海外発祥のアクションカメラ「Gopro」。SNSを通して日本でも知名度や人気が高まり、2017年には最新モデル「HERO6 Black」が発売されました。今回は最新モデルのHERO6 BlackとHERO5を比較した上で、注目される特徴について紹介します。

HERO6・BlackとHERO5を比較!Gopro最新モデルを調査

目次

  1. GoPro最新モデルのHERO6 BlackとHERO5を徹底比較!
  2. HERO6 Blackの特徴を紹介!①:対応フレームレートが2倍に!
  3. HERO6 Blackの特徴を紹介!②:手ブレ補正もHERO5から大幅に進化!
  4. HERO6 Blackの特徴を紹介!③:夜間撮影に強くなった!
  5. HERO6 Blackの特徴を紹介!④:新機能・タッチズーム撮影を搭載!
  6. HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!①:外観について
  7. HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!②:プロセッサーの向上
  8. HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!③:Quik Storiesとの互換性
  9. HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!④:転送速度の向上
  10. HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!⑤:HEROカメラの最も高度な安定化に成功!
  11. HERO6 Blackを使えば撮影が面白くなる!

GoPro最新モデルのHERO6 BlackとHERO5を徹底比較!

アメリカの企業「Woodman Labs」が立ち上げたアクションカメラのブランド「Gopro」。そのGoproが2017年10月に発売したHERO6 Blackは、発売から半年近く経った現在でもGoproユーザーの間で話題を呼んでいます。HERO6 Blackの特徴として、先代モデルのHERO5から性能が大幅に向上した点が挙げられますが、一体どれだけ上がっているのでしょうか?

そこで今回は性能面を中心に、HERO6 BlackとHERO5を徹底比較してみました。既にGoproのカメラを愛用している人、そしてこれからHERO6 Blackを購入したいと考えている人は参考にしてみてください。両者を比較する事でこれまで気付かなかったHERO6 Blackの魅力も見えてくるハズです。

HERO6 Blackの特徴を紹介!①:対応フレームレートが2倍に!

HERO6 Blackで大きく進化した点の1つとして、フレームレートの向上が挙げられます。フレームレートとは1秒間に何コマ撮影出来るかを表す数値で、アクションカメラには非常に重要な要素となります。元々GoProは動きのあるアクションシーンの撮影に長けた設計ですが、HERO6 Blackはフレームレートが2倍になった事で性能の方もHERO5の2倍になりました。

これで映像がより滑らかになり、スローモーション撮影にも有効的です。またフレームレートが向上した事で、HERO5から引き継いだ4K動画の撮影能力を向上させる事にも成功しました。HERO5は4K/30fpsだったのに対し、HERO6 Blackは4K/60fpsにまで上がっているので、その差は一目瞭然です。最新モデルとしてワンランク上の撮影能力を獲得しました。

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HERO6 Blackの特徴を紹介!②:手ブレ補正もHERO5から大幅に進化!

HERO6 Blackの特徴として、手ブレ補正の大幅な進化も挙げられます。その効果は軽く走りながら撮影しても、しっかりとブレを補正出来る程に強力です。HERO6 Blackの手ブレ補正をONにすると、映像の周辺部は5%程ケラれます(画面の四隅近辺がトンネル状に暗くなる事)が、歩きながらでもカメラの動きは滑らかなままで安定しています。

ただし4K/60fpsなど、4K動画やスローモーション撮影の際には手ブレ補正は作動しません。この点には注意しましょう。しかし、この欠点を知った上でも積極的に使いたくなる程、HERO6 Blackの手ブレ補正は魅力的な機能だと言えます。HERO5と比較して更に強力な機能に進化しているので、手持ちでもブレの少ない安定した撮影が可能なのは嬉しい点です。

HERO6 Blackの特徴を紹介!③:夜間撮影に強くなった!

HERO6 Blackでは夜間撮影にも強くなりました。具体的には、色の諧調限界を決めるダイナミックレンジの幅が広がり、暗い場所でもしっかり黒潰れ(暗い部分が真っ黒になって潰れてしまう現象)も抑えられるようになりました。HERO6 BlackではHERO5に引き続き夜間モードが搭載され、シャッタースピードを調整する事で長時間の露光も可能にしています。

夜間モードにはナイトフォトモードやタイムラプス(低速度撮影)といった各種機能が搭載されています。特にナイトフォトモードは低光量での撮影が可能なので、夜景を撮りたい場合などにはオススメです。この夜間モードの搭載によって、Goproの新たなる可能性が開けた気がします。明るい場所での撮影に向いているイメージが強いGoproですが、夜間など暗い場所でも是非使ってみましょう!

HERO6 Blackの特徴を紹介!④:新機能・タッチズーム撮影を搭載!

