40代以上の人なら、NHKの森田美由紀アナウンサーを1度は、テレビ画面で見ているはずです。NHKの夜7時のニュースの顔として『NHKニュース7』で、平成5年(1993年)から平成11年(1999年）まで、キャスターとしてニュース原稿を読んでいました。静かな落ち着いた口調で、圧倒的な支持がありました。最近は画面への登場が少ないようですが、そんなNHKの森田美由紀アナウンサーについて調べてみましょう。

森田美由紀(もりたみゆき)アナウンサーは、昭和34年(1959年)11月8日生まれです。現在はNHKのエグゼクティブアナウンサー、つまり局次長級ということで、かなりの幹部職員で管理職です。部下の育成やアナウンス室をトータル的に管理する職務もあるようです。画面への露出が減るのも致し方ないようです。

森田美由紀アナウンサーを語るうえで、北海道、とりわけ札幌がキーワードになります。札幌育ちらしいのですが、札幌とどのように係わっていたか、そして、今も札幌をどのように考えられているか、気になるところです。NHKは全国区ゆえに、転勤は付き物で、札幌へ転勤も経験されているようです。そんな気になるプロフィールをチェックしましょう。

札幌育ちの森田美由紀アナウンサーは、札幌市立南小学校、札幌市立柏中学校を卒業しています。その後、北海道内きっての進学校、札幌南高校に進学しています。同校の卒業生には、政界、官界、財界に著名人が多く、アナウンサーも多数輩出しています。文人も多く作家の渡辺淳一さんも卒業生です。

森田美由紀アナウンサーは札幌南高校を卒業後に、北海道大学文学部に進学しています。大学では英文学を専攻し、大学在学中に教員免許を取得しています。北海道大学、通称、北大はクラーク博士の「少年よ大志を抱け」で有名な難関大学です。在学中の森田美由紀アナウンサーは卒業後に学校教員を志望していました。北大の卒業生には、宇宙飛行士の毛利衛さんがいます。

NHKへの入社も珍しいケースです。より素晴らしい社会人になるための研鑽を兼ねて、昭和52年(1984年)にNHK札幌FMラジオのDJ募集選考に応募しています。その際に、当時は暗いイメージがあったようで、本命のDJとしては採用されなかったのですが、美人であったことも幸いしたのか、ニュース番組担当のスタッフの目に留まって契約職員として採用されました。その後昭和62年(1987年)にアナウンサーして正規に採用されています。

森田美由紀アナウンサーは、NHM札幌局からのスタートですが、昭和33年(1988年)には、東京のNHK放送センターに異動になっています。その時点で、美人度だけでなく、アナウンス技術も優れていたようです。現代のようにアナウンス学校もほとんどなかった時代です。学生時代から必死に放送技術を学んだ様子もなく、その中からNHKのニュース放送に携わるようになった森田美由紀アナウンサーは、天賦の才のようです。

NHKの看板報道番組『NHKニュース7』を昭和63年(1988年)から担当されています。当時から「噛まないアナウンサー」と言われるほど、確実なアナウンス力でした。同時に「ミスNHK」と称され、独身男性に限らず多くの視聴者から熱狂的な支持を得ていました。画面に出ない日は、安否をたずねる電話があったそうです。又、体調不良で数日間休んだ時は、気遣う便りが多数届いたようです。

森田美由紀アナウンサーは、NHKアナウンサーの最高の晴れ舞台、紅白歌合戦の総合司会を務めています。紅白の総合司会は、アナウンス技術の実力は当然ですが、女性アナウンサーは美人度や人気も必要です。森田美由紀アナウンサーは、第44回NHK紅白歌合戦を平成5年(1993年)12月31日に総合司会として務めています。名実ともにNHKの看板アナウンサーの系譜をたどっています。

森田美由紀アナウンサーは、札幌ラーメンがお好きなようです。さらに、19年ぶりに2度目の北海道異動時には、アスパラにじゃがいも、ホッキ貝にサケやサンマなど、具体的に美味しい北海道名物の美味しさを再確認されたようです。地元、北海道を強く愛する気持ちが伝わってきました。森田美由紀アナウンサーも北海道の大自然のように、雄大でどっしり構えたな感じがあります。

