キャンプなどアウトドアで大活躍するアイテム「タープ」。複数人で行うキャンプにはほぼ必須のアイテムだと思われます。そして数あるタープ素材の中でもおすすめなのが燃えにくいコットンタープです。今回はコットンタープのおすすめを紹介していきたいと思います。

目次
タープとは?
主にアウトドアで使用される「タープ」とは大分類で分けるとテントの一種です。一般的なテントはその中で睡眠を取ったり主に居住空間として使われますが、タープはどちらかというと日差し除けや雨除けに使われる簡易的な布のことですね。よく運動会でPTAの人や偉い人が座っている上に張られているものが「タープ」になります。
テントとタープの設営かんりょー。
— 楓 (@atkaede) August 12, 2017
曇りで涼しい。ありがたや。 pic.twitter.com/Ozst2AjseR
テントが寝室だとするとタープはリビングや踊り場だとでも言いましょうか。雨にも濡れないですし、強い日差しを遮る事ができるので、テントより開放性のある空間で飲食や雑談などをゆっくり楽しめます。複数人でのキャンプであればタープの下で焚き火なんかをやっても雰囲気が盛り上がりますね。レジャーキャンプにあると非常に便利です。
すみませんご無沙汰です生きてます!!!
— おたんこ茄子@るーみっく垢 (@otanko_r) August 12, 2017
今年は同人よりキャンプをがんばる年ということで念願のソロキャン行って来ます!ということで、一人でテントとタープ張れるようにデイキャンなうです(੭ु`꒳´)੭ु⁾⁾ pic.twitter.com/k0gzrOvdUS
タープの種類まとめ!
ヘキサタープ
タープには大きく分けて4つの種類があります。まずはヘキサタープ。六角形を意味する「ヘキサ」に名前の由来があるように形が六角形で通気性がよく、上側を広くカバーすることができるタイプで、主に少人数でのキャンプに使用されることが多いです。見た目もお洒落なものが多いですね。ポールは2本で立るものが多いです。
ヘキサタープの張り方をマスターしました pic.twitter.com/TjCu64lKoy
— 1.036 (@oreos_mu) August 12, 2017
レクタタープ
大人数向けのタープなら複数のポールを使って設営するレクタタープです。いわゆる運動会や地域のイベントで使われやすいタープですね。横風には若干弱いですが、非常に広い範囲をカバーできるので人数が多い場合はレクタタープを使うといいです。ただ一人で張るのは難しいのでソロキャンパー向きではありません。
真夏のキャンプに行ってきました。今回は、クイックテント&Quechuaレクタタープのレイアウト。 pic.twitter.com/aO00hAMGhN
— 学びネット (@manabinet) August 12, 2014
スクリーンタープ
タープの中でもよりテントに近い形状をしているのがスクリーンタープです。テントのように四方を布に囲まれた状態で使用するため、プライベート感が強く、悪天候でも使用しやすいタープと言えるでしょう。雨にも強いです。その分通気性は悪いため、中で火を使うのはおすすめできません。
ウイングタープ
ウイングタープはひし形の形をしているタープで、設営がシンプルに行えるためアウトドア初心者にも強くおすすめしたいタープです。ヘキサタープほど風や雨には強くないですが、日差しを遮る目的であればウイングタープがいいですね。値段も他のタープに比べて比較的安いです。ソロや少人数向けのタープと言えるでしょう。
これがあったらうちわが要らないwww
— オラめたる@ももももももシタン (@poimetal) April 23, 2017
オラが行けたらウイングタープの一人立ての秘技を見せたのにwww pic.twitter.com/2UoMQditFa
初心者にもおすすめのタープの選び方!
