空気が乾燥してくる秋や冬、そしてエアコンを多様する夏場など、シーズンを問わず使用する機会のあるリップクリームですが、みなさんはどのように使用されておりますか？とはいってもほとんどの方がリップクリームは唇の乾燥が気になったら塗るという感じだと思われます。

しかしです、実はリップクリームには正しい塗り方があり使用頻度、そして塗るタイミングがあったのです。これは驚きですね。今回は、普段何気なく使用しているリップクリームの使い方について特集でお届けしますので、ぜひ参考にして下さい。

もしかすると、あなたのリップクリームの塗り方は間違っていたかもしれません。では、早速リップクリームの塗り方について一緒に見ていきましょう。

ではまず、みなさんが一番やりがちなリップクリームの塗り方をご紹介します。それはまず、唇がカサカサになるのが嫌で1日に何回もリップクリームを塗ってしまう人です。実はリップクリームを塗りすぎて、依存症のようになっている人は、逆にリップクリームによって、唇の皮が剥けてしまい、カサカサを誘発させている可能性もあるのです。

特に、リップクリームを塗っていて、「荒れる」「塗る」「荒れる」「塗る」を1日に何度も繰り返している人は要注意になります。もしかすると、リップクリーム依存症かもしれません。ちなみに、次の条件に当てはまる人はその可能性が高いです。

①1日のリップクリームを塗る頻度が8回を超えている。②リップクリームを忘れてしまったら、取りに帰るか、すぐに買ってしまう③リップクリームを塗ると、気分がよくなる。さて、いかがでしょうか？みなさんはリップクリームを塗る頻度や条件が当てはまりましたか？

あまりにも、リップクリームに依存してしまうと、かえって唇の皮が剥けてしまうこともあるので、注意をしましょうね。

ではここからは、リップクリームの正しい塗り方をご紹介していきます。まず、リップクリームを塗る前に一つ確かめておくべきことがあります。それは、「唇のシワ」です。みなさんは、リップクリームを塗っている時に唇に対して、横にリップクリームを塗っていませんか？実はこれは間違いなのです。この方法だとリップクリームの効果的な作用が持続しません。

そして、結果的には何度も塗り直すなんてこともあります。私たちの唇は実は縦にしわが刻まれております。鏡を見るとはっきりとわかりますよ。ですので、唇の構造に合わせて、リップクリームも縦に塗るのが正しい塗り方になります。この正しいリップクリームの塗り方を実践することにより、縦に入ったシワの中に、リップクリームの成分が十分に染み込みます。

つまり、この正しい塗り方をすれば、リップクリームの保湿成分により、効果的に唇が潤うのです。ちなみに、リップクリームの横塗りは、唇に対しての摩擦が強くなってしまうために、どうしても唇の表面に刺激を与えてしまい、唇の荒れや皮剥けの原因になります。ですので、必ず唇に対してリップクリームは縦に動かしてください。

実はみなさん案外見落としがちですが、リップクリームにも使用期限というものがあります。「知ってましたか？」リップクリームは直接、唇に触れるアイテムですから、雑菌も繁殖しやすいのですね。未開封のリップクリームであれば、大抵の商品が3年前後の使用期限になっておりますが、開封してしまうと先に述べたように雑菌が繁殖しやすいのですね。

そしてみるみるうちにリップクリームは劣化をしてしまい、開封後のリップクリームの使用期限は半年ほどで、使えなくなってしまうです。ですので、少しでもリップクリームの使用期限を伸ばしたいのならば、塗った後はこまめに、リップクリームの先端を拭いたり、スティックタイプであっても、綿棒や指を使って唇に塗るのがおすすめですよ。

使用期限が過ぎたリップクリームを使用すると、本当に雑菌が繁殖している可能性もあるし、あまり良い状況ではありません。ですので、きちんと使用期限は守り、適切にリップクリームを塗るようにしましょうね。

ではここで、リップクリームを高める塗り方をご紹介いたします。ここまでで、リップクリームの性質を理解できたはずですので、ここからはリップクリームを効果的に使用できるようになりましょう。まず、どのようなにリップクリームを塗ると効果的なのかと言うと、「とにかく唇に摩擦を与えないこと」です。唇に摩擦を与えてしまうと、唇の皮剥けの原因になります。