森田美由紀アナウンサーのモットーは「笑う門には福来る」です。森田美由紀アナウンサーのイメージでは、美人ですし、お笑いと縁遠いようにも思えますが「笑う門には福が来る」がモットーと、ご自身のインターネットのサイトでも発言されています。確かに、笑って暮らせる人生は楽しく充実した人生が送れます。

森田美由紀アナウンサーの自慢は、地図が読めることだそうです。一般的に、脳の構造からか女性は地図が苦手だそうですが、森田美由紀アナウンサーは、一度歩いて訪ねた場所は何年か後に行っても、目的地へたどり着けるそうです。プロフィールにもあるように、素晴らしい学歴から地図が読めて当然といえば当然です。

森田美由紀アナウンサーのリフレシュタイムは、ジャズやオペラを聴きながらミステリーを読むことだそうです。ジャズやオペラはナンバーにより、リフレッシュよりもギンギンな気分になることもあるようですが、どうなのでしょうか。同じように、ミステリーもワクワク、ゾクゾク感が感じられますが、どうなのでしょうか。森田美由紀アナウンサーのリフレッシュは少し刺激があるものがお好きなようです。

インターネットでは、森田美由紀アナウンサー、「病気」「太った」のワードが見受けられます。病気については極めて重要な個人情報ですから、病気については慎重に調べましたが、森田美由紀アナウンサーが明らかに病気で太ったと決定付けられるような、確証記事は見当たりませんでした。確かに、二十年前に比べれば、ややふくよかになられたようですが、チコちゃんに叱られるで、大活躍中の現在、確証のない病気で太ったの推測は止めましょう。

最近、NHKの番組で金曜日のゴールデンタイムに放送されて話題になっている『チコちゃんに叱られる』があります。この番組で、チコちゃんに替わり、疑問の大部分を明確に、かつ、一部辛辣に説明するナレーションを森田美由紀アナウンサーが担当しています。ヒエラルキーの最上部に位置する森田美由紀アナウンサーが、多少毒気のあるコメントを見事に語りかけられます。中年以上に多い森田美由紀ファンは観ているようです。

『チコちゃんに叱られる』は、永遠の5歳の女の子が主役で、声は木村祐一さんがやっています。CGを駆使し、音声もボイスチェンジャーで変えています。何も考えず、のほほんと生きている大人の人々に、知っててほんの少し得する情報を教えてくれます。蘊蓄を含むナレーションを担当しているのが森田美由紀アナウンサーです。やはり、語りのエキスパートです。番組がいっそう面白くなっています。

最近は少し変わったようですが、放送の世界では、映画と同じように職人気質的な「腕自慢」の面があったようです。ある範囲の基礎技術を身に付ければ、それ以上は、個人特有の技量がものをいう部分があるようです。アナウンス技術も、基礎の上はパーソナリティーを含めて個人の個性が決め手ともいえる面もあるようです。長く人気あるアナウンサーを続けるのは厳しい世界です。

NHKの相撲中継は還暦過ぎのベテランアナウンサーが実況中継をします。噛まないアナウンサーとして知られた森田美由紀アナウンサーも、時々はニュースを読んでもらいたいものです。落ち着いた冷静な語り口を期待する視聴者は多いはずです。森田美由紀アナウンサーのずば抜けた原稿を読む技術が画面で発揮されないのは、少しもったいないようです。

最近の若者は、テレビ離れしているそうです。スポーツ中継以外はタイムリーにテレビを視聴しないようです。それでも、テレビは最も人気の高いマスメディアです。高齢化社会が進行する中で、高齢者にテレビは必須アイテムです。長年親しんだ森田美由紀アナウンサーの声を期待する人は多くいるずです。森田美由紀アナウンサーは、できる限り長く放送に携わって、美人ですからもっと画面に登場するのを期待します。

大事なテーマですが「森田美由紀アナは独身美人？」ですが、結論からいえば、今でも森田美由紀アナウンサーは独身で美人です。様々な角度から調べてみましたが、配偶者の存在や結婚、離婚のデータは見当たらず、独身のようです。それでも、長く根強い森田美由紀アナウンサーファンは全国に多くいます。そんなファンのためにも、日本一のアナウンス技術といわれる力量を、『チコちゃんに叱られる』だけでなく、もっとテレビ画面で発揮してもらいましょう。