暖かくなると少しずつ出てくるのが虫です。その虫の中でも今回は蚊について紹介していきます。寝る時に限って蚊の音が気になって眠れないとか、蚊の音で目が覚めてしまったなどという経験はありませんか?ここでは蚊の音の原因や対処法を紹介しますので、参考にしてみてください。

目次
蚊の音が気になって眠れない理由とは?
寒さが和らいでくるとだんだんと虫の活動が活発になってきます。特に蚊はとても身近な虫で、蚊の音が気になって眠れないというような経験をしたことはありませんか?日本にいる蚊は、早ければ4月くらいから11月くらいまで活動します。気温によって活動が活発になるのかそれほど活動しないのかとあるようですが、暖かくなれば基本的に蚊はいると思っていても間違いではないでしょう。
それではどうしてあの小さな蚊の音が気になって眠れないとか寝ていたのに蚊の音で目が覚めたというような現象が起きるのでしょうか?今回は蚊の音の原因やその対処法について紹介していきます。まず蚊の音と言えばモスキート音という言葉を思い出すことでしょう。モスキート音とは、たしかに蚊の音に似た高周波音のことを言います。ただ、実際の蚊の音はモスキート音ではなくピンクノイズと言われています。
蚊は1秒間に800回から1000回もの回数羽ばたきしていると言われています。その高速の羽ばたきの音から生み出される蚊の音が人間を嫌な気持ちにさせるのです。蚊の音から出されるピンクノイズは振幅が周期的に変化するのが特徴で、それによって人間の耳に残る現象を引き起こしているのです。蚊の音と言われるほどのモスキート音は、実は20代後半くらいから人間には聞こえにくくなると言われています。
しかし実際の蚊の音はモスキート音ではなくピンクノイズというものなので、年齢を重ねても聞こえてしまうのです。また蚊の音を聞くことで、蚊の音で眠れなかったや蚊に刺されてかゆかったなど嫌な記憶を思い出してしまうので、防衛本能として体が思い出してしまうという理由もあるようです。そのような理由で、夜寝ている時などに蚊の音を聞くと眠れないという結果になってしまうのです。
なぜ蚊の音が耳元で聞こえているように感じる?
それではなぜ夜寝ている時の蚊の音は耳元で聞こえているような感じがするのでしょうか?実はこれにも理由があって、蚊が耳元が好きで飛んでいるというわけではないのです。蚊は二酸化炭素や体温を察知して血を吸おうと飛んできます。夜寝ている姿を思い出してください。基本的には顔だけが布団から出ているような状態ではないでしょうか?二酸化炭素を排出するのは口や鼻です。
しかし人間は口や鼻だけでなく皮膚からも二酸化炭素を排出しています。また体温を感じるには頭でも十分です。このような理由から、蚊は人間が夜寝ている時、人間の頭部を飛び回ることになります。頭部を蚊が飛び回るとあの嫌な蚊の音を耳は敏感に察知するので、耳元で飛んでいるように感じるのです。
蚊の音対策に植物を
蚊のいる季節でも夜ゆっくりと眠れるように蚊を寄せ付けない対策について紹介していきます。蚊を寄せ付けない植物として有名なものが蚊連草です。蚊連草とはハーブの1種ではありますが、蚊を寄せ付けない植物と言うと必ず上位に出てくるものです。見た目は緑色の葉をつけた植物なので、インテリアとしても飾りやすいです。ベランダや枕元、玄関などに置いていてもいいですね。
理由としては蚊連草からは発せられる香りが蚊が嫌いなものだったり、その香りをかいだ蚊を麻痺させる効果があります。効果があると思うと人間にも不快な香りなのではと思う人もいるでしょう。蚊連草はローズゼラニウムとも呼ばれ、バラのような香りがします。したがって、人間にとってはさほど不快とはならないでしょう。また植物なので、ペットや小さい子供がいる家庭でも安心して使えるというのは嬉しいですね。
ハッカ油は蚊の音対策にも使える!
ハッカ油とは、ハッカから抽出したオイルのことを言います。ハッカというのと何だろうと思う人もいるかもしれませんが、ミントのことです。このハッカの主成分にはメンソールが含まれています。そのため、ハッカ油の香りをかぐとスーッとした清涼感を感じることでしょう。このような理由から、ハッカ油は夏の暑い時に涼しさを感じたいとか寝苦しいのを改善したいという時に使われます。
実はこのハッカ油の香りが虫よけとしても使うことが可能なのです。実際に害虫よけとしてハッカ油は使われているようです。ハッカ油の香りは蚊も嫌な香りと感じるので、蚊を寄せ付けない対策として使うことができます。ハッカ油を使う時は、薄めて使うようにしましょう。薄めたハッカ油を夜寝る前に寝室や布団、枕元にスプレーすることによって効果が期待できます。
ハッカ油は蚊の対策だけでなく、お風呂に入れたりなどさまざまなことに使うことができるので夏の時期などは持っていても損はないかもしれません。ぜひ興味があれば、ハッカ油を検討してみてください。
酢で蚊の音対策するには?
