グルメな方だけでなく日本人に愛されているお酒「日本酒」ですが、自宅でも作れるのでしょうか?日本酒の作り方を知り、美味しい自家製日本酒を楽しみましょう。しかし、作り方にはいくつかの注意点があります。合わせて紹介していくので、参考にしてみてください。

日本酒の作り方は?美味しい自家製日本酒を楽しんでみよう!

目次

  1. 日本酒の作り方を知る前に知っておくべきこと
  2. 日本酒の作り方:自家製梅酒などは違法にならないの?
  3. 日本酒の作り方:果実酒は大体作れます
  4. どうしても自家製日本酒を作りたいのなら
  5. 日本酒の作り方:そもそも「どぶろく」とは何か?
  6. 日本酒の作り方:どぶろく作りで用意するものはなにか?
  7. 日本酒の作り方:揃えるべきものとは?
  8. 日本酒の作り方:用意する材料とは?
  9. 日本酒の作り方:押さえるべき点とは?
  10. 日本酒の作り方:どんな作り方をすればよいのか?
  11. 日本酒の作り方:まずは米を炊く!
  12. 日本酒の作り方:米と水を混ぜあわせる
  13. 日本酒の作り方:米麹を加え混ぜる
  14. 日本酒の作り方:静かに寝かせる
  15. 日本酒の作り方:寝かせて待つだけで完成!
  16. 日本酒の作り方:しっかりと搾る
  17. 日本酒の作り方:保存は冷蔵庫で
  18. まとめ:美味しい日本酒の作り方を振り返って

日本酒の作り方を知る前に知っておくべきこと

グルメな方なら仕事帰りに日本酒を一杯飲んでから帰る。なんてことがあるかもしれません。日本酒は美味しいですから好きな方は毎日日本酒を飲まれます。そこで気になるのは費用ですよね。毎日日本酒を飲めば、その分費用は掛かります。そんなとき、思うのが、自家製で日本酒は作れないのか?ということではないでしょうか?

自家製で美味しい日本酒が作れれば、嬉しいですよね。家庭によって味に差が出たりして、自分だけの日本酒を楽しむことができます。でも待ってください。実は、日本酒を家庭で作るのは法律で禁止されているのです。安易に手を出して、法律に触れてしまったら元も子もありません。日本酒の作り方を学ぶ前に、まずは法律を見ていきましょう。

日本酒の作り方:その法律とは?

日本酒の製造については、1953年に制定された「酒税法」で定められています。これはどういう法律かというと、嗜好品である日本酒に税金をかけ、徴収するという法律になります。この法律をみるかぎり、基本的には、無許可でアルコールを含む飲料を作ると、それだけで法律違反になり、場合によっては捕まります。

日本酒の製造は免許制です

日本酒を家庭でも作りたい。自家製日本酒が作れたら、グルメな方としては非常にうれしいことです。しかし、美味しい日本酒を作るためには、免許が必要なのです。基本的に、日本酒の製造には免許が必要になります。但し、この免許が意外と厄介なのです。

日本酒製造のための免許は、年間に日本酒を6万リットルも製造しないと取得できないのです。これは1升瓶に換算すると、約33,000本になります。いくら自家製の美味しい日本酒を作りたいとは言え、一般家庭ではこの量を清算するのは不可能です。やはり日本酒はお店やメーカーから購入するしかないのでしょうか?

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日本酒の作り方:自家製梅酒などは違法にならないの?

日本酒を自家製でも作りたい。でも違法になる。そう思うと、気になるのが、梅酒をはじめとする「果実酒」の定義です。これは違法にならないのでしょうか?実は家庭で作る「梅酒」も法律制定初期は認められていませんでした。お酒に梅を混ぜるだけですが、違法になってしまうのですね。

ですが、家庭で自家製梅酒を作るの言うのは、グルメな方だけではなく、あまりにも一般的に普及しすぎていたため、1962年に「自家製混酒」が解禁されたのです。これにより、自家製の「果実酒」は認められました。

但し、家庭で自家製の「混酒」を作る際にも注意点があります。それは漬け込むお酒以上にアルコール度を高くしてはならないことと、法律で制定するものは混ぜないということです。また、作った混酒を人に販売してもいけません。家庭で自家製の美味しい梅酒を作る際にも、色々なルールがあるのです。

日本酒の作り方:果実酒は大体作れます

自家製日本酒は法律的にNGですが、家庭で作る自家製の果実酒なら大体作れます。作り方も簡単なので、グルメな方だけでなく、さまざまな方が果実酒づくりに挑戦しています。梅やあんずなど定番の果実を使ったお酒は家庭でも作れますが、実はブドウは規制の対象となっているので、自家製では作れません。ワインは自家製ではだめなのですね。

果実酒を作る際に注意したいこと

日本酒を家庭でも作りたい気持ちは分かりますが、厳密には難しいようです。しかし、果実酒なら楽しむことができます。但し注意点があるので見ていきましょう。漬けるときのお酒が20度以上の蒸留酒でないといけません。それよりも低い度数のお酒(みりんなど)を使うと、アルコールを余計に発生させるので、法律違反になります。この点には注意しましょう。

