ポリエステル素材の特徴は耐久性が高く、洗濯しても傷みにくいので非常に扱いやすいことです。値段が安いというのも魅力の一つですね。いつも使う身近なものだからこそ、ポリエステルのメリットとデメリットの特徴を知って、正しい取り扱い方を身につけましょう。

目次
- ポリエステル素材は何から作られている?
- ポリエステル素材の特徴
- ポリエステルの種類
- ポリエステル生地のメリットとなる特徴は?
- ポリエステルは耐久性抜群
- ポリエステルの特徴は寝具に最適
- 化学繊維の中では熱に強いのが特徴
- ポリエステル素材の用途は幅広い
- ポリエステル生地のデメリットとなる特徴
- ポリエステル素材の静電気対策
- ポリエステル生地に毛玉ができるのを防ぐ方法
- ポリエステル素材と天然繊維素材の違いとは
- ポリエステル生地の服を上手に洗濯する方法
- ポリエステル生地のアイロンのかけ方
- ポリエステルとナイロンの特徴の違いとは?
- ナイロンは吸水性が高いのが特徴
- ポリエステルの生地の服は汗臭くなりやすい?
- ナイロンとポリエステルどちらが軽い?
- 動きやすさで選ぶならナイロン素材の服
- ナイロン素材の服は摩耗しにくいのが特徴
- ナイロンは熱に弱い特徴があるので注意
- 肌触りがいい特徴を持つのはナイロン生地
- より洗濯に強い特徴を持つのはポリエステル素材
- ポリエステルもナイロンも虫害に強い特徴がある
- ポリエステル生地の特徴とメリットデメリットのまとめ
ポリエステル素材は何から作られている?
ポリエステル繊維の原料のおおもとは石油です。ポリエステルのもととなる物質を石油から分離し、まずそれらを熱で溶かして液状にします。それを冷却しながら小さな穴から押し出すことで、糸の形状にしたのがポリエステル繊維です。
押し出すときに通す穴の形を変えることで、丸い断面のものや多角形の断のものなどさまざまなポリエステル繊維を作ることができます。ポリエステル素材の特徴は耐久性が高く、洗濯しても傷みにくいので非常に扱いやすいことです。値段が安いというのも魅力の一つですね。いつも使う身近なものだからこそ、ポリエステルのメリットとデメリットの特徴を知って、正しい取り扱い方を身につけましょう。
ポリエステル素材の特徴
ポリエステル素材の具体的な特徴は、耐久性が高い、しわになりにくい、比較的高温でも生地が変質しない、水分を吸収しにくいので洗濯した後の乾きが早いことなどが挙げられます。
ポリエステル素材は、丈夫で取り扱いが簡単で価格がリーズナブルであるため、さまざまなものに利用されています。ポリエステルは混紡にすることで強度が増すので、綿素材と組み合わせてワイシャツやユニフォームなどに利用されることが多いです。
ポリエステルの種類
衣類のおよそ半数にポリエステル繊維が使われていると言われていますが、ポリエステル繊維にはいくつかの種類がありそれぞれ適した用途に利用されています。たとえばペットボトルの原料として知られる、PET繊維は衣類によく使われるポリエステル繊維です。原料の価格が安いことも特徴の一つです。
また、PTT繊維というポリエステル繊維も衣類によく用いられる繊維です。伸縮性が高く、肌触りが柔らかいことから、肌着など直接肌に触れる衣類に多く用いられています。PTT繊維には、形状記憶の性質を持つ繊維としても知られています。
ポリエステル生地のメリットとなる特徴は?
