朝にクラシックを聴くことで1日の気分を高められるという人も少なくないはずです。しかしどんな曲がいいのか悩んでしまいがちではありませんか?今回は朝に聴きたいクラシックの名曲を10曲ご紹介します。ぜひお気に入りの1曲を見つけてみてはいかがでしょうか?

目次
クラシックを朝に聴く?
朝、ちゃんと目覚めることが出来ていますか?朝の目覚めによって1日のテンションが変わってしまうくらいに目覚めは大事です。朝から沈んだ気分でいるのを避けるために、朝に音楽を聴くと言う人も多いでしょう。人によって好みの音楽は変わりますが、今回は朝に聴きたい爽やかなクラシック音楽を、作曲家別に全部で10曲ご紹介していきます。
朝におすすめのクラシック J.S.バッハ編
J.S.バッハと言えばクラシックに疎い人でも1度は彼の音楽を聴いたことがあるくらい有名な人物です。18世紀にドイツで活躍し、バロック音楽における重要な作曲家の1人として多くのクラシックの名曲を生み出し「音楽の父」とまで呼ばれています。ここでは教会カンタータや協奏曲などバッハが作曲した数多くの名曲の中から朝に聴くおすすめ曲を3曲ご紹介していきます。
まずはおなじみのこの曲 「主よ人の望みの喜びよ」
バッハの多くの名曲の中からまず「主よ人の望みの喜びよ」をご紹介します。多くの場面で使われるこの曲は、クラシックを進んで聴かない人も聞いたことがある名曲と言える1曲です。静かに、ですが爽やかに響くこの音楽は朝に聴くことで目覚めをすっきりとさせてくれるクラシックの名曲と言えるでしょう。
さまざまな場所で聞く名曲 「G線上のアリア」
G線上のアリアも朝の目覚めにぴったりの人気クラシック曲です。自分の部屋じゃなくても、ホテルなどに泊まった時に朝にこの音楽を聴いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?寝起きにこの曲を聴くことで爽やかに起きることが出来ると言う人も少なくないはずです。
ややマイナーですがおすすめの1曲! 「ブランデンブルグ協奏曲 第5番 第一楽章」
クラシックを学んでいない人でこの曲を知っている人はなかなかの通と言えるのではないでしょうか。しかし軽快なヴァイオリンの音色から始まるこの音楽は、爽やかな朝の目覚めを迎えるのにピッタリとも言える、クラシックの隠れた名曲と言えます。
朝におすすめのクラシック ベートーヴェン編
ベートーヴェンも誰しもがその名前を1度は聞いたことがあると言っても過言ではない、ドイツが生み出した偉大なるクラシックの人気作曲家です。「運命」や「第九」など全9曲から連なる交響曲や、ピアノソナタ有名な曲も多い中で、朝におすすめの曲もしっかりと存在しています。ここではそんなベートーヴェンが手掛けた2曲をご紹介していきましょう。
爽やかなイメージを持つクラシックの名曲 「交響曲第6番 田園 第一楽章」
「交響曲第6番 田園 第一楽章」はベートーヴェンを代表する交響曲シリーズの1曲で、聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。静かな曲の出だしから名前の通り田園を思わせるかのような爽やかな曲調が朝にぴったりといえる人気の曲と言えます。
アニメでも使われたクラシックの名曲 「ヴァイオリンソナタ第5番ヘ長調Op.24」
「春」という愛称でも親しまれている「ヴァイオリンソナタ第5番ヘ長調Op.24」は、アニメ「のだめカンタービレ」内でも使われたことのある人気曲です。ヴァイオリンとピアノが織りなすハーモニーは、朝をすっきりと爽やかにしてくれる1曲と言えます。こちらも喫茶店やホテルなどで流れる機会も多いので聴いたことがある人も多い名曲ではないでしょうか。
曲名通り朝に聴きたいクラシック グリーグ「朝の気分」
エドヴァルド・グリーグは1800年代後半に多くの名曲を送り出したノルウェーの作曲家です。グリーグの「朝の気分」は、グリーグが作曲した劇音楽の「ペール・ギュント」第1組曲の中の前奏曲とされています。さまざまな場面で使われているので聴いたことがある人も多いクラシックの人気曲です。
「朝の気分」という曲名の通り、民族楽器の共鳴弦の旋律と同じ音階の、小鳥がさえずるような静かな出だしから流れるようなメロディーのこの曲は、目覚めに聴くことですっきりと爽やかに起きることが出来て、その日1日をいい気分で過ごせるような名曲ではないでしょうか。
朝に聴きたいおすすめのクラシック曲 「パッヘルベルのカノン」
「パッヘルベルのカノン」はドイツの作曲家で1600年代後期に活躍したヨハン・パッヘルベルが世に送り出した、パッヘルベルを代表するクラシックの人気曲です。クラシックのコンサートはもちろん、多くのアニメや映画、ドラマなどでも使われ、曲を聴けば「知ってる」という人も非常に多い1曲です。
