ウイスキーに合うおつまみといえば、ナッツのような乾き物が定番ですが、ここでオススメしたいのはチョコレートです。ほろ苦くアルコール度数の高いウイスキーと甘いチョコレートはアンバランスに考えてしまいますが、ウイスキーに最も合うものはチョコレートと公言している美食家もおられます。なぜ、ウイスキーとチョコレートは合うのか?またウイスキーにどんなチョコレートが合うのか。またその時はウイスキーの飲み方はなどについて解説していきます。

目次
ウイスキー+チョコレートの組み合わせこと真の美味しいお酒の飲み方!
甘いながらも、カカオ特有の苦味もあって豊かな香りをもつチョコレート。どうしても若い方や女性の方から人気のスイーツなように思えますが、実は大人のお酒・ウイスキーとの相性がバツグン。甘いチョコレートとアルコール度数が高く、苦いお酒のイメージがあるウイスキーですが、それぞれの味の個性がうまく口に中で混ざった時は、次お酒を飲むときにもウイスキーとチョコレートを頼みたくなるかもしれません。
Scallywag Speyside Blended Malt
— Valotone T/A Mc Beth on Whisky (@valotone) August 11, 2018
Tasting Notes
Nose: Sweet and grainy on the nose, with freshly milled malt, porridge made with water, lemon zest, orange peel, redcurrants and a hint of woody spice.#Scallywags #Whisky #Chocolate pic.twitter.com/HxGAaTMMQQ
バーであれば、お酒以外にフードでチョコレートを用意してくれているお店もあります。家でウイスキーを飲まれる場合は、自らお好みのチョコレートを買って、最高の組み合わせを探すのも面白いでしょう。今までビールや酎ハイ、カクテルをメインで飲まれている方なら、新たなチャレンジとしてウイスキーとチョコレートの組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。そこで、ウイスキーとチョコレートのおすすめの飲み方や相性の良い組み合わせなどを、一挙ご紹介します。
ウイスキーにチョコレートが合う理由とは
ウイスキーとはどんなお酒か
ウイスキーとチョコレートの相性やおすすめの飲み方をご紹介する前に、ウイスキーとはどんなお酒なのかご紹介します。ウイスキーの原料は大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物や麦芽。これらを発酵させてアルコールを精製していきます。ウイスキーとはお酒の中でもアルコール度数が高く、度数で約40度ぐらいまでなります。アルコール度数が高い理由は、アルコールを精製したお酒を蒸留してアルコール度数を高くするためです。
ウイスキーは生産地によって名称があり、スコットランド製を『スコッチウイスキー』、アイルランド製を『アイリッシュウイスキー』、アメリカ製を『アメリカンウイスキー』、カナダ製を『カナディアンウイスキー』、日本製を『ジャパニーズウイスキー』と呼ばれます。
アメリカンウイスキーはあまりメジャーな名称でありませんが、アメリカンウイスキーのなかでもケンタッキー州バーモント郡で造られたものを『バーボン・ウイスキー』、テネシー州で造られたものを『テネシー・ウイスキー』と呼ばれます。バーボン・ウイスキーは50~79.99%がトウモロコシで造られことが決まっています。
ウイスキーとチョコレートの相性が良い理由は
Chocolate is a prevailing flavor that appears in elegant Scotch whiskies, blended malts, single grain whiskies from the 1970s and ’80s, barrel proof bourbons, wheat whiskey, and even Indian and Taiwanese whiskies: https://t.co/M6wy11bjNO pic.twitter.com/Y458ethV5h
— Whisky Advocate (@WhiskyAdvocate) August 5, 2018
ウイスキーの主原料の中に麦芽は、チョコレートの主原料であるカカオ、バターなどが相性が良いとされています。麦とチョコレートの組み合わせの鉄板といえば麦チョコであり、麦とチョコレートの組み合わせは我々にも身近なものです。他にも、チョコレートの中にビールや日本酒などを入れたスイーツが沢山売られ、お酒そのものとチョコレートの組み合わせは良いとされています。
Our new chocolate of the month is the absolutely delightful caramel whisky. Created with Thomson Two Tone Whisky and our decadent caramel centre. Buy in store or online in a box of 6. @thomsonwhisky pic.twitter.com/0gEcxKLrRP
