キャンプ初心者から熟練者まで、ドームテントは幅広く使われています。今回は、その中でも人気のタフワイドドームとアメニティドームをご紹介いたします。どちらもキャンプでは定番として使われているテントですが、連結出来るタープの種類や、それぞれの性能など、調べると結構な違いがあって驚くかもしれません。タフワイドドームとアメニティドーム、具体的にどういった違いがあるかを解説いたします。

目次
キャンプに必要なテント選び

テントと言えばキャンプには欠かせない必須アイテムです。現在では数多くの種類のテントが存在しており、キャンプをする季節、設営地点の環境、使用する人数など、様々な条件に見合ったテントを選ぶ必要があります。しかし、種類がたくさんありすぎて、どれを選べばいいのかわからない、というキャンプ初心者の方もいらっしゃいます。今回はそんな方のために、キャンプ未経験者の方にもおすすめの定番のテントをご紹介いたします
キャンプの定番『ドームテント』
初心者におすすめの定番のテントと言えば『ドームテント』です。丸い形のドームテントはとにかく設営が簡単で、広い空間を確保できるので、その使いやすさから初心者だけでなくキャンプ熟練者も愛用しています。そして、ドームテントの中でも人気なのが『タフワイドドーム』と『アメニティドーム』です。どちらもドームテントでは人気の商品ですが、ではどちらがより優れているのでしょうか。この二つのテントを比較し、それぞれの魅力をご紹介いたします。
大きさ広々『タフワイドドーム』
[注目!] 31,899円https://t.co/R8ywzJoSyM
— キャンプ用品.net (@campgoods) July 7, 2017
Coleman コールマン ドームテント タフワイドドーム IV/300 2000017860
Cole...
タフワイドドームの特徴は、居住空間がとても広いことです。特にコールマンから販売されているタフワイドドームは、高さも180cm以上あるため、背の高い男性でも悠々と快適に過ごすことが出来ます。さらに、設営もとても簡単で、慣れていれば一人でも簡単に設営可能です。ただし、高さがそれなりにあるため、二人いると安定して設営できるでしょう。
ギアをいろいろ揃えて初テント~! 渋滞を恐れて5/2~4にしたら、中央道がめちゃめちゃ空いててちょこっとだけ高速練習もしてしまった\(^o^)/ コールマンのタフワイドドームは素人でも30分くらいで組めてらくちん pic.twitter.com/SAVTw4Sj2b
— sunk (@sunk0430) May 2, 2018
特に魅力的なのは居住性の高さです。背も高いのでテント内で立って移動することも出来るし、テント内で作業する場合にも空間を広く使うことが出来ます。さらに通気性も抜群で、暑い夏でも比較的快適に過ごすことが可能です。
ほとんどデメリットが存在しないタフワイドドームですが、あえて言うならば、人気のタフワイドドームは色が似たものが多いため、キャンプ場に来ている他の家族のテントなどと間違えないように気を付ける必要があります。なにか目印になるようなものを付けておくとよいかもしれません。
連結してタフワイドドームをさらに広く使いましょう
タープとの連結を考慮した場合、おすすめしたいのがスクリーンタープです。スクリーンタープとは、屋根部分しかない通常のタープとは異なり、ナイロンやメッシュの壁が付いたタープのことです。開放感は通常のタープには及びませんが、外から丸見えにならないので居心地の良いリビングとして使うことが出来ます。グループでのキャンプで、複数のテントの真ん中にスクリーンタープを設置して共通のリビングにするという使い方も出来るのでとても便利です。
スクリーンタープには壁があるため、四方を囲うことで虫刺されや、雨が風で吹き込んでくることを防ぐことが出来ます。小さなお子さんがいる家庭にもおすすめですし、風で食事用の紙皿や紙コップが飛んでしまう、ということもありませんので、ゆっくり安心して過ごすことが出来ます。もちろん、風が入らないということは寒さ対策にもなります。秋はよくキャンプをされる方がいますが、秋の夜は冷え込むことも多いです。それを防ぐことも出来る便利なタープなのです。
タフワイドドームの設営について
設営が簡単と言われるタフワイドドームですが、具体的にどのように簡単なのか、文章だけではわからない方もいらっしゃることと思います。上記の動画では、女性が一人で設営をしており、初心者にもわかりやすく解説をされています。不安だから実際に設営しているところを見てみたい、という方は、ご参考までにご覧ください。
色々便利な『アメニティドーム』