耐水性
タープを選ぶ際に重要なのはまず「耐水性」です。上記の通りタープは雨を避ける事が主な目的の一つになっていますので、雨に濡れて過剰に重たくなったり雨漏りをするようなタープは運搬手段などを選びます。そういう意味ではビニール系の素材だと雨をはじきやすいので単に雨対策ならビニール系の素材がいいと思います。
耐火性
またタープの下では焚き火や料理など火を使う機会がかなり多いです。そのため耐火性に優れたタープを選ぶとキャンプでの行動の幅が広がり、より楽しめると思います。詳しくは後述しますが、耐火性に優れているのは「コットン」を素材としたタープですね。ポリエステルやビニールは火に弱いため焚き火をするならコットンを選ばなければいけません。
遮光性
また強い日差しから逃れるのもタープを使う主な目的の一つです。そのため太陽の光を遮る「遮光性」はタープを選ぶ際に非常に大切になってきます。遮光性は厚さが厚いほど高まりますね。また黒っぽい素材のタープだと太陽の光を吸収しやすく、タープの下まで太陽光の影響が及ぶことが少ないです。
遮光性と目隠しですね。不意の雨でもタープの下でくつろげますし。あと1番は所有欲です。形がかっこいい! pic.twitter.com/bqYoaUgkA0
— 出羽守(でわのかみ)25日〜北海道 (@dewa_est) August 2, 2017
おすすめのタープの素材はコットン?
本格的にキャンプを楽しみたいなら焚き火ができる「コットン」を素材としたタープを選ぶと良いですね。ビニール素材も軽かったり値段が安かったり雨をはじきやすかったりと利点はあるのですが、ビニールはとても燃えやすい素材のため基本的にビニールタープの下で焚き火はできません。火の粉が散っただけで大惨事になってしまいますので…
キャンプにおいて「焚き火ができる」というポイントはキャンプの楽しみを広げるのでやはり耐火性の強いコットン素材を主に使用したタープを選ぶのがいいでしょう。コットンタープはビニールより若干値段は張りますが、きちんとメンテナンスを続ければ長く使えるタープでもあるのでおすすめです。
ポリコットンタープもおすすめ
またコットンタープには「ポリコットン」というタイプのタープもあります。ポリコットンとはコットンとポリエステルを混ぜ合わせて作られた素材のことで、コットンよりも耐水性が強く、さらにポリエステル(ビニール)より耐火性に優れるというコットンとビニールの「いいとこどり」をしているのでどんな場面でも使いやすく初心者にもおすすめです。
値段もコットン100%のものより安くなりがちで気軽に購入しやすいのもポイントですね。タープの成分表に必ず「ポリエステル」や「コットン」の比率が書かれているのでコットン系のタープを購入したいのであれば確認した方がいいでしょう。
コットンタープ設営に必要な道具は?
タープの設営に必要な道具は基本的にテントと同じです。地面に打ち付けるペグとペグハンマー、タープを巻き付けるポール、そしてキャンプ用のロープが必要になります。セットとしてタープを購入したときに含まれる場合もありますが、含まれずそれぞれ単独に道具を購入しなければいけない商品も存在するのでしっかり確認しましょう。
鍛造ペグと言えば、最初に買ったのは村の鍛治屋 エリッゼステーク28cm。
— としひこ (@OnigiriJiro) June 12, 2017
ヘキサタープ用として使用。
風が強くなければ問題無いのだけど…
そのうちタープのメインポール用に38cmのものを購入予定。
残りの四つの角はは28cmを2本ずつ使ったら、風にも強くなると思うの…(´Д`) pic.twitter.com/FymgmFZyqJ
ペグの打ち方やポールの建て方などは初めてだと苦労する可能性もあるので、自宅の庭や近くの公園で何回か練習してみるといいと思います(不審者に見られない範囲で)。タープやテントが自力で設営できるようになると女性や子供に尊敬されますし、何よりキャンプがより楽しくなるので習得しておくといいでしょう。
お高く感じてしまうけど、このペグハンマーが欲しいのよねー。 pic.twitter.com/Ny1tP65a44
— 悪魔工房主宰@バイク馬鹿 (@demon_666_666) May 24, 2017
コットンタープを使う際の注意点
平坦な場所を選ぶ
タープを設営する際はいくつか注意点があります。まずは平坦な場所を選ぶことです。斜面や起伏の激しい場所にタープを設置していまうと、ペグが抜けたりロープが緩んだりとタープ自体バラバラになってしまう可能性が高く、特に焚き火をしている場合は危険です。何より居心地も悪いですね。基本ですがタープは平らな場所に設置しましょう。