そのためには、リップバームやチューブタイプのリップクリームのような、柔らかい軟膏タイプの物を使うのがおすすめです。もし、スティックタイプのものであれば、温めて柔らかくしてから塗るのが効果的です。

特に冬場だと、スティックタイプのリップクリームは、まるでプラスチックのように硬くなってしまうので、そのまま唇に当てて、ゴシゴシすれば、それは唇の皮が剥けたり、荒れたりするわけですよね。

ケースの上からでも良いので、手で握ってリップクリームの先端を温めてから、ぽんぽんと押すようにして、縦の動きで唇に「塗るというよりもつける」というイメージで、使用するのが効果的であります。ぜひ、正しい塗り方で、リップクリームを使用してみて下さい。

では次にリップクリームを塗るベストなタイミングについて見ていきましょう。まず、これまでもお話ししてきた通り、リップクリームは塗りすぎるとかえって逆効果になります。ですので、せめてベストなタイミングでリップクリームを塗って、保湿をしたいところですよね。

ではいつがリップクリームを塗る上でベストなタイミングかと言うと、ずばり口の周りの潤いを奪うような行為をした後になります。そんなリップクリームを効果的に塗るためのベストなタイミングは3つあります。

①朝の洗顔後②食事後の歯磨き後③お風呂上がりです。以上がリップクリームを塗るためのベストなタイミングになります。洗顔や歯磨き、さらにはお風呂上がりというのは、肌の水分を奪ってしまった後ですから、当然唇も乾燥してしまいますよね。そんな時ほどリップクリームを塗って対応してあげて下さい。

ではここでリップクリームの頻度は1日にどのくらい塗った方が良いのでしょうか？正しいリップクリームを塗る頻度について見ていきます。1日に10回近くリップクリームを塗る方も多くいらっしゃるはずですが、実はそれは塗りすぎになります。1日10回以上という頻度でリップクリームを塗ると、どうしても唇に摩擦が加わり、唇の皮が剥ける原因でもあります。

ですのでまずはリップクリームを塗る頻度を「1日5回」とする方が良いでしょう。なぜなら、リップクリームを塗りすぎると唇の肌のターンオーバー、つまり肌の再生を妨げてしまいます。ですから肌のターンオーバーを促進するためにも、あまり塗りすぎない方が良いのです。

ですので、前章でお伝えしたリップクリームを塗るタイミングにあと2回をプラスした計5回を目安に考えるのが良いでしょう。「朝の洗顔後〜昼食後の歯磨き」の間に1回、「昼食後〜夜のお風呂上がり」までの間に1回、を目安にするのです。リップクリームはこの頻度で塗るようにしましょう。

実はリップクリームはその日の唇の状態に応じて、塗り分けるのも大切になってきます。主に、リップクリームの種類は大きく分けて、3つがあります。その種類は次の通りです。①化粧品のリップクリーム②医療部外品のリップクリーム③一般医薬品のリップクリームがあります。

これらのリップクリームを必要に応じて使いわけることにより、唇にダメージを与えないようにすることができます。例えば、普段使いのリップクリームであれば、化粧品カテゴリーのものや、薬用リップクリームと呼ばれる医薬部外品カテゴリーのリップクリームで問題はありません。

ただ、もし唇が荒れてしまったら、一般医薬品にあたるリップクリームでなければ治りません。いかがですか？このように、その時の唇に応じて、リップクリームを使い分けるのも一つの方法ですよ。ぜひ参考にして下さい。

続いて、以外と忘れがちですが、唇は人間のパーツの中でも非常にデリケートな部分になります。ですから、日中に通勤や通学をする際は、唇を保護する意味も込めて紫外線をカットしてくれるリップクリームを塗りましょう。近年、紫外線の強さが年々増してきております。

ですので、外出する際はつけておくと良いでしょう。ただ、帰宅をしたら、紫外線対策成分の配合されていなリップクリームを塗ると良いでしょう。つまり「UVカットでないリップクリーム」です。

というのも、UVカットのリップクリームには唇に対してダメージがないというわけではありません。ただ、外に出るときはもちろん塗った方が良いのですが、帰宅したらUVカットでないものに切り替えてみましょう。

このように、リップクリームには実は正しい塗り方があったのですね。以外と知られておりませんがこの塗り方を実践することで、唇の乾燥を最小限に抑えてくれますし、唇の荒れや皮剥けにも良いのです。みなさんも早速今日から実践してみてください。