PS3をプレイしていると突然やってくるYLOD。YLODになってしまうと、修理してなければ満足にゲームもできなくなってしまいます。ネットに様々な原因や修理方法が載っていますが、明確な故障原因や本当に正しいPS3の修理方法を調べてみました。

目次
PS3が未だに現役な理由
世界中で人気が爆発しているPS4ですが、未だに一定層にコアなファンがいるPS3。当時最大で9万円もしたPS3も、今ではわずか2万円~3万円代で手に入れることができます。中古やオークションだと、交渉しだいでさらに安価で購入できるでしょう。
未だにps3が現役なんだけど。
— にわとりのフレンズ和尚㌠ (@o_shou) June 3, 2017
もうトルネとBD再生機にしかなってない。
シリーズもののソフトや、世界中の人たちとリアルタイムで遊べるオンラインゲームなど、まだまだ楽しめるコンテンツが続いています。意外と知られていないのが「初代プレイステーションのソフトもPS3で遊べる」という事。今までに発売されたPSソフトを、幅広くプレイ出来ます。また、ブルーレイ対応なのも人気の理由の大きな一つです。
ps3って初代ソフトなら入れて遊べるんだ 2はps3初期ハードしかできないの知ってたけど初代ソフトのゲーム遊べるの知らなかったな
— 5%の確率でガチャ爆死を逃れるうみにん (@Heroine_X_Known) March 9, 2017
PS4にはない機能がPS3にはある!?
PS4と比べて劣るのがまずは何といっても画質。ゲーム機の画質に関係しているのが「解像度」というものです。PS4が1080pに対して、PS3は780p。大々的にアップデートされたPS4の画質は、ほぼ実写に近いほどのクオリティです。しかしPS3のグラフィックレベルでも、ソフトが面白ければ充分に楽しめます。
どちらの端末もDVDプレイヤーとしても使用できますが、ここでPS4には難点があります。様々なサイドパーティを充実させてきましたが、実はPS4からは「CDを再生させる機能」が省かれています。その点PS3はお気に入りのCDをソフトと同じ挿入口に入れ、オーディオ機器としても使用できるのが、未だに愛されている原因でしょう。
PS4って音楽CD再生できないのねーPS3と同じことができるかと思ってた(´-`)
— sider (@dasider) May 14, 2017
恐怖のYLODで泣く泣く修理
ゲーム好きなPS3ヘビーユーザー達が、最近になってほとんどの人が頭を悩ませている故障の原因がYLODというものです。YLODとは「Yellow Light of Death」という略語で、直訳すると死の黄信号という恐ろしい意味になっています。まだハッキリと明確な故障の原因は分かっていませんが、恐らくこれだろうと言われている理由は、「ハンダラック」です。
【悲報】PS3起動不能。YLODの疑い。
— かず_とし@ゴーショー (@kazz_toshi) June 3, 2017
ハンダラックとはその名の通り、ハンダゴテで固めた液体にラック(亀裂)が入る現象のことを指します。基盤には色々なデータが組み込まれており、そのデータを円滑に処理する為の通り道がハンダなので、そこに亀裂が入ってしまうことで接触不良が起きてしまっている状態なのです。

長年愛用してきたゲーム機の、当然といえば当然と言える故障がYLODです。どんな機械にも寿命というものがあり、これを機に買い換える人や、今後の対策や直し方、修理を頼む人がいます。
YLODはどんな作動を起こすのか【PS3】
YLODの症状はどれも共通したものばかりです。初期症状としてまずゲームプレイ画面が突然固まり、動かなくなってしまいます。その後はファンだけが空回りしていたり、電子音が何度も鳴ったりの繰り返しです。最初のうちは電源を落とし、入れ直すと問題なく起動するでしょう。
PS3さん、フルブを読み込まない
— ゆきる (@yukiru_sironeko) April 8, 2016
読み込みしてる時の電子音みたいなの一瞬だけ聞こえたと思ったら活動停止するwwwなんだこれ
しかし何度もYLODになるうちに、電源照明が黄色点滅になり、読み込んでいるうちに黄色点滅が止まり、赤色点灯に切り替わるでしょう。そうなるとPS3が完全に眠った状態になってしまいます。こうなると中のゲームソフトのディスクも取り出せず、お手上げ状態です。
Ps3の電源ランプが点滅して起動できないんですけど、誰か助けてくださいw
— KaMe__Feed (@Xv_KaMe_vX_) April 12, 2017
SONYにYLODを修理依頼【PS3】
PS3の開発元であるSONYに、正式に修理を依頼する方もいます。ホームページからオンライン修理受付サービスへ行き、各種必要事項を打ち込み、配送会社へ取りに来てもらうことで修理を頼めます。しかしSONYの公式的な修理対策の直し方は「基盤の新品取替え」です。
つまりHDDに残っていたデータは、修理から手元に帰ってくると消えているという事。その修理負担金額は、大体12000円~17000円となります。直し方が分からなかったり、直し方を理解していても自分で修理するのに自信がない方は、このサービスを利用しましょう。
PS3壊れて修理に出したらコントローラもついでに治してくれたらしい
— korin (@korin97988644) May 20, 2017
神SONY
ヤフオクでユーザーに直接YLOD修理依頼
また、「それでもこの金額はキツイ」という方は、ヤフオクで修理代行している人がたくさんいるので、それで対策すればいくらか安価で済みます。いろいろな出品者がいますが、相場は大体5000円~10000万円程度です。