4人家族がゆったり泊まれるスペース。前室付きで雨対策もバッチリ!→スノーピークアメニティドームM [4~5人用] https://t.co/JEpX2GiXnm
— アウトドア・amazon (@Outdoor_amazon) October 8, 2018
アメニティドームといえばスノーピークから販売されているものが人気です。タフワイドドームと比べて高さが低いため、少々手狭に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしその分、雨や風に強い耐久性を発揮し、テントが低い分、背の低い方でも容易に設営することが出来ます。加えて高さが低いとはいえ、横の広さはスペック上、タフワイドドームとほとんど変わらないので、きちんと複数人で寝泊りが出来るだけの空間は確保出来ます。
キャンプテントの定番はスノーピークのアメニティドーム。
— tap (@tap_q1) May 22, 2018
何年経っても飽きのこない外観と使い勝手の良い機能が充実してます。
アメニティドームとモンベルのムーンライトを比べてみましたヽ(=´▽`=)ノ
前室の広いアメニティドームをムーンライトと比較しますhttps://t.co/1g4DFsXmwP pic.twitter.com/SdkJW15VOy
特徴的なのは前室の存在です。テントの玄関部分を跳ねあげて屋根にすることで、荷物置き場としても使える、解放感のあるリビングにすることが出来ます。前室を作る際には別途にポールが必要なので、アメニティドームを使用する場合は前室用のポールも忘れないようにしましょう。雨風が強いときはさすがに使用できませんが、アメニティドームは高さが低いため、強風などの影響を抑えることが出来、結果としてタフワイドドーム以上の耐久性を発揮します。
アメニティドームの狭い前室、お座敷スタイルにするかな(笑)
— 忍者タカさん@キャンプ王に俺はなるっ! (@takamodoki) June 23, 2017
タフワイドドームと比べて一目瞭然のデメリットがあります。横には広い空間を確保出来るのですが、とにかく高さが低いため、テント内ではほとんど這って移動する必要がありますし、着替えたりするのも大変に感じる方もいらっしゃるでしょう。その狭さというアメニティドームのデメリットを補うためにも、タープとの連結はおすすめです。高さが低いのはデメリットなだけでなく、低いがゆえに大抵の種類のタープと連結が可能、というメリットにもなるのです。
バリエーション豊富なタープとの連結!
解放感のある広さを求めるならレクタタープがおすすめです。長方形のタープであるレクタタープは設営が簡単で、それでいてタープの中でもトップクラスの広い空間を確保することが出来ます。アメニティドーム内の居住空間と、レクタタープ内の広い空間をうまく使い分けましょう。
最近キャンプに行けてないし、ムラムラし過ぎて自宅庭に張る😂
— yamat (@yamazooo46) July 17, 2018
スノーピークのアメニティドームSとコールマンのヘキサタープMDXのコラボ。
庭狭いし新聞配達の人が転んだら嫌なのでロープは張ってない。
完全体では無いけど小川張りも試せたし。
Wi-Fi、トイレ、電源、冷蔵庫完備(笑) しかもタダ。 pic.twitter.com/AHYK6F1atv
レクタタープ程ではありませんが、ヘキサタープとの連結でも広さを確保することが出来ます。八角形になるヘキサタープは、屋根の角度を調整することで、アメニティドーム内を隠すように張ることも出来ます。そうすれば横からの雨風を防ぐことや、日差しをピンポイントで遮ることも可能になります。それでいて解放感のある空間を確保することも出来る、一石二鳥の組み合わせと言えます。
最後はスクリーンタープです。タフワイドドームの項でもご紹介しましたが、スクリーンタープならば四方を壁に囲まれた、広い空間を確保することが出来ます。アメニティドームと連結すれば、複数人で寝る専用のアメニティドームと、食事、着替え等の作業が出来るスクリーンタープ内の空間を使うことが出来るようになります。アメニティドームの前室は雨風がくると使えませんが、スクリーンタープと連結すればそのデメリットも解消出来ます。
アメニティドームの設営について
前室の部分の設営が少し癖のあるアメニティドームですが、コツを覚えてしまえばなんてことはありません。人によってはタフワイドドームより簡単に感じるようになるかもしれないアメニティドームの設営ですが、上記の動画では撤収するところも含めて解説されているので、ご参考までにご覧ください。
アメニティドームとタフワイドドーム・・・定番テントはどっちがいい?

