匿名電子掲示板2ちゃんねる(2ch)は、毎日数多くのスレがたち、そして消えていきます。そんな2chのスレの中には、多数の方が閲覧し書き込みをしたような「名作」と呼ばれるスレもコピペされて残っています。今回は2chスレで感動する話、浮気や不倫の話し、2chで「殿堂入り」と言われている名作をご紹介します。

2chは1995年5月に「ひろゆき」と名乗る方が個人サイトとして設立されました。現在では少し事情が変わってきていますが、未だ多くの方が利用している、匿名の電子掲示板です。ネットをされている方なら1度は見たことがあるのではないでしょうか。

様々な分野に分れている「板」の中に特定の話しをされる「スレッド」が投稿され、そのスレッドにまた様々な方が返信されます。投稿される方は匿名ですのでどこの誰かはわかりませんし、真意も不明です。「ひろゆき」さんは2chを利用するのに「嘘を嘘と見抜けない人は…」とも言っています。

2chには毎日膨大なスレがたち消えて行きますが、ネットにコピペされ残っていくような話も数多くあります。今回は2chの「名作」と言われる話をそれぞれまとめました。どこかの誰かが経験した感動する話、浮気をされた話などの名作を読んでみて下さい。

2chでも名作で殿堂入りと言われている「彼女が天涯孤独になった」は、投稿者26歳男性、彼女25歳、高校生の時から付き合っていた二人ですが、ある日彼女の両親と弟が事故で亡くなってしまいます。彼女慌てる投稿者にスレ住人の言葉。葬儀が終わるやいやな彼女の遠縁やお祖母さんは遺産の話しをしてきます。多くのコピペサイトに転載されていますので読んで感動して下さい。

2chの名作スレでも「風俗行ったら人生変わった」は映画にもなりましたのでご存じの方も多いかもしれません。29歳でコミュ障の投稿者は、ある日勇気を出してデリヘル譲をホテルに呼びましたが、緊張して倒れ、それをデリヘル譲が介抱してくれたことで好きになってしまいます。タイトルは扇情的ですが恋愛物語としての名作です。

「モスバーガーのきれいな食い方教えれ」は2chでもネタスレと言われていますが、名作です。投稿者はモスバーガーを綺麗に食べることができないと、自分の地元での食べ方をスレ住民に説明するのですが、言葉での説明になるのでスレ住人は誰も理解できません。とても笑える名作で、コピペサイトでは投稿者が書いた「絵」も載っていますので読んで見て下さい。

「池沼と付き合ってた話をする…」ですが、池沼(ちしょう)は2ch用語で知的障碍者のことです。投稿者(女性)は高校2年の時、罰ゲームで暮らすの池沼の男性と10日間付き合うことになりました。投稿者は彼と付き合ううちに彼のことを理解していきます。とても考えさせられる実体験で感動必須です。コピペサイトなどで読んで見て下さい。

「中学の頃ヤクザをエアガンで狙撃したら大変なことになった」もコピペサイトで転載されています。15歳だった投稿者はエアガンに嵌っていて、父親に買ってもらいます。その頃投稿者の住む地域では暴力団の抗争が起きるかもしれないと言われていました。投稿者は色々と考え、「なぜか」「ヤクザをエアガンで狙撃しよう」となりました。笑えますがとても危険な遊びです。

浮気に関するスレも2chでは多いのですが「熱湯バット男」は名作として多くのコピペサイトが転載しています。投稿者(男性)は付き合っていた彼女に子供が出来結婚しますが、嫁の行動がおかしいので出張する際にビデオカメラを仕掛けます。嫁は大学時代からの付き合い相手と浮気、子供のその男性の子供でした。

弁護士に相談しましたが、離婚理由にはなるけれど刑事罰は難しいと言われ自分で裁くことを決心します。出張と偽り、浮気相手が家に来たのを確認してから、自分も家に行き、壮絶な復讐をします。浮気をしたせいで3人の大人と1人の子供の人生が変わってしまった話です。

「会社を早退して自宅戻ったら彼女が合鍵使って間男と風呂場でイチャイチャ…」は二人の両親に挨拶もすませ、そろそろ結婚というカップルの男性が投稿者です。ひとり暮らしの彼は彼女に合いカギを渡していました。ある日、具合が悪く会社を早退すると、風呂場で彼女が浮気相手といるのがわかりました。