HERO6 Blackでは、タッチズーム撮影機能を新たに搭載しました。HERO5の時点で好評だったタッチパネル型ディスプレイに改良を加え、指先での操作から撮影画角の調整・変更が可能です。デジタルズームである為画質の劣化が懸念されますが、映像に変化を持たせられるという意味では価値ある機能となるでしょう。

HERO6 Blackは音声操作にも対応しており、アクションカメラに向かって音声コマンドを入力する事で実行出来るようになっています。認識率も高いので、手放せない時の操作には便利そうです。外観はHERO5と殆ど違いを感じませんが、撮影機能の大幅なパワーアップに加え本体のタフネス性能はそのままという、最新モデルに相応しい仕上がりとなっています。

HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!①:外観について

ここからはHERO6 BlackとHERO5の違いについて比較します。最新モデルを先代モデルと比較して、どのような変化があるんでしょうか?まずは外観から見てみましょう。HERO6 BlackとHERO5の外観は殆ど同じであり、ロゴマークとサイド部分の「mode」ボタンに書かれたマークが違うだけです。

具体的に説明すると、HERO6 Blackが一般的な電源マークなのに対し、HERO5は若葉マークのような形になっています。画質や機能に違いこそありますが、基本的な使い方はあまり変わらないでしょう。外観はあまり気にするような部分ではないと思います。

HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!②:プロセッサーの向上

HERO6 BlackはHERO5の2倍の性能になっている事は先程説明した通りですが、それには「GP1チップ」という新開発のパーツが関係しています。Goproなどアクションカメラのコアとなるハードウェアチップ。これに新しく最適化されたプロセッサーであるGP1チップを組み込む事で、性能や画質の向上に加え手ブレ補正やスローモーションといった新機能の搭載に成功しました。

性能が2倍に上がった事でスローモーション機能も向上し、小さな本体でありながら4Kの映像を通常の40%のスピードで再生する事や1080pの10倍スローモーションも可能になりました。よりじっくりと撮影したい時にはオススメですね。

HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!③:Quik Storiesとの互換性

GP1チップの搭載により、HERO6 Blackでは「Quik Stories」というアプリとの互換性を持たせられるようになりました。このQuik StoriesはGoproと接続されており、メニュー画面を開く事で様々な映像の検索・編集が可能です。また高度なセンサーデータを習得する事で、撮影した動画から最高のシーンをアプリが自動で選んでくれます。

今まで動画をSNSなどにシェアする場合は、ユーザー本人が編集を行う必要がありました。それをアプリ内で自動で行ってくれるようになるとは、実に便利な世の中になったものですね。Quik Storiesから映像や短編クリップを編集し、多くの人とシェア出来るようにしましょう!

HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!④:転送速度の向上

HERO6 BlackからWi-Fiが、5GHz帯になった事で転送速度が大きく向上しました。その差はHERO5の約3倍とも言われており、5GHz帯の恩恵が凄まじいものであると感じさせます。当然データの転送速度も速くなるので、データをスマホに転送する事が多い人にとって嬉しい点となるでしょう。

機能が上がった分HERO6 Blackの方が重いので、それを考慮しても転送速度がしっかりと上がった点は褒められるべきでしょう。実際にWi-Fi転送を行ってみると、その速度の向上をハッキリ実感出来るかと思います。最新モデルならではの転送速度のスムーズさを体感しましょう!

HERO6 BlackとHERO5の外観・スペックを比較!⑤:HEROカメラの最も高度な安定化に成功!

手ブレ補正に関してはHERO5の時点で高く評価されていた点の1つですが、最新モデルのHERO6 BlackではGP1チップを搭載した事で手ブレ補正が更に向上しました。またHERO6 Blackには加速度センサーとジャイロスコープの存在も外せません。それらから送られる情報を使って映像を補正する「3軸補正」により、歴代HEROカメラの中でも最も高度な安定化に成功しました。

アクションカメラの手ブレ補正については、ソニーから発売されている「Action Cam X3000」が最強だと言われています。コンパクトサイズのボディに空間光学手ブレ補正まで搭載しているので、走りながらでもそのまま安定した撮影が可能です。Goproでもいつか空間光学手ブレ補正が搭載されるなど、より安定化した撮影が実現されるといいですね。

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HERO6 Blackを使えば撮影が面白くなる!

小型で携帯性に優れるアクションカメラ。激しい動きを伴う撮影や高画質の動画撮影を必要とする際には必需品だと言えます。その中でもGoproの最新モデル・HERO6 Blackは画質も性能も大きく向上しているので、よりクオリティの高い撮影が可能です。皆さんもGoproを始めとしたアクションカメラを手に入れて、撮影を楽しみましょう!


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