一本木のそばは避ける
近くに大きく、そして独立している木がある場合のタープ設営にも注意が必要です。木が茂っている場所は特に問題はありませんが、独立している高い木があると落雷に巻き込まれる可能性があるためですね。
崖の下も避ける
また崖の下も落石の危険があるため絶対に崖下にタープを設営するのも絶対にやめましょう。例え小さな石ころでも崖を転がり落ちれば命を奪う事もある凶器になります。
ポリエステル・ビニールタープで焚き火はしない
上記したようにビニール素材は燃えやすいのでビニールタープの下で焚き火を行うのは厳禁です。焚き火をするならコットンタープ、もしくはポリコットンタープが必須です。
晴れたので近所の公園でタープ二枚の遮光性チェック。やはり重い方が陰が暗い。 pic.twitter.com/idyhC5MVJ3
— sippofactory(畑中) (@sippofactory) July 13, 2015
比較的重たい
コットンのタープはポリエステルのタープに比べて重量があることが多く、少人数の場合実際に持ち運び可能かどうか?は確認する必要があります。また耐水性は高いのですが水分を吸収しやすいものが多くなっているので、雨が降った場合の重量もかなり重たくなります。こちらも雨が降った場合の重量を確認しておくべきでしょう。
いやー昨夜は本当に楽しかった✨
— あず (@Justice_Camp) June 3, 2017
ギアの話しながら焚き火をして酒を呑むことが実現して最高な気分でした💡
今日はものすごく天気がいいですね❗
日差しは強いですが、タープ下なら涼しいです👍
エミリアさんから差し入れいただきました❗
ごちそうさま😆☀ pic.twitter.com/HJFZS7ZXGH
コットンタープは利用目的をしっかり考慮する
コットン100%のタープを選ぶ際は目的に応じてタープの種類を厳選しましょう。一人や少人数でのキャンプなら大きいレクタタープは必要ありませんし、大人数のキャンプならヘキサタープではスペースが足りないこともあります。実際にタープを広げた場合の寸法と立ち姿は必ずチェックするようにして下さい。
また気温や天候もタープの選び方には重要です。ヘキサタープやウイングタープは日差しを避けるには適していますが、通気性が高くて気温が低いと寒い可能性もあります。反対に真夏の暑い時期にスクリーンタープを使用すれば中が蒸して熱くなり、せっかくタープを使用した意味が無くなることもあります。
したがって自分が主に行くであろうキャンプ地の気候や平均気温に合わせたチョイスをする必要がありますね。それでは下記に初心者や上級者までおすすめなコットンタープのメーカーを紹介していきたいと思います。
おすすめのコットンタープ①タトンカ
まずはおそらく日本で最も有名なタープメーカーであるドイツのアウトドアブランド「タトンカ」のタープです。タトンカのコットンタープは主に「ポリコットン」を使用しており、耐火性と耐水性、遮光性のバランスが良く世界中のキャンパーに愛されています。日本でもアウトドア店やホームセンターで販売されていますね。
デザインやカラーもコットンの素朴でいて力強いカラーが強調されたシンプルなデザインでこれもお洒落でおすすめポイントです。ポールが付属していないものがほとんどなのでポールを別途購入する必要がありますが、雨にも強く焚き火もできるので初心者、上級者問わずおすすめのコットンタープと言えるでしょう。
おすすめのコットンタープ②スノーピーク
日本のメーカーにもデザインがお洒落でかつ機能性が高いタープを製造している会社があります。その名は「スノーピーク」。新潟県のアウトドアメーカーで社員が自ら自社製品を繰り返し使ってテストしているので品質への信頼性はとても高いです。
タトンカと同じく、スノーピークのターフもコットン本来のカラーを活かしたデザインにワンポイントカラーが入っておりデザインが自然に調和していて美しくおすすめです。他のメーカーに比べて雨や火に強いのはもちろんのこと、遮光性が抜群に高いのもポイントですね。
おすすめのコットンタープ③テンマクデザイン
数あるタープの中でも特に耐火性に優れた長所を見せるのが「tent-mark-designs」、通称「テンマクデザイン」と呼ばれているメーカーです。メインとなるタープは「Takibi Tarp」という種類の商品で、その名の通りポリコットン製で製作され、タープの下で焚き火や調理をするのに適してる非常に優秀なタープです。