ポリエステル生地は、衣類や寝具などさまざまな物に使われており、わたしたちの生活に欠かせないくらい身近な存在と言えます。広く利用されているということは、それなりのメリットがあるということになります。
ポリエステル素材のメリットとなる特徴を具体的に挙げると、耐久性が高いこと、しわになりにくいこと、値段が安いことなどさまざまな特徴があります。気軽に洗濯できるので、天然繊維素材よりも扱いやすく、虫害の心配がないのも魅力の一つとなっています。
ポリエステルは耐久性抜群
ポリエステルを生地に使う一番のメリットと言えるのは、耐久性が高いという特徴でしょう。ポリエステルは他の合成素材と比較しても耐久性が非常に高く、多くの衣類に利用される理由の一つとなっています。
また、洗濯に強いという特徴があり、何度も洗濯しても生地に傷みが起きにくい素材としても知られています。ウールなどの天然繊維素材は洗濯の仕方によっては縮んだり伸びたりする心配がありますが、ポリエステルにはその心配がほとんどありません。
ポリエステルの特徴は寝具に最適
ポリエステル素材は、衣類だけでなく布団やシーツなどの寝具にもよく利用されます。その理由は、ポリエステルは吸水性が低い特徴を持つということです。どういうことかというと、吸水性が低いということは寝ている間に汗をかいてもすぐに乾くので、快適な状態を保ちやすいということです。
また梅雨の時期などは、湿気をふくんだままの布団を放置すると雑菌やカビが繁殖する原因となる場合がありますので、吸水性が低く濡れても乾きやすい特徴を持つポリエステルは、寝具に利用するには最適な素材と言えます。
化学繊維の中では熱に強いのが特徴
ポリエステル素材は、化学繊維としては熱に対して強いという特徴を持っています。どのくらいの温度まで大丈夫なのかというと、およそ240℃までは変質せず、繊維が溶け出すのは260℃を超えてからとされています。
またポリエステル素材は、長期間外気にさらされた状態でも、強度はほとんど低下しないといわれています。環境や温度によって変質しにくいことが、ポリエステルがよく使われる理由の一つとなっているのでしょう。
ポリエステル素材の用途は幅広い
ポリエステル素材は非常に丈夫で原料が安いため、実にさまざまなものに利用されています。衣類では、婦人服や子供服はもちろん、紳士服にも利用されています。ポリエステルは形状記憶の性質を持っているのでワイシャツやブラウスにもよく使われる繊維です。
ポリエステルは吸水性が低く乾きやすいため、シーツや布団などの寝具にもよく使われます。雨の時に使うおなじみの傘にもポリエステルが使われているものが多いです。そのほか、強度が高い性質を利用して、ロープや漁に使う網にも利用されています。
デンタルフロスとしても使われているポリエステル
ポリエステルは、デンタルフロスとしても利用されています。始めはデンタルフロスの素材はナイロンが使われていたのですが、ポリエステルの方が柔らかく伸縮性があるので、歯の間に入れても痛くならないということで、ポリエステル製のデンタルフロスが普及したそうです。
耐熱性の高さからホットカーペットの素材に使われる
ポリエステル素材は、化学繊維の中では耐熱性が高いというメリットがあります。この特徴を生かして、ホットカーペットの素材としてよく使われます。ポリエステル素材は弾力性があり、また弾力性の回復が早いことも特徴の一つで、カーペットに適した素材であるといえます。
ポリエステル生地のデメリットとなる特徴
ポリエステル生地は丈夫で安価ですが、もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。デメリットを知っておけば、取り扱いに関する対策がわかります。
静電気が起きやすい特徴
ポリエステルは静電気が起きやすいというデメリットがあります。とくに乾燥しやすい冬場はポリエステル同士がくっついて困ったり、パチッと静電気がきて不快な思いをした経験がある人も多いでしょう。
静電気が起きるというデメリットは、静電気を防止するスプレーを使用したり静電気を防止する柔軟剤を使って洗濯することである程度軽減することができます。
毛玉ができやすく取れにくいい
ポリエステル生地は、毛玉ができやすいというデメリットもあります。セーターなどの素材に使われるウールも毛玉ができやすいのですが、ウール素材にできた毛玉は除去するのが簡単です。一方、ポリエステル生地に一度毛玉ができると非常にとりずらく、これもデメリットの一つと言えるでしょう。