投稿者は風呂場の前にソファを置き戸が開かないようにしてから、浮気相手の携帯から浮気相手彼女にメール、また彼女両親にも連絡し家に来てもらいました。浮気相手彼女両親、浮気相手両親まで来ることになり、そこで風呂場の戸を開け、録音して話合い。後日談も良いので2chのコピペサイトなどで最後まで読んで見て下さい。

「嫁の浮気相手の妻が来た」は、投稿者(男性)は結婚2年半、9ヵ月の子供がいる家庭で、ある日会社の前で「アナタの奥様の浮気相手の妻」と興信所の方が表れます。3人でホテルの前に行くと嫁が浮気相手を出てきました。

相手の男性は嫁の元上司、一度は別れたけれど結婚後に復活、子供も浮気相手との子供でした。嫁との話し合いではとても酷いことを言われる投稿者ですが、嫁の浮気相手は嫁だけでなく他にも何人もいることがわかります。その後もゴタゴタが起こり…投稿者さんが大変な思いをした話です。

「帰宅すると妻と間男が風呂に入っていた」も2chの浮気スレの名作と言われコピペサイトに多数転載されています。投稿者は男性、ある日忘れ物をして家に取りに帰ると、嫁と浮気相手が風呂に入っていました。マッチョな投稿者は風呂場に入り浮気相手を居間まで引きずっていき、泣きながら壮絶な復讐をします。

嫁の浮気相手はパート先の社員、嫁は妊娠していました。投稿者は取り調べを受けましたが「強盗だと思った」で通し、刑事告訴はされませんでした。後日浮気相手の両親が弁護士を連れて示談金を持ってきました。壮絶ですが最後の「誰か助けて」と涙する投稿者の気持ちがとても哀しい話です。

「ゲーセンで出会った不思議な子の話」も2chで名作スレと言われています。書籍にもなったのでご存じの方も多いかもしれません。格ゲーの好きな投稿者(男性)はゲーセンでゲームに負けて泣く女性に出会います。彼女に話しかけた投稿者は少しずつ彼女と仲良くなっていきます。

いつも帽子をかぶっている彼女にはゲームと創作が好きな兄がいますが、兄は好きなことをさせてもらえず心を病んで入院してしまいます。彼女は美大生になり兄も好きだったゲーム会社に就職するのが夢でした。ある日彼女から「大きな勝負が待っている」とメールが届き…感動して泣ける2chの名作スレです。

「ぼっちだったから夏休みはホームレスと飯食ってた」は、母子家庭の投稿者(男性)が小学4年生の頃の話しです。母親は生活のために忙しく働き、学校ではぼっち、料理に興味をもち夕方1人でご飯を作り1人で食べるという生活。寂しいのでピクニック気分を味わうため近所の空き地でご飯を食べることを思いつき実行します。

空き地でご飯を食べ始めた3日目、土管の中に住んでる「おっさん」と知り合います。次の日から投稿者は「おっさん」の分も食事を作り一緒にご飯を食べるようになりました。夏休みになり空き地に入り浸っていた投稿者ですが…。文章がとても上手く引きこまれる、2chに投稿された切ない話です。

2chに投稿された「ニートだった俺にいきなり息子ができた」は、院卒ニートの投稿者(男性)が夏、祖母の家に遊びに行きました。祖母の家の近所では老夫婦がやっていた飲食店があったのですが、奥さんが倒れたため閉店中。祖母に言われその店で話をすると、従業員として働くことになり、ご主人と店を再開することに。

資格もとり何度目かの夏、1人の少年が物欲しげな顔で店の前にいました。「あー…あまりもんでも食うか?」「ごめんなさい」少年がどこの子なのかはわかりませんが、ほぼ毎日ご飯を食べに来るようになった頃、店に金髪ロングの派手な女性が現れました。投稿者さんが良い人なのはもちろん、ちょっとしたことで人生は変わるのだなと思える話です。

資格もとり何度目かの夏、1人の少年が物欲しげな顔で店の前にいました。「あー…あまりもんでも食うか?」「ごめんなさい」少年がどこの子なのかはわかりませんが、ほぼ毎日ご飯を食べに来るようになった頃、店に金髪ロングの派手な女性が現れました。投稿者さんが良い人なのはもちろん、ちょっとしたことで人生は変わるのだなと思える話です。

