夜に入浴する人、朝に起きてからシャワーを浴びる人といろいろな人がいると思うが、何気なく朝にシャワーを浴びている人はいないだろうか。朝目覚めが悪いから、あるいは髪のねぐせがとれやすいからという理由だけで、朝シャワーを浴びている人もいることだろう。しかし、実はその朝シャワーにも絶大な効果が期待できるものもある。

その効果の中には、女性にとってはうれしいダイエット効果のあるものも含まれており、体にとってどれほどいいものか気づいていない人も多いだろう。そもそも朝にシャワーを浴びる人もそこまでいないのではと思っている人のために、今どれくらいの人が朝にシャワーを浴びているか調べたところ、実は約10％もの人が朝のシャワーだけで済ませる人がいるのだ。

特に一人暮らしの内は住環境からシャワーで済ませる人も多いようで、仕事に行く前に目覚めのためや寝癖直しのために朝にシャワーを入る人は多いようだ。これほどの人数が朝にシャワーを浴びている事実がるわけだが、しかし、かといって全ての人が合わsにシャワーを浴びる、本当の効果を知っているわけではないだろう。

そこでこの記事では、朝にシャワーを浴びることで得られる、本当の効果とメリットを紹介し、実際にその効果を高めるための入浴方法についても紹介していこう。もちろん、デメリットもあるので、そちらに浮いても効果や意味を徹底調査したいと思う。

では、まず朝シャワーに秘められた効果について紹介する前に、朝にシャワーを浴びる人たちの肯定的な意見やネガティブな意見についても見ていこう。実はみんながみんな朝シャワーに対してポジティブなわけではない。その理由には、得意仕事から疲れて帰ってきたときにはご飯を食べてそのまま寝がちなだけであったり、風呂に入るのがどうしても面倒で朝になるといった形だ。

もちろんポジティブな意見もあり、熱いシャワーを朝に浴びることでスッキリと目を覚ますことも出来、体が活動状態になることや、朝にシャワーを浴びると化粧のノリがよかったりスタイリングしやすかったりといいことづくめと考えて朝に入る人も多いようだ。男性にしても、体を洗った流れでそのまま髭をそりやすいこともメリットの一つと感じるようだ。

上記のような意見もある中で、けっして朝にシャワーを浴びる人全員が、朝シャワーを肯定的に見ているわけではないのだ。しかし、これから紹介する朝シャワーに秘められた効果を知れば、明日からでも実践したくなるのではないだろうか。それでは、実際に期待できる効果を紹介していこう。まずは先ほどから話題に出ている目覚めの問題。

実はこの目覚めに関しては本当に根拠のある効果なのだ。朝にシャワーを浴びると交感神経のスイッチがオンになり、身体が活動状態に入るのだ。人間には体の機能を調節する自律神経がある。この自律神経には、交感神経と副交感神経があり、互いに刺激し合って身体のバランスを保つ働きをしてくれるわけだ。

寝起きの身体はまだ副交感神経が働いているリラックス状態、そこにシャワーを浴びることで交感神経のスイッチが入り、体が活動状態に映るというわけだ。より効果を高めるには、温度を少し熱めに設定し、水流を強めにして首、肩、背中にかけて3〜5分シャワーを浴びるいいようだ。

次に期待できる効果としては代謝のアップだ。そしてこの代謝がアップするとダイエット効果も期待できるという。身体の代謝が活発化することで、エネルギー消費量が増え、ダイエット効果が期待できるのだ。交感神経のスイッチが入るということは、身体が活発状態になり、代謝を上昇させるということになる。また、血行が促進されると、代謝が活発になる。

朝シャワーは、寝ている間に下がっていた体温を上昇させることや、水圧による肌への刺激で血行促進に効果が見込める。特に首を温めることで、首に通っている頸動脈の血流を促進すると、全身の血流促進にも繋がるのだ。さらに熱めのシャワーにすることで、褐色脂肪細胞という脂肪を燃やす働きをする細胞を刺激することでもさらに代謝を高めることもできるのだ。

この代謝が朝から活発になることで、ダイエット効果を見込めるのだ。早い時間からエネルギー消費が行われるので、ダイエット効果を実際に見込める形になるという具合だ。けっして根拠のない話ではないので、ダイエットをを望んでいる人であれば、ぜひ試して欲しい方法だ。

他にも朝のシャワーは効果が見込める。例えば、体臭予防効果だ。蒸し暑い夏であれば、朝に起きると汗を書いていることもあるだろう。そんなとき、朝にシャワーを浴びるとスッキリさせることがえでき、体臭を予防する効果も得られる。人間は寝ているときでも汗をかく。その量は平均して一晩でコップ一杯ほどになるといわれている。さらに、皮脂の分泌も行われている。

これらが、雑菌の繁殖に繋がり、参加したりすると体臭の原因になるのだ。その体臭の原因を朝のシャワーによって取り除くことができるようになるので、体臭の予防になるというわけだ。また、この皮脂や汗を洗い流すことができれば、化粧の乗りもよくなる効果をもたらす。こういった効果も朝シャワーには期待できるのだ。

