さまざまな場面で活躍する「ワセリン」ですが、ワセリンを日焼け対策に使う人もいると思います。しかし、そのワセリンは実は日焼けをするという意見もあるんです。ワセリンが日焼けするのかしないのか、そして日焼けした後や、ワセリンが持つ効果について紹介します。

ワセリンは日焼けするのか・しないのか?日焼けトラブルを回避するには

目次

  1. ワセリンの効果で日焼けはする・しない?
  2. ワセリンのせいで日焼けをするのか
  3. ワセリンが日焼けするというのは昔の話?
  4. 日焼けあとのワセリンが良くない?
  5. 現在のワセリンの多くは油焼けしにくい
  6. ワセリン自体には日焼けをするのを防ぐ効果はない
  7. ワセリンの上に日焼け止めを使おう
  8. ワセリンの種類に注意
  9. 冬場のワセリンは重要
  10. 日焼け防止効果よりこまめな保湿効果は期待できる
  11. 日焼け止めを含めてワセリンの使い方の注意点
  12. ワセリンの正しい使い方と日焼け止めをうまく使おう

ワセリンの効果で日焼けはする・しない?

保湿力の効果が高いため、化粧品にも使われる「ワセリン」という製品。ワセリン自体そのものではなく、ワセリンを使ったボディクリームやハンドクリーム、そしてリップクリームなどがあります。

そして、そんなワセリンは日焼け後に保湿のために使う人も多いものです。しかし、そんなワセリンを使った製品は、実は日焼けをする原因になるとも言われているんです。

果たして、ワセリンという製品は日焼けをするのかしないのか、ワセリンの効果を踏まえて、ワセリンが日焼けをするのかしないのかについて紹介します。

ワセリンのせいで日焼けをするのか

ワセリンの中で、特に白色ワセリンと言われるものは、保湿の効果が高い製品です。乾燥しやすい冬場では、ワセリンを使った製品で、手や足、そして肌などを保湿することも多いと思います。

しかし、このワセリンを塗った状態で外出すると、ワセリンのせいで日焼けするという意見もあるようです。そもそも、ワセリン自体には日焼けをしないようにする効果が無いという意見もあるようです。

ワセリンが日焼けするというのは昔の話?

ワセリンという物質は、もともとは石油から作られたものであり、ワセリンは「油」ともいえます。石油を精製するときに、不純物から「ペトロラタムゼリー」という物質が抽出されて、それを高純度に精製したものがワセリンなんです。

そのため、この精製技術が未熟だった時代では、どうしてもワセリンに不純物が混入して、それが原因でワセリンによって日焼けするというトラブルがあったようです。

このようなワセリンによる日焼けを「油焼け」という風に表現するようです。短時間であれば、それほどワセリンによって日焼けしないようですが、どうしても長時間外出した後では、紫外線などによって油焼けによる日焼けが起きてしまうようです。

日焼けあとのワセリンが良くない?

また、ワセリンは日焼けをした後に塗るのが良くない、という意見もあるんです。それは、ワセリンのような脂分が多い製品を、日焼けした後の肌に塗ると、焼けた肌の熱が放出されなくなってしまうんです。

そのため、ワセリンは日焼けした後でも使い方は気をつける必要があるわけです。真夏の暑い中では、日中の長時間の外出ではワセリンは、油焼けが起きる可能性があること、そして、日焼けをした後ですこし時間をあけてからワセリンを利用するほうが良いようです。

現在のワセリンの多くは油焼けしにくい

とはいえ、現在販売されているようなワセリンの多くは、油焼けしないと言われています。ワセリンによって油焼けすることが、問題誌されるようになり、今のワセリンは精製度が高いものに関しては、不純物がほとんどないものになっています。

そのため、もしワセリンを顔に塗って外出しても、そのワセリンの油焼けによる日焼けはしないのが、近年の多くの商品になっています。

しかし気をつけたいのは、実はワセリン自体には「日焼け止め効果」というのはほとんど無いようです。ワセリンの元を考えると、油というわけですから、それが日焼けする原因である、紫外線を防ぐというのは考えにくいですよね。

ワセリン自体には日焼けをするのを防ぐ効果はない

ワセリンが化粧品などに使われる理由は、ワセリンのもとである石油が水分をはじいたり、肌の表面から水分が蒸発するというのを、防ぐために化粧品に含まれているわけです。

つまり、ワセリンの大きな目的は、保湿するためというのが目的なので、ワセリンが含まれたものを使用して外出しても、ワセリンのおかげで日焼けをしないとうことは期待できないわけです。