ここまではタフワイドドームとアメニティドーム、それぞれの魅力や特徴をご紹介してきましたが、結局どちらを使えばよいのでしょうか。どちらのテントも甲乙つけ難く、一概にどちらの方が優秀、とは断言できません。設営する場所の環境や人数、キャンプ初心者かどうかでも、利便性は変わってきます。本項では、それぞれのシーンに応じたおすすめのテントがどちらかを解説いたします。
タフワイドドームは設営が簡単で初心者におすすめ!
本記事で初心者におすすめするドームテントは、広い空間を作ることが出来るタフワイドドームです。上にも横にも広いタフワイドドームは、家にいる時と変わらぬ感覚で着替えや移動を行うことが出来ます。そして構造そのものはシンプルな作りになっているので、設営も覚えやすくて簡単です。さらに1年の内で、初心者がキャンプするとすれば夏か秋が多いと思われますが、タフワイドドームの通気性を活かすことが出来る丁度良い季節でもあります。
アメニティドームはいつでもキャンプをしたい方へ!
ロボット工学者「Dr.K(ドクター・ケイ)」の『ザ・キャンプ』(8)
— ks_dee (@ks_dee_pro) September 3, 2018
『アメニティドームM SDE-001R』
スノーピーク、35,424円
地上高を最低レベルに抑えておりなおかつシルエットの丸みを持つ部分を多くして風がテントの上を通っていくように設計。フレームの素材はアルミニウム合金ジュラルミン。 pic.twitter.com/Uu0jsXuwfD
タフワイドドームと比べて広さ、設営のし易さで劣ってしまうアメニティドームですが、メリットもまたはっきりしています。アメニティドームはとにかく雨風に強いため、「今日は風が強いから」「激しい雨が降っている」などの理由でキャンプを中止してしまうこともありません。強風が吹いていようと雨が降っていようとキャンプがしたい!というキャンプ好きな方におすすめのテントなのです。
アメニティドームとタフワイドドームを使う際の注意点

アメニティドームとタフワイドドームはどちらも人気の定番テントですが、両方に共通した注意点が存在します。まずは、どちらも人気の商品が存在するため、他のキャンパーと被ってしまうことがあります。他人と被りたくない、自分だけのテントを使いたい!という方は、商品を選ぶ際の柄や色などにこだわりましょう。
タフワイドドームとアメニティドームの比較まとめ

今回は、人気の定番テントであるタフワイドドームとアメニティドームについてご紹介してきました。キャンプ場に行けば必ずどちらかのテントが設営してあるといってもよい人気のテントです。本記事ではアメニティドームとタフワイドドーム、それぞれの性能の違いや魅力をご紹介しましたが、どちらにするか迷った場合、見た目で選ぶのもよいでしょう。性能を優先するか、デザインを優先するか、テントを購入する際は、事前に情報を集めておくとよいかもしれません。
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