他にも寝癖の解消も見込める。朝についている厄介な、時間を割かなければならない作業として寝癖直しは面倒と感じている人は多いのではないだろうか。この寝癖も、シャワーを浴びれば一瞬で解決することができるだろう。簡単に確実に元の状態に戻す方法は完全に根元から髪の毛を濡らしてから乾かすことにあるのだ。

こちらも一応科学的根拠がある。朝に水だけでは、毛穴が閉じてしまい頭皮も硬くなってしまう。しかし温かいシャワーであれば簡単に頭皮を温め血行も良くし、髪の毛を立たせることができるようになるのだ。その後ドライヤーもすれば完璧。これが寝癖直しの効果を高める理由だ。

ここまで朝にシャワーを浴びるメリットや効果を紹介してきたわけだが、しかしいいことばかりではない。実は朝シャワーに潜むデメリットや危険性もあるので、紹介していこう。まずは、ヒートショック現象についてだ。人間の身体は外気温に合わせて体温を調節する。急激な温度変化で、血圧が短時間の間に上下すると、心筋梗塞などを起こすヒートショック現象のリスクが高まるのだ。

シャワーをするために、暖かい室内から寒い脱衣所へ移動、そして熱いシャワーを浴びると、血圧が急激に上下する。これは体にとっては非常に危険で、注意が必要。特に冬場に朝シャワーをするときは、脱衣所や浴室内も温度を上げてからシャワーにすると対策できる。

次に時間のない朝には、洗い残しやすすぎ残しの可能性が高くなることもデメリットとして挙げられる。朝は誰しも忙しく動いているもの。そんな時間のないときにシャワーを浴びていては、限られた時間の中で急いで洗おうとしがちになる。そのため、洗い残しやすすぎ残しが多くなりやすいのだ。

特に、シャンプーのすすぎがいい加減になると、汚れがしっかり落ちないばかりか、頭皮のダメージや乾燥の原因になることもあり得る。頭皮湿疹の原因になることもあるので注意する必要があるだろう。

次に考えられるデメリットが紫外線の影響を受けやすくなるという点だ。人間の頭皮は薄い皮脂の膜で保護いるわけだが、シャンプー後にはこれが一旦洗い流されて、数時間かけてまた新しい膜が作られる仕組みになる。そのため、朝シャワーによって頭皮膜が洗い流された状態で外出すると、頭皮が紫外線の影響を直接受けてしまうことにつながるのだ。

特に、薄毛や抜け毛の原因になることもあるので、朝シャンプーをしたときは、日傘や帽子をなどで紫外線対策を心がけなければ、こういった頭皮へのダメージはさけれない。しっかりと対策をしておく必要があると覚えておこう。

また、このデメリットは、夜に入浴せずに朝のみシャワーを浴びている人に挙げられるデメリットだが、整髪料のワックスなどが髪の毛についている状態で就寝してしまうことで、日中にかいた汗などと混ざり、雑菌が繁殖しやすくなってしまうことが考えられる。

こうなると、汚れや油分などが毛穴に詰まってしまって吹き出物やニキビができやすくなったり、頭皮トラブルを引き起こしてしまう可能性が高まるのだ。朝シャワーは有効で効果の高いものではあるが、夜の入浴も十分意味のあるものなので、朝はいるからいいのではなく、夜もしっかりと入浴は行うようにしよう。

では、単純に朝にシャワーを浴びさえすればいいのかというとそうではない。上記に挙げたメリットを少しでもより効果を高めて受けるためにも、より効果を高めるシャワーの浴び方をしたほうがいいだろう。そこでその浴び方も紹介していこう。まずは、首の後ろは必ずシャワーを当てよう。そして、肩から背中、そして全身へと浴びるようにしよう。

次にシャワーのお湯は、高めの温度設定がいい。目安としては41℃程度がいだろう。そしてお湯は立ったままの状態で勢いよくたっぷりと浴びよう。お湯で身体を刺激するイメージがちょうどいい。時間は短時間で行い、目安は3-5分程度で済ませるようにすれば、効果も見込めてなおかつ時間を取ることもないだろう。

とはいえ、朝のシャワーの効果はわかったが、先ほども言ったように夜に入浴する効果もあるので、けっして朝のシャワーの効果だけを狙って、夜に入らず朝だけのシャワーで済まさないようにしよう。夜の入浴の効果としては、熟睡できる効果やリラックスできる効果などが見込める。

熟睡もできれば、次の日には疲れも取れるだろう。こういった効果があるので、けっして夜の入浴が効果がないわけではない。夜も入って、朝にはシャワーとすることで、より効果をどちらも得られるので、おすすめというわけだ。

朝にシャワーを浴びていない人、あるいはなんとなくシャワーを浴びていた人は多いだろう。しかし、効果を見てみると非常にいい効果がたくさんあることが分かった。もちろん夜の入浴にももちろんいい意味があるが、朝のシャワーと合わせて、一緒に実践してみてほしい。しかし、その際には注意点もあるので、しっかりと把握して、対策をしながら浴びてほしい。