「前世の記憶あるんだけど質問ある？」はとても不思議な2chの名作スレです。投稿者(男性)は小学生のときに交通事故にあい、眠っている間ずっと前世の夢を見ていました。これがただの夢でなく、前世の住所・自分の名前・両親・誕生日、前世の自分は事故で死んだことまで全部覚えていることでした。

「今日義父におとんって言ってやったよwwww」は感動する2chの名作スレです。投稿者(男性)は小学4年生の時に、両親・弟妹を事故で亡くし、天涯孤独になりました。祖父に引き取られたのですが、祖父が中学1年のときに亡くなり、それからは親戚をたらい回しになる生活を送ります。そして、中学3年の時に遠縁の夫婦に引き取られることになりました。

遠縁の夫婦はとても良い人で、投稿者は高校から国立大学へ進みます。弁護士を目指した投稿者が大学2年の時に、養母が突然倒れて半年後に亡くなってしまいます。隣で寝ていて気付けなかったことを土下座で謝る投稿者に「俺はお前のなんだ」という義父。最後は涙なしでは読めないほど感動する2chでも有名な名作スレです。

2chでも有名な「本当にあった海の怖い話」は、投稿者(男性)が高校2年の夏、友達と3人で遠浅の海水浴場へ遊びに行きます。浜からかなり離れた所まで行き、遊んでいたのですが帰るときに、足をとられて動かなくなりました。海草だと思った投稿者は潜って右足首を触ったら、人間の手が巻きついていました。

パニックになった投稿者は何度も海水を飲み、もう駄目だと諦めたとき不意に手が離れ、夢中で浜へと戻りました。友達は当然信じてくれませんでしたので、その後誰にもその話はしませんでしたが、10年後顔見知りが連れていた男性にいきなり「水が怖いの治りました？」と聞かれました。どういう意味なのか聞く投稿者にその男性は驚くような話をされます。前半は怖いのですが後半は感動する話です。

「死んだ猫が助けてくれた？高校生のときの体験」は投稿者が高校生の頃、吐き気と眩暈で早退し、タクシーで帰ろうとコンビニでお金をおろし外へ出ると雨が降っていました。雨の生臭さが気持ち悪く、そのままタクシーに乗ると吐いてしまうと考えた投稿者は歩くことにしました。眩暈が酷くなり雨の臭いも生臭くてうずくまってしまった投稿者。

中学生位の男性が「匂いに当てられたんじゃ？」といいラムネのような物をくれました。少し楽になった投稿者ですが、男性は「近道を知っているから送る」と言い、さっさと歩いていきます。(会ったばかりで自分の家も知らないのに)と思いましたが、何か楽しくなった投稿者はついて行きます。

狭い隙間をするすると進む男性について行くと、自分の家のすぐ裏につきました。なんだか狐につままれた感じの投稿者ですが、その後大学生になり、送ってくれた男性とそっくりの先輩と出会います。2chには猫の話しも多いですが、この話はとても不思議な名作です。

「お盆が来る度に思い出す不思議な話」はタイトルどおり2chでもとても不思議な話です。投稿者(男性)の実家は古く部屋数の多い家で、父親は亡くなり、祖母(父の母)と母親二人暮らしでした。お盆には投稿者の4歳の長男と実家へ帰りました。

息子は空部屋で笑ったり誰かと話しているような言動をしていました。「なにしてたの？」と聞くと「じいちゃんと遊んでいた」「じいちゃんって？」と聞くと仏間の父の遺影を指す息子。祖母は「お盆だから帰ってきてるんだ」その後も1人で誰かと遊んでいた息子。

自宅へ帰る前の日、息子は母に突然「長崎がよかったって」と言いました。泣きながら「じいちゃんが言ったの？」と聞いた母にうなずく息子。泣き続けた母の話しを聞くと…。お盆にはやはり帰ってきてくれているのだと思える、とても不思議な2chのスレです。

2chに数多くあるスレから、感動するスレや浮気のスレの名作をご紹介しました。2chには「釣りスレ」と言われる実話でなく創作された名作もありますが、ここでは実話だと言われているスレをまとめました。いずれも名作ですので1度読んでみて下さい。