ポリエステル生地に毛玉を作らないためには、洗濯するときに洗濯ネットに入れること、連続して着用しないようにすることがポイントです。
汚れがたまりやすい特徴がある
ポリエステル素材は丈夫で洗濯に強いと気う特徴から、ブラウスやワイシャツ、Tシャツなど普段よく着る衣類に利用されることが多いです。しかし、ポリエステル素材には汚れがたまりやすいというデメリットがあり、気が付いたらなんとなく黒ずんできたということがよがあります。
また、洗濯で再汚染されやすいというデメリットもあります。汚れたものと一緒に洗濯すると、せっかく洗濯したのになぜか黒ずんでいるという事態が起こりますので、洗濯の際は注意が必要です。
ポリエステル素材の静電気対策
ポリエステル素材のデメリットの一つは静電気が起きやすいということ。ポリエステルは衣類の組み合わせで静電気が起きやすくなることもあるので、ポリエステル素材と組み合わせる衣類にも気を付けたほうがいいでしょう。
ポリエステルとウールの組み合わせは最悪
静電気の起きやすさで言えば、ポリエステル素材とウール素材の衣類の組み合わせは、最悪な組み合わせなのです。これらを重ね着すると、衣類を脱ぐとき静電気がバチバチ起きることになるでしょう。
これは、繊維がプラスとマイナスのどちらに帯電しやすいかということに関係があります。ポリエステルはマイナスに、ウールはプラスに帯電しやすい繊維なので両者が反発しあって静電気が起きるのですね。
逆にポリエステルと組み合わせても静電気が起きにくいのは綿素材です。綿はプラスとマイナスの中間なので、ポリエステルと合わせても静電気が起きにくいとされています。
ポリエステル生地に毛玉ができるのを防ぐ方法
ポリエステルのデメリットの一つは、毛玉ができやすいということです。しかも一度毛玉ができてしまうと取れにくいため、「お気に入りの服なのに毛玉ができてしまって外で着れない」ということにもなります。そうなってしまう前に、毛玉ができないようにきちんとケアしてあげることが大切です。
こまめなブラッシングで毛玉対策
ポリエステル素材のデメリットである毛玉を防ぐためには、衣類をできるだけ摩擦しないようにすることが大切なのですが、服を着ているとどうしても摩擦が起きてしまいます。
毛玉ができるのは、布が摩擦を受けて繊維が毛羽立ち、それが絡まるって玉になるのが原因です。ということは、毛玉になってしまう前に繊維どうしの絡まりを整えてあげればいいわけです。柔らかいブラシで繊維の絡まりをといてあげると、毛玉ができにくくなります。
お気に入りの服でもヘビロテは避ける
出かける時に着る服を選ぶとき、ついついお気に入りの服ばかり選んでしまうという人は多いでしょう。気持ちはわかりますが、お気に入りだからこそヘビロテは避けたほうがいいです。
よく着る服は、それだけ摩擦を受ける機会が多く毛玉ができやすくなってしまいます。また、何回も洗濯することになるので服が傷むのも早くなります。お気に入りの服は、大切に着まわすと長くキレイな状態を保つことができます。
ポリエステル素材と天然繊維素材の違いとは
ポリエステル素材は、石油を原料として作られた合成繊維ですが、天然繊維素材は綿や麻などの植物が原料となるもの、羊の毛など動物の毛が原料となるものがあります。つまり、人工的に作られたのがポリエステル素材、もともと自然界にあるものを利用したものが天然繊維素材ということです。
天然繊維素材は一般的に肌触りがよく、丈夫で長持ちするものが多いです。合成繊維はしわになりにくく、洗濯しても乾くのが早いという特徴があります。また、合成繊維は大量生産が可能なので比較的リーズナブルであることも特徴の一つです。
ポリエステル生地の服を上手に洗濯する方法
生地が丈夫であるというメリットを持つポリエステル生地ですが、洗濯の時に注意した方がいい点がいくつかあります。ポリエステル素材は衣類に使われることが多いですから、いい状態を保つために正しい洗濯の方法を覚えておきましょう。
服に付いているタグを確認する
ポリエステル生地であってもしうでなくても、洗濯する前に必ず確認しておくのが、服に付いているタグと洗濯の絵表示です。服がどのような素材でできているか表示されていて、どのような洗濯方法が適しているのか知ることができます。
洗濯の絵表示とともに、洗濯に関する注意事項なども記載されている場合は、面倒がらずにきちんと読んでおきましょう。洗濯して型崩れをおこしたり縮んでしまった後では、取り返しがつきません。