— Devonport Chocolates (@DevonportChocs) August 14, 2018
ウイスキーであれば、チョコレートの中にウイスキーが入った、『ウイスキーボンボン』がバレンタインデーになると多く販売され、実はウイスキーとチョコレートの相性の良さは、随分前から知られていたことです。であれば、ウイスキーを飲みながら、つまみにチョコレートを食べるというのも最高の組み合わせといえます。
ウイスキーに合うチョコレートの種類とはどんなものか
ウイスキーには多くの銘柄があり、多くのウイスキーを取り揃えたバーであれば、頼む時もどれにしようか悩んでしまいます。しかし、メニューにチョコレートがあっても1種類のみというのが殆ど。そこで、お店のスタッフにどんなチョコレートを出しているのか聞いてから、チョコレートと相性のよいウイスキーを頼んでみてはいかがでしょうか。
Started tonight with a Saint-Émilion comparison. Then moved onto a whisky and chocolate tasting including two @whiskybroker, a @OldPulteneyMalt from @WhiskyExchange and a @WestlandWhiskey. Been a nice weekend before heading up to Speyside next week. pic.twitter.com/3zUYbkEDBO
— Conor (@Conorstrang) August 11, 2018
ビター系チョコレートと相性の良いおすすめのウイスキー
原料であるカカオの割合が多いビター系のチョコレートは、ほろ苦さとカカオの香りを楽しむ大人の味です。苦味とカカオの香りの強いチョコレートであれば、麦芽の香りを寝かすときに使う樽のスモーキーな香りが比較的強いウイスキーがおすすめです。
飲み比べ。
— スイーツ猫館長😻 (@sweets_dojo) August 15, 2018
やはり年数には勝てぬか…#ボウモア pic.twitter.com/Nc4Tk7IArQ
そういったウイスキーであれば、スコッチのなかでもアイラ島という島で造られた『アイラウイスキー』との相性が良いでしょう。ウイスキーの樽の内側を『ピート』と呼ばれる土の中にある燃料を用いて燻り、独特のスモーキーな風合いを生み出しています。銘柄であれば『ボウモア』や『ラフロイグ』、『アードベック』というのがメジャーなところです。
ウイスキーを飲みます
— ぼんば (@bonbagin) August 14, 2018
アードベックのピーティさは良いものですね pic.twitter.com/ccIOZ2UViA
ミルク系チョコレートと相性の良いおすすめのウイスキー
ミルク系のチョコレートは、ミルクの割合を多くしてビター系のようなほろ苦さを抑え、甘みの強いチョコレートです。市販されるチョコレートはミルク系が大半を締め、安価で購入できます。このようなチョコレートは、マイルドで喉越しもスムーズなウイスキーがおすすめです。具体的には、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを合わせたブレンデットウイスキーが良いでしょう。
3杯目はシーバスリーガル12年のハイボール!乾杯🍻🍻 #シーバスリーガル #ハイボール #ウイスキー #ツイッター晩酌部 pic.twitter.com/T6lvTtzqUP
— 類的酒場の放浪日記 (@ruiteki_sakaba) August 10, 2018
ブレンデットウイスキーの代表格は、スコッチウイスキーの『バランタイン』、『ジョニーウォーカー』、『シーバスリーガル』など。ジャパニーズウイスキーであれば『響』が有名です。これらはモルトウイスキーより飲みやすくミルク系ウイスキーと飲めば、ミルクの甘さと、麦芽のほんのりした香りがベストマッチします。
ジョニーウォーカー黒ラベル
— りょーちん酒場 (@Glen_Ryotn) August 11, 2018
「ジョニ黒」の愛称で有名なブレンデッドスコッチ。
昔の日本では超高級品の代名詞だった。
万人ウケするタイプ。pic.twitter.com/od6QM6It5Y
ホワイトチョコレートと相性の良いおすすめのウイスキー
ホワイトチョコレートはココアバターを使用し、カカオの苦味となる褐色(チョコレート色)部分を取り除いたチョコレートです。チョコレートの中でも甘みが一番強く、ミルクのようなまろやかさもあります。甘さが強すぎるということで大人の方からは好まないという声も多数聞かれますが、ウイスキーと一緒の食べればホワイトチョコレートの甘さもウイスキーの芳醇な香りと苦味で、美味しく召し上がることができます。
ホワイトチョコレートには、バニラ風味のある甘みのウイスキーがよく合います。まず一つ目に、バーボンウイスキーの『メーカーズマーク』。ボトルの先端が赤いロウでコーティングされているのが特徴です。味はバーボンの辛さもありつつ、小麦が使用されライ麦よりも繊細な甘みと滑らかな口当たりです。クリーミーな味わいとしてはバーボンの中でハイクオリティーで、ホワイトチョコレートとは最高の相性を実現させます。
会社の帰り道に19時までハイボール100円に惹かれて入店。