次に紹介するのは、どこの家にもありそうな調味料である酢です。酢もハッカ油と同じように、香りを嫌って蚊が寄り付かなくなるというものです。酢の酸っぱいにおいが蚊は苦手なようです。酢を蚊を寄せ付けない対策として使う場合は、夜寝る前にベッドの近くに容器に入れた酢を置くというとてもシンプルな方法です。
とても簡単な方法ではありますが、酢のにおいが苦手という人もいるので、酢のにおいが気になって逆に眠れないという人もいるかもしれません。自分の好みかどうか確認してから使うようにしてみてください。また容器に酢を入れて置いておくという方法なので、夜中にトイレに行くときや朝起きた時にその容器をひっくり返したりしないように注意しましょう。
定番の蚊取りグッズを効果的に使おう
蚊取り線香や部屋にワンプッシュするだけで蚊がいなくなる、薬剤を蒸散させるタイプのものなど定番の蚊取りグッズも効果的です。蚊取りグッズはさまざまな種類が出ているので、自分の部屋の広さや出入りが多いかなどさまざまな要因を考慮して選ぶようにするとよいです。
これまで紹介した蚊連草やハッカ油などを使う時に併用して使うと、より夜寝ている時に蚊を寄せ付けない効果が期待できるでしょう。それぞれのいい所を理解して上手に使っていくことをおすすめします。
ハーブを使った蚊の音対策
蚊連草もハーブの1種ではありましたが、他のハーブでも蚊を寄せ付けない効果が期待できるものがあります。よく料理をする時に耳にするような、バジルやタイムも効果があります。その他には、レモングラスやレモンバーム、キャットニップというハーブもおすすめです。家庭菜園をしているような人であれば、これらも合わせて育ててみるのもいいかもしれませんね。
これらのハーブは香りによって虫を寄せ付けない効果があるので、蚊だけでなく他の虫にも効果がある場合があります。また薬品ではなくハーブなので、安心して置ける所もメリットです。
蚊の音対策にはモスキート音も使える
最後に紹介する蚊の音対策は、モスキート音です。モスキート音と言えば蚊の音なので、蚊の対策になるのかと思うかもしれません。実はモスキート音は蚊にとっても苦手な音なのです。そのモスキート音を発生させるモバイルバッテリーが開発されています。このモバイルバッテリーを使うことで、キャンプなど外出先で夜寝る時に携帯の充電をしながら、蚊をよせつけないという効果が期待できます。
モスキート音を発生させることができるモバイルバッテリーは、スイッチで切り替えができるようになっているので、モスキート音を発生させたい時だけ発生させるということが可能なようです。そういった切り替えがあるととても便利で使いやすそうですね。
蚊の音に関する口コミ紹介
いるはずのない蚊の音がするうううううううううううやだああああああああああ
— あーみん (@ar3nm) February 13, 2018
蚊の音は一度気になるとどうしても耳に残ってしまいますね。蚊を仕留めたとしても、蚊の音が耳に残って眠れないということもあります。事前に蚊の音対策をしっかりしておくのがおすすめです。
蚊の音で人は起きるのかってやつ
— リおちゃん (@1919rio) February 8, 2018
やったところ本間に起きた
蚊の音ほんまにすごい
実際の蚊の音ではもちろん寝ている人を起こすことができますが、録音したかの音や蚊の音を真似た音でも寝ている人を起こすことができるようです。やはり人間の潜在意識の中に、蚊の音は嫌な音ということがインプットされているのでしょう。
蚊の音の原因を知ってしっかり対策しよう!
蚊の音の原因やどうして耳元で蚊の音が聞こえているかのように感じるのかという理由を把握することで、蚊の音の対策をとることができます。蚊は二酸化炭素や体温を察知して人間に近づくと紹介しました。その対策として呼吸を止めて体温を下げて寝るなんてことは絶対にできません。したがって、定番の蚊取りグッズやハーブ、植物などを組み合わせて使ってしっかり睡眠をとりましょう。
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