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どうしても自家製日本酒を作りたいのなら

家庭でも自家製日本酒を作りたい。グルメな方ならそう考えますよね。自家製で日本酒を作れたら、日々の晩酌が楽しくなるものです。そこで限定的に特区として制定されているのが「どぶろく」です。どぶろくというと、米を炊いて発行させてつくるもので、昔から「密造酒」の代名詞ですが、実は作ることが可能なのです。

どぶろくをそのまま作るのは明らかな違法行為になりますが、一部の地域では、宗教行事や伝統的な特産品の製造という点を考え「どぶろく特区」という考えが浸透しています。これによると、年間6千リットル未満の製造でも、自家製で日本酒の製造が認めらているのです。

どぶろくを取り巻く環境は日々変わっています。そもそも、このどぶろくが酒税の税収上、それほど重要な位置にあるのかというと疑問符が湧き上がります。疑問点が多く、専門家の間でも一般家庭に解禁するべきでないか?という意見があるくらいです。近い将来、日本酒の自家製も法律的に認められるようになるかもしれません。

日本酒の作り方:そもそも「どぶろく」とは何か?

どぶろく特区として、自家製でもどぶろくの製造は可能です。但し、かなりグレーな状況であるには違いないので、誤って販売してはいけません。あくまで個人的に家庭で楽しむようにしましょう。では、どぶろくとは一体どんなお酒を意味しているのでしょうか?

どぶろくは日本酒を製造する途中の段階でできるお酒のことを言います。専門的に言うと、もろみを搾っただけでの白く濁ったお酒です。日本酒はこの白く濁った不純物を取り除き、ろ過や加熱などの工程を経て作られます。ろ過や加熱となると、家庭で作るのは大変ですが、どぶろくなら家庭にある道具を使って簡単に作れますのでおすすめです。

日本酒の作り方:どぶろく作りの注意点とは

どぶろく特区という法律により、申請を出せば個人でもどぶろくは作れます。しかし、申請を出すのは米を作っている農家や民宿などを経営している方が多く、個人ではなかなか申請できません。ですが、家庭で個人がどぶろくを作って楽しむ分には、グレーゾーンとして考えられており、販売などをせず、個人で楽しめば家庭でも美味しいどぶろく(日本酒)作りができます。

日本酒の作り方:どぶろく作りで用意するものはなにか?

家庭でも日本酒を楽しむために、自家製のどぶろくを作りましょう。そのために必要なものは何でしょうか?家庭でどぶろくを作る場合、基本的には家庭にある簡単なもので美味しい自家製の日本酒が作れます。ではその道具とは何かを見ていきましょう。

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日本酒の作り方:揃えるべきものとは?

家庭でも日本酒を作るのなら、まず必要になるのは、仕込み用のフタつきのポリバケツか、果実酒用のガラス瓶です。いずれも3~4リットルは入るものを用意しましょう。ポリバケツもガラス瓶も量販店などで簡単に購入できます。あまりに小さいものだと使いにくいので、ある程度大きさのあるものを使うと良いです。

続いて必要になるのは、もろみを絞る時に使用する「布巾」です。これはキッチンの三角コーナー用の水切り袋でも代用ができます。また、できあがったどぶろくを瓶詰めする容器も必要です。米3合使って日本酒を作ると、4合瓶でおよそ2本分になります。瓶でなくても空のペットボトルなどでも代用が可能になります。

日本酒の作り方:用意する材料とは?

自家製の美味しい日本酒(どぶろく)を作るために必要な材料を紹介しましょう。家庭でも揃えられる簡単な材料です。まずは「白米」が3合。「米麹」が200g。水が800~900mlです。これ以外にもドライイーストが大さじ1杯程度必要なります。どれもスーパーで簡単に手に入るので、自家製の日本酒を家庭でも作るために用意しましょう。

上記で紹介した分量で日本酒(どぶろく)を作ると、大体1.3リットルできあがります。結構な量になるので、グルメな方の場合、日々の晩酌を楽しむことができるようになるでしょう。折角作るのですから、家庭でも美味しい自家製の日本酒を作っていきましょう。

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日本酒の作り方:押さえるべき点とは?

自家製日本酒を作る場合、グルメな方なら素材にもこだわりたいところですが、最初は定番のものから作ると良いでしょう。白米なら特別高級なものを用意しなくても、家庭で食べているもので大丈夫です。米麹もスーパーで売っている低温乾燥のものを選べば失敗がありません。

但し、水はすこしこだわりを持ってもOKです。日本酒は水が命です。水道水を使うよりも、美味しいミネラルウォーターを使った方が、美味しい日本酒が完成します。水道水では美味しい日本酒(どぶろく)は作れないと思っても良いです。ミネラルウォーターは簡単に手に入るので、ぜひ、良いものを揃えましょう。

最後に必要なる「ドライイースト」はどのようなものを用意したら良いでしょうか?こちらは特にこだわりはありません。一般的なお菓子作りで使うもので全然かまいません。豆知識として、ドライイースト一緒にプレーンのヨーグルトを入れると、より美味しい日本酒が作れます。慣れてきたら挑戦してみると、より自家製の日本酒造りが楽しくなります。

日本酒の作り方:どんな作り方をすればよいのか?

