2017年のシーズンより巨人で野球をしていた柿沢貴裕さんが、巨人から契約解除となり、その後警察に逮捕されました。この知らせは球界だけでなく、応援しているプロ野球ファンにも衝撃が走りました。プロ野球選手といえば、野球場で熱い戦いを見せてくれる存在ですが、一体なぜ柿沢貴裕さんは契約解除・逮捕となってしまったのでしょうか。

そこで今回は、元プロ野球選手である柿沢貴裕さんにスポットを当て、プロフィールや経歴、妹の柿澤史歩さんについてや嫁の存在、巨人からなぜ契約解除となってしまったのか、更にはなぜ契約解除後に逮捕までされてしまったのか、渦中の柿沢貴裕さんに迫っていきましょう。

まずは、柿澤史歩さんのプロフィールからご紹介します。柿沢貴裕さんは1994年7月30日生まれの23歳で、今年の誕生日を迎えると24歳になられます。契約解除・逮捕前は、東京を本拠地としている巨人で活躍していた柿沢貴裕さん。出身地は東京都葛飾区のようです。柿沢貴裕さんはTwitterやInstagramを利用しており、船で桜島へ行ったことや筋トレの様子などをアップしていました。しかし、契約解除・逮捕後はSNSの更新はされていません。

上の画像は、筋トレ中の柿沢貴裕さんです。さすがプロ野球選手として活躍していただけあって、ガッチリとした良い体をしています。そんな柿沢貴裕さんの身長は180cmと、成人男性の平均的な高さをしています。そして体重は86Kgと、筋肉がしっかり付いているようです。

続いては、柿沢貴裕さんがプロ野球選手になるまでの経歴をご紹介します。東京都葛飾区で生まれた柿沢貴裕さんは小学校1年生の時に野球を始め、葛飾区少年軟式野球連盟の「フレッシュバンビ」という少年野球チームに所属していました。23歳で巨人から契約解除されてしまいましたが、柿沢貴裕さんは17年ほど野球をしてきている事になります。

プロ野球選手だった柿沢貴裕さんですが、小学生の時には野球以外に柔道も習っていたそうです。柿沢貴裕さんには柿澤史歩さんという妹がおり、柿澤史歩さんは小学生の頃から柔道が上手く、柿沢貴裕さんは小学校6年生の時に4年生の柿澤史歩さんに負けてしまったそうです。自分より2つ下の妹に負けたことがキッカケで、柿沢貴裕さんは柔道を辞めて野球に専念するようになったと過去に語っています。

東京都葛飾区で生まれ、「フレッシュバンビ」という少年野球チームに所属していた柿沢貴裕さんですが、中学校入学前に母親の実家がある鹿児島県に引っ越しをしています。この為、柿沢貴裕さんは鹿児島県いちき串木野市別府にある、「神村学園中等部」に入学しています。この学校は私立であり、部活の中でも女子野球部は全国屈指の硬式野球部の強豪校である事で知られています。

柿沢貴裕さんは神村学園中等部でも野球を続け、「神村学園リトルシニア」に所属し中学3年生の夏に、全国ベスト8入りを果たしています。柿沢貴裕さんは、右投げ左打ちの選手として知られています。プロ野球選手時代は外野手として活躍していた柿沢貴裕さんですが、学生時代はピッチャーとしてプレイしていました。

続いては、柿沢貴裕さんの高校時代についてご紹介します。神村学園中等部を卒業した柿沢貴裕さんは、「神村学園高等部」に進学しています。柿沢貴裕さんはもちろん高校でも野球を続け、ピッチャーとして活躍していました。高校2年生時の「第93回全国高等学校野球選手権大会」では、1回戦の能代商業戦にて2番手として登板し、1回を投げて無失点と好投しています。

そして、3年生時春の「第84回選抜高等学校野球大会」では、2試合で合計8回1/3を投げて防御率0.00の成績を残しています。夏の「第94回全国高等学校野球選手権大会」には2試合に4番・ピッチャーとして出場しており、防御率6.00の成績となっています。柿沢貴裕さんは打撃面も優れており、計6打数3安打1打点、打率.500の成績を残しています。高校通算では23本塁打を打っており、投げるだけでなく打撃面でもチームに貢献していました。

