ゴムパッキンのカビをゴッソリ落とす方法!黒カビを簡単に除去できる方法を調べました。お風呂掃除の際にとてもやっかいなのが、ゴムパッキンに付着した黒いカビです。こすってもなかなか除去できず、しばらくするとまた同じ場所にカビが生えてしまいます。市販の洗剤を使ってもあまり効果があるようにも思えず、お困りの方も多い方と思います。今回は、そんな掃除しづらいお風呂場の黒カビを除去できる、簡単な方法をご紹介いたします。

ゴムパッキンのカビをゴッソリ落とす方法!黒カビを簡単に除去する方法は?

目次

  1. お風呂場のゴムパッキンのカビを綺麗にしたい!
  2. ゴムパッキンに生えるカビの正体
  3. ゴムパッキンのカビを放置すると・・・
  4. ゴムパッキンのカビを簡単に掃除する方法
  5. ゴムパッキンのカビを除去する方法まとめ

お風呂場のゴムパッキンのカビを綺麗にしたい!

お風呂には湿気が溜まりやすく、壁や天井のゴムパッキンにはカビが生えやすくなっています。ゴムパッキンに生えた黒カビを、皆さんはどのように掃除しているでしょうか。面倒くさがって放置していると、喘息やアレルギーなど、他にも体に様々な悪影響を及ぼします。なんとかゴムパッキンの黒カビを除去したい方のために、今回は頑固で取りづらい黒カビを簡単に除去できる方法をご紹介いたします。

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ゴムパッキンに生えるカビの正体

そもそもこのカビとはいったいなんなのでしょうか。食品に生えるカビや、お風呂のゴムパッキン窓のサッシに生えるカビにはどんな違いがあるのでしょうか。本項では、カビの種類やその違い、特徴などを解説いたします。そもそもの発生の仕方を知っていれば、カビの予防にも役立つと思いますので、参考までにご覧ください。

カビって何?

梅雨のジメジメした時期や、お風呂場の天井など、湿気の多い場所に発生するのがカビです。カビは「きのこ」「酵母」と同じ「真菌類(しんきんるい)」とよばれている生きものです。世界中に4万種類以上も存在しています。梅雨になるとカビが出てくるのは、カビが育つのにぴったりの環境になるからです。それは、温度が20度以上で、空気がしけってジメジメした状態のことで、お風呂場や窓に多いのもそのためです。

カビは、「胞子」とよばれる小さな種のようなものから育ちます。普段は空気中に漂い、栄養となるものに付着し、条件がそろうと根っこのような菌糸をのばして急成長し、また胞子を作って空気中に飛ばします。カビはどこにでも発生する可能性があり、プラスチックや金属製品にまで発生します。温度も、5度~35度程度なら十分なため、冬の低温や夏の高温の環境でも育ちます。

水回りにありがちなカビ『赤カビ』

水回りのあらゆるところに現れる、ヌルヌルとしたピンク色の汚れが「赤カビ」です。この正体は「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種で、高温多湿の場所を好み、水回りであればすぐに繁殖します。とくにお風呂場の床や浴槽、シャンプーラックなどに多く、洗面台やキッチンの排水口、ハンドソープボトルの裏側などにも現れます。黒カビのように根を張るわけではないので掃除は比較的簡単ですが、繁殖スピードが早く、根絶しないとまたすぐに発生するのが特徴です。

食品に生えるカビ『白カビ』

食べ物に生える白カビの主な種類は、「アスペルギウス(コウジカビ)」と、「ユーロチウム(カワキコウジカビ)」です。その名の通り、麹として醤油や味噌づくりに使われることもあります。健康に害のあるものとないものがあり、健康に影響のないものは食品製造に使われますが、害のあるものは肝障害、腎障害を起こすことがあります。カビの色が白、青、緑、黒、黄土色、茶と『白カビ』の名に反して色とりどりです。

深く根を張るカビ『黒カビ』

ゴムパッキンに生える黒カビの正体は、主に「クラドスポリウム(学名)」という種類のものです。「クロカワカビ」とも呼ばれています。湿度のある場所を好み、お風呂以外でも結露した窓のサッシや、水分の溜まったエアコンの内部にも発生します。カビ毒(カビが代謝して空気中に放出する害のある物質)は、主なカビの種類の中でも少なめですが、人間が体内に取り入れるとアレルギーや喘息の原因になることもあります。

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ゴムパッキンのカビを放置すると・・・

カビはお風呂の床やゴムパッキン、洗面所の水回りに発生することがよくあります。一人暮らしをしている人などは、最初はこまめに掃除していても、ついつい面倒臭がって放置してしまうことはないでしょうか。掃除するのが大変だからと放置してしまった場合、カビはどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。本項では、カビからもたらされる影響に解説いたします。

カビから引き起こされる病気

カビ汚染したところでは多量の胞子が飛散します。長期暴露され続け呼吸器系に入ると喘息などのアレルゲンとして、過敏性のアレルギー症状が考えられます。夏型過剰性肺臓炎(抗原の反復吸入によって起こるアレルギー性肺炎。夏に多いため夏型と言われる)などありますが、やはり多量の胞子暴露によります。また、臭気で反応する人もいます。臭気はシックハウス症候群として知られています。

カビの悪影響①『咳による被害』

喘息、肺炎などの気管支に疾患のお持ちの方は、咳が止まらなくなることがあります。特にお子さまや高齢の方、風邪で免疫力が弱まってしまっている方は重い症状になる可能性があります。一度肺炎で入院して退院後、家に帰ってきたら繁殖したカビのせいで家に住めなくなった、という話は少なくありません。肺や気管支が弱っている人にとっては、思い出あふれる自宅にもカビ菌生えてしまうともう住めなくなってしまいます。