チェロやコントラバスなどの低温弦楽器が支える上をヴァイオリンの軽やかなメロディーで織りなすこの曲は、爽やかな朝の目覚めに聴くのがぴったりのクラシック曲と言え、1日を気持ちよくスタートさせることが出来る音楽と言えるでしょう。
朝に聴きたいおすすめのクラシック曲 ヴィヴァルディ「春」
アントニオ・ヴィヴァルディはヴェネツィアやウィーンで活躍した作曲家で、カトリックの司祭だったことでも有名な人物です。多くの協奏曲などを世に残していますが、ヴィヴァルディの代名詞として有名なのが「四季」というヴァイオリン協奏曲集でしょう。その中でも「春」が朝に聴きたいおすすめの1曲となります。
第1楽章から第3楽章までで成立するこの「春」ですが、小鳥の声をイメージさせるかのようなヴァイオリンの音色は爽やかな朝をもたらすのにとても向いていると言え、朝に聴きたいクラシックの人気曲としておすすめしたいものです。晴れている日はもちろん、雨が降った日などにもこの曲で爽やかな気分になれます。
朝に聴きたいおすすめのクラシック曲 エドワード・エルガー「Salut d'Amour」
エドワード・エルガーはイギリスを代表する作曲家の1人で、行進曲の「威風堂々」など名曲を数多く残した作曲家で、彼の音楽は世界中のコンサートで演奏されることも多いです。今回はエルガーの名曲の中から、「Salut d'Amour」という曲をご紹介していきます。
「Salut d'Amour」はフランス語の曲名
「Salut d'Amour」はフランス語での曲名で、「愛の挨拶」という名前でも有名な曲です。ヴァイオリンとピアノで演奏されるものをはじめ、ピアノの独奏、管弦楽での演奏と数多くのバリエーションがありますが、誰もが知っているクラシックの人気曲として知られています。
静かなピアノから入り、歌うように奏でられるヴァイオリンの旋律とピアノが織りなすハーモニーは鮮やかの一言で、朝に聴くことですっきりとした気分で1日を迎えることが出来るのではないでしょうか。中にはホテルの朝食などのBGMとして聞いたことがある人もいるはずです。
朝に聴きたいクラシック エリック・サティ「ジムノペディ」
エリック・サティはフランスの作曲家で、それまでになかった新しい音楽を送り出すも当時は評価されず、後にラヴェルによってサティの音楽が演奏されるようになるまでは一介の音楽家に過ぎない人物でしたが、サティに影響を受けた音楽家は非常に多く、近代音楽の祖として評価され、「音楽界の変わり者」と称されています。
「ジムノペディ」は本来ピアノの独奏曲
今回ご紹介する「ジムノペディ」の第1番はサティを代表する1曲であり、本来はピアノ曲ですがドビュッシーによって管弦楽曲に編曲され、コンサートなどで演奏される「ジムノペティ」はこちらの編曲されたほうが多いとされています。しかし本来の「ジムノペディ」はピアノ曲であるため、朝に聴きたい曲なのです。
クラシックにあまり詳しくない人だと初めて聴くという人もいるかもしれませんが、ピアノの独奏曲なので静かに響き、朝に聴くことで爽やかな気分になることが出来る1曲でしょう。イージーリスニングの曲とも言え、穏やかな1日を始めるのにおすすめしたい曲と言えます。
朝に聴きたいおすすめのクラシック曲 ワーグナー「ジークフリート牧歌」
ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーは19世紀に「歌劇王」として有名な作曲家で、彼の作った音楽に心酔する人を「ワグネリアン」と呼ぶほど大きな影響を与えている人物です。歌劇曲として作られた曲の中から単独で編曲されて演奏される曲もあり、「タンホイザー行進曲」などがこれにあたります。
初めて演奏されたのは朝の7時半!
その中で今回ご紹介するジークフリート牧歌は、室内オーケストラのための作品で、クラシック好きやワーグナーの音楽をよく聞く人でもなければあまり馴染みがない曲かもしれませんが、初めて演奏されたのが朝の7時半という逸話もあるように、朝に聴いた音楽とされているのです。
トランペットさえ除けば残りは木管楽器で固められる曲で、厳かな曲調の中にも鳥の声や日の出を連想させるようなメロディーラインもあり、逸話通りに朝に聴くことでさわやかな1日を始められるのではないでしょうか。余談として名前的に勘違いしやすいのですが、歌劇「ニーベルングの指環」の3作目にあたる「ジークフリート」とは関係ありません。
快適な1日の始まりにクラシックを聴こう!

いかがでしたか?今回は朝に聴くといいクラシックのおすすめ曲を10曲ご紹介しました。有名な曲からやや玄人向けな曲まで挙げましたが、今回ご紹介した以外にも朝に聴きたいクラシックの名曲は数多くあります。ぜひお気に入りの1曲を見つけて、憂鬱になりやすい朝を爽やかに過ごしていきましょう。
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