家庭でも自家製の日本酒を楽しむための作り方を紹介しましょう。グルメな方だけではなく。お酒に興味のあるかたも、ぜひ参考にしてみてください。家庭でできる簡単な作り方なので、一度作り方を覚えると、色々応用ができるようになります。まずは基本を押さえて、美味しい日本酒造りに挑戦しましょう。

日本酒の作り方:まずは米を炊く!

日本酒を作るためには、米が必要です。まずはお米を炊きましょう。十分にお米を研ぎ、余分な汚れを落としたら、2合分の水に、ごく少量の日本酒を加えて炊きます。米は3合使うのですが、水は2合分で炊きます、これは少なめの水で米を炊くことで、蒸し米のような状態を作るためになります。通常の米の炊き方とは少し違うので注意しましょう。

米が炊き上がってもすぐには使いません。10分くらい蒸らしておくと良いです。こうすると、グルメで美味しい日本酒が簡単に作れます。また、米麹はあらかじめよくほぐしておくと失敗が少なくなるのでおすすめです。ドライイーストはミネラルウォーターで良く溶かしておきます。この時、ドライ―スト大さじ1杯に対し、水は150ccが適量です。

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日本酒の作り方:米と水を混ぜあわせる

蒸らした米を仕込み用の容器に入れて、そこに冷やしておいたミネラルウォーターを注ぎます。使う容器はあらかじめ熱湯消毒しておくと美味しい日本酒が簡単に作れます。ミネラルウォーターの分量はお米の表面が隠れるくらいが適量です。あまり水を多く入れると、失敗するので注意しましょう。

日本酒の作り方:米麹を加え混ぜる

ほぐしておいた米麹を加えてさらに混ぜ合わせます。しっかりと混ぜ合わせましょう。程度に混ざったら、今度はドライイーストを加えて、また混ぜ合わせます。とにかく美味しい日本酒造りには、混ぜ合わせることが大切です。プレーンヨーグルトを使う場合は、この段階で一緒に入れます。これで日本酒造りの「もろみ」が完成になります。

日本酒の作り方:静かに寝かせる

もろみが完成しても、それだけで日本酒が完成したわけではありません。ここからの作業が大切です。完成したもろみにゴミが入らないようにラップかフタをして、静かに寝かせます。この時室温は20度程度がもっとも適しています。冬場などで寒い時期はエアコンを入れて室温を適温させましょう。最大で30度くらいまで対応できるので、夏場でも作れます。

最初のもろみは粥状の液体ですが、徐々に変わっていきます。日が経つにつれ、中の液体が出てきて、その内表面がプツプツとはじけるようになります。この時、1日1度はかき混ぜるようにしましょう。しっかりとかき混ぜる工程を行うと、自家製の美味しい日本酒が簡単に作れます。グルメな方はぜひ挑戦してみましょう。

日本酒の作り方:寝かせて待つだけで完成!

もろみを1日1回程度かき混ぜ、仕込みが終わったら、後は寝かせて待つだけです。この時の期間は大体3~5日間程度になります。早く飲みたい場合は、気温が20度以上の場所に置くと発酵が早く進むので3日程度での美味しい日本酒を飲めるようになります。

夏場の気温は30度近くになるので、この時は、2日半程度で日本酒が完成します。反対に気温が下がる秋冬では、しっかりとエアコンで室温を調整すれば、5日程度で完成します。できあがるまで、しっかりと毎日もろみをかき混ぜるようにしましょう。特に製造を急がないのであれば、低温状態に7~10日間程度おくと、より美味しい日本酒が作れます。

日本酒の作り方:しっかりと搾る

時間をかけて日本酒が完成したら、今度は搾りの作業です。布巾や三角コーナー用の袋を使って、少しずつ日本酒を絞っていきます。1回では絞り切れないので、何回かに分けてこの作業を行いましょう。しっかりと粒を取りたい場合は、きめの細かい網目状のザルでこすと、さらに滑らかで美味しい日本酒が完成性増す。

日本酒の作り方:保存は冷蔵庫で

搾り終わったら漏斗を使って瓶やペットボトルに注ぎます。瓶を使う場合、フタはコルクにすると良いです。こうすると作った日本酒が呼吸できるようになり鮮度が保てます。またペットボトルを使う場合にもキャップの真ん中に穴を開けておくと美味しい日本酒が作れるので、ぜひ試してみてください。保存は冷蔵庫で美味しいうちに飲み切りましょう。

まとめ:美味しい日本酒の作り方を振り返って

基本的には日本酒を作るのは法律で禁止されています。しかし、個人的に楽しむ分であれば、グレーゾーンなので、作ることは可能です。本格的な日本酒となると難しいので「どぶろく」を作るのをおすすめします。家庭のある簡単な物で作れるので、グルメな方だけでなく、お酒に興味のある方も、ぜひ挑戦してみてください。きっと美味しい自家製の日本酒が作れるはずです。


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