巨人から契約解除された後に逮捕された柿沢貴裕さんですが、2012年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議にて、東北楽天ゴールデンイーグルスから6巡目で指名されています。楽天側が提示した契約内容は「契約金2,500万円・年俸600万円」であり、これに柿沢貴裕さんは同意し、楽天に入団を決めています。

高校卒業後に楽天に入団した柿沢貴裕さんの背番号は「51」に決定。柿沢貴裕さんはドラフト会議では楽天からピッチャーとして指名されていましたが、入団後に外野手登録に変更されています。ドラフト会議で柿沢貴裕さんを6巡目で指名した時の楽天の監督は、星野仙一さんです。

続いては、柿沢貴裕さんの楽天時代の成績をご紹介します。入団1年目の2013年には、柿沢貴裕さんは二軍公式戦に27試合出場しており、42打数7安打で打率.167でした。この年はホームランを1本打っており、6打点を挙げています。当時外野手だった柿沢貴裕さんは23試合で外野を守り、1試合だけショートを守ったこともありました。

柿沢貴裕さんは翌年2014年2月16日には、二軍の春季キャンプの練習中に倒れてしまい、意識を失ってしまいました。しかし、心肺蘇生術より意識が回復し、病院に搬送された際に「脱水による意識喪失発作」と診断された経験を持っています。この年は二軍公式戦には1試合のみ出場しており、球団側からは来年の支配下登録はしない旨を伝えられ、その後は育成選手契約となっています。この際に背番号が「051」に変更されています。

3年目の2015年は、二軍公式戦にセカンドとショートとして出場しています。そして、2016年の開幕前に外野手から内野手へと転向しています。同年7月14日には、二軍のオールスターゲームである「フレッシュオールスターゲーム」に、イースタン・リーグの選抜メンバーとして出場しています。この年の柿沢貴裕さんは好調であり、7月には再び支配下選手契約を交わし、背番号を「94」に変更しています。

2016年の二軍での成績が良かった柿沢貴裕さんですが、同年12月4日に元巨人の小山雄輝さんとのトレードが発表されました。翌日には巨人への入団会見が行われており、柿沢貴裕さんは小山雄輝さんの背番号だった「59」を引き継いでいます。

上の画像は、柿沢貴裕さんの巨人への入団会見時の様子です。監督の高橋由伸さんが笑顔で柿沢貴裕さんに帽子をかぶせており、新天地での活躍を期待されている様子が伝わってきます。当時の柿沢貴裕さんは開幕一軍を目指しており、高橋由伸さんも期待していたことでしょう。

2017年のシーズンより巨人で野球をするようになった柿沢貴裕さんですが、2017年・2018年と一軍での出場機会はありませんでした。二軍のイースタン・リーグ公式戦では、2017年は80試合に出場しており、打率は.227となっています。柿沢貴裕さんは、同年11月25日から台湾で開催された「2017アジアウインターベースボールリーグ」のNPBイースタン選抜に選出され、出場を果たしています。

2018年のシーズンではイースタン・リーグで48試合に出場し、打率.351と好成績を残していました。一軍での出場経験はありませんが、イースタン・リーグで好成績を残している事で今後の活躍が期待されていた柿沢貴裕さんですが、シーズン途中に巨人から契約解除され、その後逮捕されるという事態となっています。

今後の活躍が期待されていた柿沢貴裕さんですが、2018年7月7日に巨人が柿沢貴裕さんの契約解除を発表しています。なぜ契約解除になったかというと、柿沢貴裕さんは巨人の選手の野球道具をロッカーから盗み、売却していたというのです。

その犯行が行われたのは5月2日～6月21日の間で、川崎市にあるジャイアンツ球場のロッカーから12回に渡り、他選手の道具を盗んでいました。12回の犯行で盗んだ数は約110点であり、阿部慎之助さんや坂本勇さんらのバット約40点、菅野智之さん・岡本和真さんらのグラブ20数点、亀井善行さんらのユニホーム30点、スパイク数点などを盗んだそうです。