またもう一つの主力商品「ムササビウイング」も非常に優秀なキャンプターフです。独特の五角形のデザインがお洒落でかつこちらも耐火性に優れているので少人数で焚き火をして過ごすにはピッタリのタープになっています。
おすすめのコットンタープ④SOTOLABO
コットンタープでは「SOTOLABO」のタープもおすすめです。SOTORABOのタープは「KOKAGE」と名の付くコットン100%の製品に非常に特徴があり、その名の通り遮光性が高くキャンプ地にワンランク上のリラックス空間を作り出してくれます。防水加工や透湿加工もされているのでコットンの弱点である強い雨にも耐久力を見せますね。
真夏の暑い時期に張るタープとしては最高クラスの出来でしょう。設営もできる限りシンプルにしてあるので初心者の人でも簡単に扱えます。また素材は「メイドインジャパン」にこだわって作られているのでクオリティが安定しているのもおすすめしたいポイントですね。
おすすめのコットンタープ⑤ドッペルギャンガー
シックな雰囲気のタープよりポップでサイケなタープが好みの人によっては「ドッペルギャンガー」のタープがおすすめです。デザインがとても個性的でかつ他のタープより値段が低く抑えられているため老若男女問わず使いやすいタープだと思います。多くが1万円台で購入できるので初心者にも向いているでしょう。
届いたタープのチェックとロープの張り替え作業☆#タープ#doppelganger pic.twitter.com/eQf563wSlX
— 木のぼりツアー 猿山 (@_MonkeyMountain) September 4, 2016
ドッペルギャンガーはテント業界でも「ワンタッチテント」が有名であるようにタープの設営面もできる限り優しく作られており、これも初心者にはおすすめしたいポイントです。
ドッペルギャンガーのタープは目立っていいなー pic.twitter.com/wbcb8Ih7X8
— kaizan (@booknakamura) August 26, 2016
おすすめのコットンタープ⑥ヒルバーグ
高品質な製品を次々と作り出すことで世界的に有名なスウェーデンのアウトドアブランド「ヒルバーグ」のタープもおすすめです。非常に軽量で持ち運びが簡単なためキャンパーには非常に人気が高いブランドですね。デザインもタープで重要である「曲線美」が強調されていて美しいです。
#ノルディスク アスガルド7.1と、 #ヒルバーグ のタープ。今回のプチキャンプはクルマバージョンでした。 pic.twitter.com/cZFhwBxBKT
— くらさん (@shizuki1969) February 21, 2017
ロープの張り方は若干難しい点がありますが、その分張り方は人によって千差万別で個性が出ます。アレンジもしやすいのであらゆる場面で活躍が期待できるタープだと言えますね。
おすすめのコットンタープ⑦ビジョンピークス
コストパフォーマンスのいいタープはビジョンピークスです。ビジョンピークスは「ヒマラヤ」というアウトドア・スポーツ用品店を展開している会社で、元々スキー用品の取り扱いから始めた企業とあって製品の耐久力が高く、アウトドア初心者にもおすすめの製品が揃っています。
過日購入したものの、なかなか張るタイミングがなかったタープ(ビジョンピークスTCヘキサタープ)を試し張り。 pic.twitter.com/tZkjcdbAqG
— Silver Fox (@Silver_Fox_1107) June 10, 2017
そんなビジョンピークスの製品の中でもタープは随一の性能を誇ります。品質が高いわりに1万円台前半から後半で購入できるタープが多く、値段が安いのも特徴的ですね。季節外れを狙って買えば数千円で購入できることもあります。初心者はまずビジョンピークスのタープで様子を見てみるのもいいでしょう。
ビジョンピークスのタープとタンゾウペグ
— ☆☆☆ (@dij_o) July 3, 2014
スノピのソリステと同じ様なのだけどタンゾウペグは色がついてて見やすく忘れ物ナシ! pic.twitter.com/SmYphHA1CJ
質のいいコットンタープを選ぶとキャンプがより楽しく
タープは慣れないうちは設営も簡単ではないですし、状況によって選ぶべき種類が異なるため購入前にしっかり熟慮する必要はありますが、タープのあるなしではキャンプの満足度が大きく変わります。今までタープを利用してこなかった人も一度使ってみてはいかがでしょうか?
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