ただオークションにはトラブルはつきものです。ヤフオクにはその出品者の過去の取引データを元に、取引先ユーザの感想コメントや評価が載っているので、よく確認してから依頼してください。ドライヤーを使ったやり方や、基盤修理に長けている人など様々な直し方があります。
PS3にドライヤーを使ってYLOD簡易的修理
排気口の穴をマスキングテープで塞ぐ【YLOD修理】
YLODの現象は、ドライヤーを使った直し方の対策がありますが、この方法はあくまで一時的な応急処置です。まず、PS3のHDDを説明書通りに取り外します。これはHDDが繊細で、極端に熱に弱い機器だからです。次に背面の通気口以外の穴を、テープで塞ぎます。これはドライヤーの熱を、逃さずにハンダを効率よく加熱させる為、隙間なく埋めましょう。

安全な場を設けてドライヤーを当てる【YLOD修理】
そしてPS3本体を縦に置き、通気口からドライヤーの風量を強にし、約15分程度当て続けてください。基盤が軽く剃る音や、ハンダが熱でパチパチと鳴る場合がありますが、続けて温度を上昇させましょう。念のため、水場の近くでやると安心です。一回で直らなくても何度か繰り返せば、一時的に起動してゲームを再開することが出来るでしょう。
ps3の排気口をガムテープで塞いでドライヤーの熱ではんだを膨張させてたのが懐かしい
— シンク@6/11池袋 (@shinNK_saito) June 3, 2017
業者並みの本格的なYLOD修理方法【PS3】
上記でも説明した通り、ドライヤーでの直し方はその場しのぎです。もう少し本格的な直し方の対策方法は、ヒートガンを使用する方法です。カバーを取り外すに必要な、普通のプラスドライバーと星型の専用ドライバーを用意しましょう。そしてまずはPS3本体を横置きにし、上部のPS3ロゴ入りと内部のメインカバーを、それぞれ取り外します。
すると冷却ファンが出てきます。YLODの症状が見られたということは、PS3を使い始めてかなり時間が経っているという事です。冷却ファンの羽を確認すると、ホコリがたくさん溜まっているでしょう。それを掃除機とハケを使って、丁寧に取り除きましょう。細かくて細い部分は、水で湿らせた綿棒を使うと上手く取れ、綺麗になります。
そしてさらに衝撃防止カバーをドライバーで外すと、やっとPS3のメイン基盤が出てきます。いよいよ用意したヒートガンで、基盤全体を加熱しましょう。ヒートガンはドライヤーでは出せない約400~500℃の熱が出るので、皮手袋などをはめて安全に使用して下さい。一箇所に集中させすぎず、全体に熱が伝わるように30秒~1分程度が目安です。

加熱が終わるとメイン的な作業は終わりですが、すぐにパーツを組み立てるのはまだ早いです。次はその熱が冷めるのを待ちましょう。基盤はデリケートなものなので、人工的に冷ますのではなく、あくまで自然乾燥がポイントです。充分に冷めた後、手順通りに組み立てて起動すると直っているでしょう。パーツを外すさまを動画で撮っておくと、後で迷いなく復旧できる対策法です。
YLOD修理にならない為のPS3保管方法
YLODはゲーム機の寿命ですが、何も対策しなければその寿命は当然早まります。そもそもPS3が発症するまで「YLOD」ということ自体知らないという人が多く、後の祭りで修理方法を調べるという人がほとんどです。まずは何より本体を横ではなく縦置きにしましょう。縦におく事で床との設置面積が少なくなり、機体が温まるスピードを弱めます。
PS3はけっこう熱持つんだよなぁ。
— 結城茂 (@rakuenrouya) January 29, 2011
ちゃんと縦置きにしたほうがいいのかな。
そして当然ですが、PS3の周りには物を置かない事。周りに物があると、発熱したものが逃げにくく、温度を一定に保ってしまうので注意しましょう。極めつけはPS3に後付できる冷却ファンです。プレイ中はもちろん、電源を落としてからもしばらく冷やし続けることで、ハンダラックが起きにくくなります。この3つを抑えておくことで、かなり故障するリスクが少なくなるでしょう。
YLODに備えたPS3バックアップ方法
PS3に限った事ではありませんが、万が一の時の為にバックアップを取っておくと困らなくて済みます。PS3にはHDDの中にセーブデータやサブストーリー的な「トロフィー」もあるので、YLODになる前にバックアップユーティリティーを行っておく事。コピー先にメモリースティックデュオを使った方法がありますが、一番簡単なUSBメモリを使ったバックアップがお勧めです。
PS3突然死したことあるから、バックアップ用にもう一台欲しいよね
— ひらたん (@hirarira617) May 30, 2017
PS3のメインメニューから設定、本体設定へ行くとバックアップユーテリティーの項目があるので、USBメモリを挿してそれを選択するだけでコピーが開始します。コピーする容量にもよりますが、大体1時間くらいはかかるでしょう。同じPS3設定ページにリストア(復元)もあるので、USBメモリからデータを復旧したいときはそれを選択してください。
PS3のYLOD修理方法まとめ
YLODは本当に突然訪れる症状なので、事前に準備することが大切です。PS3を自分で修理なんてハードルが高いと思いがちですが、一度挑戦してみると意外とできるものです。気を付けることはバラすことよりも復旧を気をつける事、PS3関連動画もネットにたくさんアップされているので、不安なかたは先にチェックしておきましょう。
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