カビの悪影響②『感染症』

カビ菌というのは胞子を吸う分には普通の免疫を持つ一般の健康な方には問題ないのですが、病気などで免疫が低下してしまった方の場合、真菌症という病気に感染しやすくなります。皮膚に発生する疾患や、最悪の場合、肺や呼吸器にカビが発生する疾患などが挙げられます。まだ免疫力の弱い赤ちゃんのほっぺにカビが生えてしまうケースも存在します。健康的な免疫力があるうちは問題ないカビでも、免疫が弱っている状態で触れると一気に重大な被害になってしまいます。

カビの悪影響③『アレルギー』

アレルギーは、カビやその胞子を吸引して、免疫系が異物として排除しようとすることで起こる喘息やアレルギー性鼻炎(花粉症に近い)になる場合があります。カビが皮膚に付着した場合は、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を引き起こす可能性があります。皮膚が乾燥や虫刺されでもないのにかゆい症状がある場合、カビが原因とも考えられます。この症状に関しては、自分の身体に対するケアと、カビやほこりを周囲から減らす環境に対するケアと両方するのが効果的です。

カビは放置厳禁!

軽く挙げただけでもこれだけの被害をもたらすのがカビです。「少しくらいいいや」「一人暮らしだから気にならない」など、ちょっとした油断でカビを放置していると、人体に対して思いもよらぬ悪影響を及ぼします。カビは決して放置せず、見つけたらすぐに対処しましょう。ゴムパッキンの黒カビなどは放置すると除去しづらくなってしまうので、早期の対処が重要です。

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ゴムパッキンのカビを簡単に掃除する方法

ここまでは、カビの種類や特徴、放置した場合の悪影響について解説いたしました。本項では、ゴムパッキンに付着した黒カビをメインに、赤カビなどの他のカビを簡単に除去する方法や、カビ発生の予防、対策などについて解説していきます。お風呂場のゴムパッキンとカビは切っても切り離せない関係にありますから、しっかりとカビ対策について学んでいきましょう。

黒カビの簡単な除去方法①

ゴムパッキンの軽い黒カビに対してなら、カビ取り用の洗剤を使用するのが一番手っ取り早く確実です。カビ取り用の洗剤は数多くの種類が販売されていますが、迷った時にはシンプルなものを選ぶとよいでしょう。「カビハイター」や「カビキラー」など、昔から販売されている商品は確実な実績がありますのでおすすめです。ゴムパッキンの黒カビに吹きかけ、数分程度放置したのちに拭き取れば、軽い黒カビは除去することが出来ます。

黒カビの簡単な除去方法②

次は、すでにカビがゴムパッキンの深くに根付いてしまって、ただカビ取り洗剤を使用しても除去できない場合です。黒カビがある部分を水気が残らないように拭き取り、カビ取り洗剤を吹きかけます。その後、ティッシュをその上からゴム手袋でぴったり張り付くようにくっつけます。30分程度放置し、拭き取れば黒カビ除去の完成です。ティッシュ、洗剤、ティッシュを張り付ける用のゴム手袋と、必要な道具が少ないのでおすすめです。

黒カビの簡単な除去方法③

ここまでご紹介した方法でも除去出来ない場合、もはや最終手段を取るしかありません。ゴムパッキンのカビを除去する専用の洗剤を使用しましょう。昔よりもカビ取り洗剤の品ぞろえは豊富で、ゴムパッキン専用のジェルタイプなどが販売されています。通常の方法で取れないカビは、無理せずゴムパッキン専用の洗剤に頼りましょう。

ゴムパッキンを掃除する際の注意点

ゴムパッキンの黒カビを除去する際に、絶対にやってはいけないことがあります。ゴムパッキンは柔らかく傷がつきやすいものです。ついつい強い力で擦ってしまうと、ゴムパッキンに傷がつき、そこからカビがさらに奥深くまで入り込みます。周囲に跳ねたカビも再び繁殖を始めてしまい、より被害が大きくなってしまいます。ゴムパッキンの黒カビを擦る際は、毛の柔らかいブラシを使用して優しく擦りましょう。

赤カビの簡単な除去方法

お風呂場のカビ取りをする上で避けられないのが赤カビです。ゴムパッキンの黒カビを除去するついでに赤カビも除去してしまいましょう。赤カビは黒カビと比べれば掃除しやすく、黒カビと同じカビ取り洗剤を使用するだけでOKです。スプレーして数分放置した後にシャワー等で流すか、黒カビでご紹介した方法と同じく、ティッシュを使用する方法でも大丈夫です。

カビには常日頃から対策しましょう

赤カビも黒カビも、掃除したあとは除菌用のアルコールスプレーなどを吹きかけましょう。除菌用のアルコールスプレーは菌を死滅させてくれるので、カビ発生の予防になります。カビを見つけたら、カビが広がる前に除去し、除菌することを心がけましょう。素早い対処と、こまめな掃除が、カビの発生を抑えてくれます。

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ゴムパッキンのカビを除去する方法まとめ

今回はゴムパッキンの黒カビを簡単に除去する方法や、カビによる影響などについてまとめました。カビはどこにでも存在し、生きていく上で切っても切り離せない関係です。チーズなどの一部の食品に使われることもある有用なカビもあれば、人体に深刻な悪影響を及ぼすカビも存在します。カビは種類が膨大なため、すべてを覚えることは難しいですが、代表的ないくつかのカビについての知識を蓄え、普段から対処していくことが大事なのだと思います。


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