そして、柿沢貴裕さんはロッカーから盗んだ野球道具を、都内の中古ブランド品買い取り専門店やインターネットオークションで売却していたのです。これは前代未聞の事件であり、巨人ファンだけでなく野球ファンからも怒りの声が上がっています。

では、なぜ柿沢貴裕さんはロッカーから選手の野球道具を大量に盗み、売却していたのでしょうか。報道によると、柿沢貴裕さんは借金苦で生活に困窮していたそうです。ではなぜ困窮していたのか、という点ですが、柿沢貴裕さんは高級外車に乗っており、その車の維持費などに困っていたそうです。

他にも、柿沢貴裕さんは2018年に結婚しており、結婚生活で掛かる費用も重なっていたそうです。これらのことから、柿沢貴裕さんは消費者金融から借金を重ねていたと語っています。柿沢貴裕さんが盗んだ野球道具は、全て1軍で活躍している選手の物です。この理由については「1軍選手の方が高く売れるから」と話しているそうです。

7月7日に柿沢貴裕さんの契約解除を発表した、巨人。その際には被害届は出していないが、神奈川県警多摩署に窃盗の被害相談をしている事を明かしていました。野球道具が盗み出されていたロッカーには防犯カメラが設置されており、そこには道具を盗みだす柿沢貴裕さんの姿が映っていたそうです。柿沢貴裕さん本人も盗みを認めており、7月8日に神奈川県警多摩署が窃盗容疑で逮捕しています。

柿沢貴裕さんは巨人からの聞き取り調査時に、「仲間だと思って一緒にプレイしてきた選手を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪したそうです。しかし、柿沢貴裕さんは巨人から契約解除されただけでなく逮捕もされていますので、今後プロ野球選手としての道は厳しいと考えられています。

続いては、柿沢貴裕さんの契約解除と逮捕に対するファンの声を、SNS上からピックアップしてご紹介します。上のツイートでは、柿沢貴裕さんが選手の野球道具を盗み売却していた事に対し、巨人軍の品格が落ちると激怒されています。そして、野球選手としてだけでなく人としてどうなのか、と感じているようです。同じ気持ちのファンも多く、柿沢貴裕さんは取り返しのつかない事をしてしまっています。

怒りの声を上げているファンが多い中、柿沢貴裕さんが契約解除された事を残念に思う方も居るようです。柿沢貴裕さんは2013年に、楽天からの初任給50万円を石巻工業高校野球部に全額寄付されています。これは見栄だけでなく、心が綺麗な証拠でもあるはずです。そういった善意を持っていた柿沢貴裕さんが窃盗で解雇され、残念に思う方が多いようです。

それでは最後に、柿沢貴裕さんの妹・柿澤史歩さんと嫁についてご紹介します。まず、妹の柿澤史歩さんは三井住友海上女子柔道部に所属する、柔道選手です。柿澤史歩さんは、2017年に開催された「東アジア選手権」の70kg級で、国際大会初優勝を果たしています。2018年の「アジアオープン・台北」では、全ての試合を一本勝ちしており、優勝を飾っています。柿澤史歩さんは柿沢貴裕さんの2つ年下であり、今後の活躍が期待されています。

柿沢貴裕さんは、先述したように2018年に結婚されています。しかし、嫁に関する情報は一切ありません。恐らく、嫁は一般人だと考えられますが、年齢や顔立ちなどは不明です。柿沢貴裕さんは巨人での年俸が500万円であり、生活苦で窃盗をしてしまいました。今後、嫁との結婚生活がどうなるのかにも注目が集まっています。

今回は、元プロ野球選手である柿沢貴裕さんにスポットを当て、プロフィールやこれまでの経歴、契約解除の理由やなぜ窃盗をしてしまったのか、更には妹の柿澤史歩さんや嫁についてご紹介して参りました。車の維持費や結婚生活での費用などから窃盗・売却してしまっていた、柿沢貴裕さん。逮捕されてしまいましたが、今後更生する事を望むファンも大勢います。今後も柿沢貴裕さんに注目していきましょう。