— Nap (@napict) August 11, 2018
100円のハイボールだから期待なんてしてなかったけど、すんごい美味しかった。
レシート見たらメーカーズマーク ハイボール
早速買ってしまった pic.twitter.com/ma1gy2D5Pl
二つ目に、アイリッシュウイスキーの『ブッシュミルズ』が挙げられます。ブッシュミルズは、なんと創業が1608年。現存するアイリッシュウイスキーの蒸溜所では、世界最古の歴史を持つウイスキーです。原料はノンスモークの麦芽とピートの香りを全くつけない麦芽を使用したモルト原種にこだわり、3度の蒸溜を行いクリーンでスムーズな味わいを実現。キャラメルのような香ばしさもあって、ホワイトチョコレートと相性が良いです。
ブッシュミルズ ブラックブッシュ pic.twitter.com/Vd8BTiPcxU
— 今月色々書くひと (@tricken) August 13, 2018
フルーツ系のチョコレートと相性の良いおすすめのウイスキー
ラズベリーやオレンジなどのフルーツが入ったチョコレートであれば、ウイスキーもフルーティーな味や香りがするウイスキーがおすすめです。ベリー系であれば、爽やかな酸味やフルーティな芳醇さがあるウイスキーとの相性がよく、スコッチウイスキーの『マッカラン』やジャパニーズウイスキーの『山崎』や、『白州』がおすすめです。
『マッカラン18年』のオールドボトル入荷しております。いつかは飲んでみたいウイスキーで日々眺めて味わいを想像する毎日です。1973年(昭和48年)に蒸留されたこれこそシングルモルトのロールスロイス!!眠っているウイスキー買取します。 #マッカラン #買取 #買い取り #オールドボトル #古酒 pic.twitter.com/WZiRX7zKKO
— LiquorOFF OSU 大須万松寺通店 (@LiquoroffO) August 12, 2018
オレンジ系のチョコレートには酸味が強く、マイルドな甘さのあるウイスキーとの相性が良く、ジャパニーズウイスキーの『余市』やスコッチウイスキーの『グレンフィディック』や『グレンモーレンジ』がおすすめです。フルーツ系のチョコレートとウイスキーの組み合わせは、女性の方にもおすすめです。
夏の週刊セットメニュー その5
— ひとくちウイスキー (@hitokutiwhisky) August 1, 2018
本日より #グレンフィディック セットの販売を開始しました。
お飲み比べにぜひどうぞ。
グレンフィディックセット 3ピース - ひとくちウイスキー https://t.co/8rvAFROSbt pic.twitter.com/7sB757k39e
チョコレートと相性の良いウイスキーの飲み方は
最近、ウイスキーの飲み方といえば、ウイスキーを炭酸で割ったハイボールが定番になってきており、ウイスキーをハイボールで飲むのであれば、フルーツ系のチョコレートがおすすめ。また、クラッシュドアイスを詰めたロックグラスで飲む『ミスト』と呼ばれる飲み方でもフルーツ系は良い相性です。ビター系であれば、ストレートやオン・ザ・ロックといったウイスキーの味をそのまま生かした飲み方がおすすめです。
\爽快!ウイスキーミスト /
— ニッカウヰスキー【公式】 (@nikka_jp) June 13, 2018
グラスにクラッシュアイスをたっぷり詰めてウイスキーを注ぐ!この後、よ~くステアするのがポイントじゃ!しばらくすると表面に霜が付いて“霧=ミスト”に覆われたように白くなる!それが名前の由来なんじゃよ!夏にぴったりの一杯じゃな!#父の日はブラックニッカで乾杯 pic.twitter.com/a5lLvQc7Yj
ミルク系でもストレートやオン・ザ・ロックがおすすめですが、水割りやハイボールでも良い相性を生み出します。ホワイトチョコレートでは、クリーミーなウイスキーの良さをそのまま活かすためにロックがおすすめです。
ブッカーズ 2018
— saka (@usagikusyon) August 6, 2018
やっぱりめちゃうまい。甘みと酸味のバランスが秀逸過ぎる。基本的にウイスキーはストレートでしか飲みませんが、ブッカーズはロックも気に入ってます。ロックで飲むときは写真2枚目くらいの色合いになった頃が、すごく好き。 pic.twitter.com/pWVBPHbPYc
ウイスキーとチョコのタッグを楽しもう!
ウイスキーとチョコは相性が良いので、ウイスキーロックやハイボール、どちらでも楽しめると思います。
— 知っておくと格好いいお酒の知識 (@el_zmpfu) August 13, 2018
チョコの種類はビターでなくても、ミルクチョコでも良いと思います。 pic.twitter.com/yGVG81sojD
ウイスキーとチョコレートの相性や、おすすめの組み合わせについてご紹介していきました、最後に、美味しい食べ合わせのことを『マリアージュ』と呼び、ワインとチーズなどでよく用いられる表現です。一方、ウイスキーとチョコレートでもマリアージュはしばしば使用され、ウイスキーのブレンダーやウイスキー評論家から最適なチョコレートとのマリアージュを伝承しているセミナーなどもあります。あなたも独自のマリアージュを探してみてはいかがでしょうか。
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