ワセリンの上に日焼け止めを使おう

こういった点を踏まえて、夏場でも肌を乾燥させないように保湿させながら、日焼けしないようにするのはどうすれば良いのでしょうか。

方法は簡単です。ワセリンを塗った上に、日焼け止めを利用するという方法なんです。肌の水分自体を蒸発させないためにワセリンを塗って、その上に日焼け止めを塗ることで、太陽による外からの紫外線をブロックするという形なんです。

また、冬場のように日焼けを気にしなくていい場合は、乳液などを顔に塗って、肌を潤わせてその上にワセリンをを使うという方法もおすすめです。もちろん、冬でも太陽による紫外線は存在しているので、長時間外出する場合は、日焼け止めを利用するのも重要です。

ワセリンの種類に注意

このようにワセリンの効果にはさまざまなものが存在し、その使い方もポイントになります。ワセリンにも種類が存在し、不純物が少ない精製度が高いものを「白色ワセリン」と呼びます。

逆に「黄色ワセリン」と呼ばれるものは、あまり精製度が高いものではなく、不純物が多いと言われています。

また、酸化しやすいという特徴があり、商品を長持ちさせるために「酸化防止剤」が使われていることも多く、直接肌につけるものとしては、あまり良いとは言い難いものです。

また、ここまで説明してきたように、精製度が低く不純物が多いということは、油焼けを起こしやすい原因になります。肌に黄色ワセリンを塗った状態で出かけると、一部だけなぜか極端に日焼けしてしまうことがあり、それは黄色ワセリンによる油焼けが起きている可能性があるんです。

またこのつぶやいきのように、ワセリンは純度が高い順にサンホワイト→プロペト→白色ワセリン→黄色ワセリンと純度がことなるようです。ワセリンといっても、やはり価格の違いにはこういった純度の違いが存在するわけです。

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冬場のワセリンは重要

冬場は空気が乾燥しているため、それを防ぐために保湿することが重要になります。ワセリンを塗るときは、塗るというよりも、肌に乗せるような感じで使用するのがおすすめです。

ごしごしと、浸透させるように塗りつけるのではなく、膜を作るように肌の上に乗せて、うすく伸ばすように使うことで、保湿効果が得やすくなるんです。

そして、ワセリンはたくさん肌に塗ったからといって、その保湿効果が高くなるというわけではないようです。

化粧水のようにベタベタとつけたほうが、なんとなく肌をより守ってくれそうな気もしますが、あまりそういったことはないようなので、無駄遣いしないようにしましょう。

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日焼け防止効果よりこまめな保湿効果は期待できる

ワセリンを使うときは、たくさん塗るよりも、こまめに肌にワセリンを乗せるような形で塗るのがおすすめです。

いままで、保湿のために分厚くワセリンを塗っていた人も、それを止めて、こまめにワセリンを塗るようにするほうが保湿効果が高まっておすすめです。

このように保湿と保護というのを繰り返すことで、こまめなケアが冬場の乾燥を防ぐワセリンの使い方になります。量としては、1日にそういったワセリンを塗るのを2回から3回ほど行うのがおすすめですね。

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日焼け止めを含めてワセリンの使い方の注意点

日焼け止めやワセリンを使うときの注意点も確認しておきましょう。まず、顔にワセリンや日焼け止めを使うときは、自分の肌に合ったものかを確認するために、使った後の肌の状態をしっかりと確認しましょう。

そして、ワセリンなどを使う場合は、しっかりと顔を洗顔して清潔にした状態で使うのがおすすめです。そして、美容液や化粧水で、肌の水分を補給させて、その上にワセリンを塗るというのが、肌の水分が蒸発するのが防げるわけです。

もし、日焼け止めやワセリンを使ったときに、肌にピリピリとしたしびれや、かゆみを感じたときはすぐに洗い流して使用を止めましょう。肌はアレルギーなどの関係で、日焼け止めやワセリン、また化粧水などに含まれる物質が合わないときあります。

かゆみなどが続く場合は、必ず皮膚科で使った日焼け止めやワセリンなどを持参して、そのトラブルについて相談してみましょう。

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ワセリンの正しい使い方と日焼け止めをうまく使おう

ワセリンの効果や、ワセリンによって日焼けするのかしないのかについて紹介しました。ワセリンは日焼け止め効果はほとんどなく、そして不純物が多いワセリンの場合は、逆に油焼けによって日焼けをするというのに気をつけましょう。

また、ワセリンと日焼け止めの両方を使う場合は、さきにワセリンを塗って、その上で日焼け止めを塗ることで、両方の効果を得られることも利用したいですね。

ワセリンを使っている商品を購入する際は、ワセリンの精製度についてチェックするのがおすすめです。安いワセリンを使ったものは、せっかくのワセリンの効果がうまく得られないこともあるので気をつけたいですね。


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