ポリエステル100%の生地は色落ちしやすい特徴がある
ポリエステル100%の生地を使った衣類は、色落ちしやすい特徴があるので洗濯の時注意が必要です。色が薄いものは一緒に洗濯しないようにした方がいいでしょう。
再汚染しやすいのもポリエステルの特徴
ポリエステル生地の真っ白なワイシャツを洗濯して、「何だか洗濯する前より黒ずんでしまった」と感じた経験をお持ちの方がいると思います。これは、ポリエステルのデメリットの一つでもあるのですが、洗濯して一度汚れが落ちても、汚れた水によって再び汚れが付着してしまうことがあるのです。
とくに白などの色が薄いポリエステル生地を洗濯する場合は、汚れがひどいものと一緒に洗濯しないようにしましょう。また、洗濯するとき洗濯機に衣類などを詰め込み過ぎないことも大切です。
ポリエステルの型崩れを防ぐ方法
ポリエステル素材を使った衣類の中には、型崩れを起こしやすいものもあります。ワイシャツやブラウスはボタンをしめ、ファスナーが付いているものは閉めた状態できちんとたたみ、洗濯ネットに入れてから洗濯すると型崩れを起こしにくくなります。
ビーズなどの飾りがついた衣類は裏返して洗濯する
ピーズやスパンコールなど、取れやすそうな飾りがついた服は裏返してから洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。使う洗剤は、おしゃれ着洗い用の洗剤を使うといいです。
ポリエステル素材を洗うときはこすらないように注意する
ポリエステル素材は毛玉ができやすく、しかも一度毛玉ができたら取りにくいというデメリットがあります。布に対して摩擦が起きると毛玉ができやすくなるので、洗濯の時は洗濯ネットに入れるなど摩擦を避ける工夫が必要です。
ポリエステル生地の服は陰干しがおすすめ
日光に強く外に干しても問題ないとされるポリエステルですが、より生地の痛みが少ないのは陰干しです。できれば風通しのいい場所で干すと乾きが早いです。
ポリエステル生地のアイロンのかけ方
ポリエステル生地はしわになりにくい一方で、しわになったら取れにくいというデメリットもあります。そのため、しわをとるためにポリエステルにアイロンをかける場合もあるでしょう。ポリエステルにアイロンをかけるときに注意した方がいいポイントをご紹介します。
アイロンの温度は中温~低温が目安
ポリエステル素材は化学繊維の中では比較的熱に強い生地なのですが、耐えられる温度には限界があります。とくに服にアイロンをかける場合は低めの温度に設定するといいでしょう。温度は160℃を限界とし、中温~低温を目安に設定するのがおすすめです。
テカリ防止にあて布をすると安全
ポリエステル素材は、高すぎる温度でアイロンをかけてしまうと繊維がつぶれて表面がテカってしまう場合があります。一度できたテカリは元に戻すことが困難なので、アイロンをかけるときにあて布をするなど工夫すると安心です。
アイロンを直線的に動かすのがポイント
ポリエステル素材は、一度しわができてしまうとしわをとるのが難しいので、アイロンをかける時にもしわができないようなかけ方をすることが大切です。片方の手で布を抑えるなどして、一方向に直線的にアイロンを動かすようにするとしわができにくいです。
ポリエステルとナイロンの特徴の違いとは?
ポリエステル素材と同じような特徴を持つ化学繊維として、ナイロンはよく知られている素材の一つです。ポリエステルと同じように衣服やバッグなど、さまざなな製品に利用されています。
ポリエステルとナイロンは多くの似た特徴を持ちますが、二つの素材の違いにはどのようなものがあるのか気になる人も多いと思います。そこで、それぞれの特徴をまとめてみました。
ナイロンは吸水性が高いのが特徴
ポリエステル素材の場合は、吸水性が低く乾きやすいのが特徴でしたが、ナイロンはポリエステルと比較して吸水性が高いのが特徴の一つです。
スポーツウェアやインナーウェアは、吸水性があって早く乾く性質が求められるので、ポリエステルよりはナイロンの方が向いているといえます。ただし、速乾性はポリエステルの方が優れており、化学的に吸水性を補うこともできます。
ナイロンはブラシの素材として優秀
ナイロン素材はブラシによく使われる素材としても知られています。吸水性が高く、弾力がありその回復が早いことなど、ブラシに必要な要素がそろっていますまた。ナイロン素材は摩耗しにくいという特徴がありますから、長持ちするというメリットもあります。
ポリエステルの生地の服は汗臭くなりやすい?
