、最終追い切りでトップスピードに乗った瞬間に故障を起こしてしまいます。4時間半に及ぶ大手術が行われ、一時は成功したかに見えましたが、その後も2度の手術が行われました。

遠くオーストラリアの地でその生涯を終えたアドマイヤデウス

故障発生から約1か月後の11月25日、アドマイヤデウスを管理していたウィアー調教師から数日前にアドマイヤデウスが亡くなったことが明らかになります。オーストラリアで日本生産馬の力を見せるために挑戦したものの、その走りを1回も見ることなく、種牡馬としてその血統も残せずに終わってしまった悲しい挑戦となってしまいました。

予後不良の意味とは?競走馬を安楽死させる理由【競馬用語解説】 | MensModern[メンズモダン]

ファンの心の中で生き続けるアドマイヤデウス

今回は度重なる故障を超えて、ダービーをはじめとする重賞路線で走り続け、遠くオーストラリアの地で短い生涯を終えたアドマイヤデウスの血統や成績についてご紹介しました。本当の距離適性が長距離だったのか、中距離だったのかは永遠の謎となりましたが、アドマイヤデウスの名は競馬ファンの中でこれからも生き続けるでしょう。

記事へのコメント

気軽にコメントしよう!

※コメントは承認後に公開されます。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