ポリエステル生地の服を着ているときに汗をかくと、「何だか自分が汗臭い気がする」と感じたことがある人もいると思います。これは、ポリエステルの吸水性が低いという特徴が原因と考えられます。
ポリエステル素材は汗をかいても吸収し特徴をもつため、汗が肌に残ったままになってしまうのです。汗が残ることで雑菌が繁殖する原因となり、臭いが発生すると考えられます。
ナイロンとポリエステルどちらが軽い?
ナイロンもポリエステル素材も、両方軽いという特徴を持っているのですが、より軽いのはナイロン素材です。とくに登山用のリュックなどはグラム単位で重量を計算することが求められるため、ナイロン素材の方が重量を調整しやすい特徴を持っているといえます。
動きやすさで選ぶならナイロン素材の服
繊維がどれくらい伸びるのかということは、服として着用したときにどれだけ動きやすいかということに大きくかかわってきます。繊維の伸びやすさでいえば、ポリエステルよりナイロンの方が伸びやすいという特徴があり、動きやすい服に向いている繊維といえます。
また、ナイロン素材はロープにもよく使われる素材です。ロープはある程度伸びることによって衝撃を吸収することができるので、伸びやすい特徴を持つナイロンはロープに適した素材なのです。
ナイロン素材の服は摩耗しにくいのが特徴
ナイロン素材の特徴の一つが、非常に摩耗に強いということが挙げられます。摩耗に強いということは、何度使用しても劣化しにくい性質ということです。この特徴を生かして、ナイロンはリュックサックなどにもよく使われる素材となっています。
ナイロンは熱に弱い特徴があるので注意
ナイロン素材は耐熱性が低いという特徴があり、アイロンをかける時は低温でかける必要があるというデメリットがあります。料理をしているときに火に近づきすぎて服が溶けてしまうこともあるので注意が必要です。
太陽の光で劣化してしまうこともある
ナイロンは直接熱を加えなくても、太陽の光が当たっただけで黄色く変色し劣化してしまう可能性があります。ナイロン生地を使った服などを保管する場合は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。
肌触りがいい特徴を持つのはナイロン生地
ナイロン素材はポリエステル素材に比べて肌触りがいいという特徴があります。ポリエステル100%の生地は裏地やフリースなどに利用されることが多く、独特の肌触りとなります。ナイロン素材はポリエステルに比べて肌触りが柔らかく、肌着やストッキングなど直接肌に触れるものに多く使われています。
より洗濯に強い特徴を持つのはポリエステル素材
何度も洗濯しても伸び縮みしにくいのは、ナイロンよりポリエステル素材です。ナイロン素材は基本的に丈夫な素材なのですが、強くこすったりもんだりすると傷みの原因となるため注意が必要です。
ポリエステルもナイロンも虫害に強い特徴がある
服を長期間しまったままにしておいたら虫に食われていたという経験がある人も多いでしょう。服に付く害虫は、ウールやシルクなどの動物性繊維を好み、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は虫害にあいにくいという特徴があります。
汚れが残ったまま服を収納しないこと
ポリエステルやナイロンの素材は虫害の被害を受けないという特徴がありますが、害虫は皮脂や汗汚れを好むので、服に汚れが残ったっまま収納すればその汚れと一緒にポリエステル素材も虫に食われてしまう可能性があります。
とくに衣替えなどで長期間服を収納する場合は、しっかり洗濯して汚れをきれいに落としてから収納するようにしましょう。また、防虫剤などを用いるのも効果的です。
ポリエステル生地の特徴とメリットデメリットのまとめ
ポリエステル素材は、耐久性が高く取り扱いが簡単なことから、服だけでなくさまざまなものに利用されている化学繊維です。色々なメリットがあるポリエステル生地ですが、デメリットもあります。メリットとデメリットの両方を理解して、正しい取り扱いをすることが大切です。
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