結婚祝いをいただいた方へのお返しは、今後も仲良くお付き合いしていく上でとても大事なものです。今回は、マナーとして外すことができない結婚内祝いについて紹介します。記事を参考にし、結婚祝いをくださった大事な皆様に、ぜひ喜んでもらえるお返しをしてください!

結婚祝いのお返し【内祝い】マナー。職場・親戚・上司・友達別に紹介

目次

  1. 結婚祝いのお返しをしましょう!
  2. 内祝いの相場とお返しのタイミングは?
  3. お返しの準備に便利な専用サイトも!
  4. 結婚祝いのお返し準備にはギフトショップもお勧め!
  5. 内祝いの手配前に注意したいこと!
  6. 押さえておきたい結婚祝いのお返し基本マナー
  7. 結婚祝いのお返しの選び方は?
  8. 相手に合わせた内祝いの選び方
  9. のしにも気を配りましょう!
  10. 結婚内祝いのマナーと選び方のまとめ

結婚祝いのお返しをしましょう!

内祝いとは何でしょうか?結婚における内祝いとは、結婚祝いをいただいた方へのお返しです。ただし、結婚式に参列され、ご祝儀をいただいた方たちには引出物をお返ししますので、内祝いを用意する必要はありません。

内祝いを用意する必要があるのは、結婚式に招待しなかった人からお祝いをいただいた場合や、結婚式に参列されてご祝儀をたくさんいただいており、引出物だけでは不十分だと思われる場合です。

内祝いの相場とお返しのタイミングは?

結婚祝いのお返しである内祝いの相場は、いただいたお祝いの3分の1から半額の間とされています。ほとんどの場合、半額程度の品物を用意します。相場よりも安すぎるとお相手は「お祝いが喜んでもらえなかったのでは?」とがっかりされますし、あまりに高額な物だと恐縮してしまいますので注意しましょう。

結婚祝いを品物でいただいた場合は、その品物の相場をインターネットで調べ、その価格を基準にお返しを用意しましょう。お返しをするタイミングは、結婚祝いをいただいてから1か月以内とされています。

結婚祝いのお返しが1か月を越えてしまいそうな場合は…

結婚祝いをいただくタイミングはまちまちです。そのため、結婚祝いをいただいた時期を全て把握し、1か月以内にお返しすることが難しいケースもあります。その場合は、一言「遅くなり申し訳ございません」とお詫びを伝えると丁寧な印象になり、失礼でなくなります。

お返しの準備に便利な専用サイトも!

結婚祝いのお返しの準備方法は、実際にギフトショップなどに足を運んで選ぶ、インターネットで注文するといった方法があります。最近では、インターネット上に内祝い専用のサイトが登場し、利用のしやすさから人気が上昇しています。例えば、「つながるギフト 贈り物.com」は、ブライダル大手のテイクアンドギヴ・ニーズと引出物会社のウイーブが共同で運営しています。

このサイトでは、実際に結婚式を担当してるウエディングプランナーのおすすめ商品や、引出物で人気の商品を多数取り扱っており、いただいた結婚祝いの金額や職場の上司、親戚、友達といった相手の立場に合わせてお返しを用意することができます。また、ご自宅まで発送手配をすることができます。

結婚祝いのお返し準備にはギフトショップもお勧め!

実際にギフトショップに足を運び、実際に手にとってお返しの商品を選ぶのも魅力的です。また、ギフトショップの店員さんは、結婚祝いのお返しに関する地域のしきたりなどに詳しい方もいらっしゃるので、贈る相手のことを伝えて相談するのもお勧めです。

内祝いの手配前に注意したいこと!

結婚祝いのお礼は心を込めて

お返しの用意をする前にとても大事なのが、結婚祝いのお礼です。直接手渡しでいただいた場合、その場できちんと感謝の気持ちを伝えます。もし結婚祝いを郵送でいただいた場合は、すぐに電話で感謝の気持ちを伝えましょう。お相手も、無事手元に届いたことがわかり、安心されます。

最近はメールやLINEなどのSNSを利用している人も多いですが、親しい友達であっても、結婚祝いに関しては電話でお礼を伝えるのがマナーです。結婚という大事なシーンでのことですので、失礼なく、お互いが気持ちよくいられるよう、マナーには注意を払いましょう。

結婚祝いのお返し準備リストの作成

お返しの準備が必要な方をリストにして管理するのが便利です。結婚祝いをいただく時期は、結婚式の準備やハネムーンなど、新郎新婦にとってはいそがしい時期に重なります。様々なタイミングでいただく結婚祝いを全て記憶で把握するのは危険です。万が一結婚祝いのお返しが漏れてしまうと大変な失礼に当たりますので、必ずリストを作成しましょう。

リストを作成する際、いただいた結婚祝いの品物の大体の金額も記入しておくようにすると、お返しを準備する際に便利です。いただいた品物の金額を調べるのは失礼なことのように思えますが、いただいた品物の実際の金額に見合わないお返しをしてしまうことの方がはるかにマナー違反になってしまいます。目安の金額で構いませんので、インターネットなどで調べて書きましょう。

押さえておきたい結婚祝いのお返し基本マナー

偶数、割れ物、刃物に注意

お返しを準備する上で、注意したいポイントがあります。まず、1人の方に複数の物を贈る場合、偶数は避ける方がベターです。というのも偶数は「2つに割り切れる」「別れる」を連想するため、結婚では縁起が悪いと考える人もいるからです。また、刃物は「切れる」、割れ物は「割れる」ため、縁起が悪いと考える人もいます。

最近はこうしたことを気にしない人も増え、お皿やグラスなどをお返しに贈るケースも増えています。ただ、ご年配の方や目上の方の場合はこうしたしきたりを重視される場合もあるため、贈るお相手のパーソナリティーを考慮した上で、その方に合ったものを贈るのがマナーです。

お礼状やメッセージカードを必ず付けて!

大事な結婚祝いのお返しです。細部までマナーに気を配りましょう。直接お返しを渡す方にはその場で感謝の気持ちを伝えますが、郵送の場合は必ずお礼状やメッセージカードを付けるようにしましょう。インターネットでギフトを準備する場合も、メッセージカードを付けられるケースがほとんどです。たとえ一言でも、受け取った相手が喜んでくれそうな言葉を添えましょう。

結婚祝いのお返しの選び方は?

実際の品物とカタログギフトの違い

引出物と同様、実際の品物を贈る場合とカタログギフトの場合があります。それぞれの特徴を理解し、相手に合ったものを選びましょう。実際の品物のメリットは、「新郎新婦が直接選んでくれた」という特別感です。2人にちなんだものや、お相手の嗜好に合ったものを選べば、ずっと思い出に残ります。逆にデメリットは、すでに持っている物と被ってしまう可能性があることです。

カタログギフトの場合、メリットはご自身で選べるので、すでに持っている物と被る心配がなく、欲しいものを手に入れることができる点です。逆にデメリットは、自分自身で選ぶため、新郎新婦に選んでもらったという特別感は薄れてしまうことが挙げられます。ただ、どちらもおふたりが心を込めて選べば喜んでいただけるはずなので、お相手を具体的にイメージして選んでください。

相手に合わせた内祝いの選び方

ここからは、職場、親戚、上司、友達にわけ、それぞれのお返しの選び方について紹介していきます。金額の目安は冒頭で紹介した通り、いただいたお祝いの額の3分の1〜半分の額ですが、半分位の額のものを選ぶのが無難です。その上で、これから紹介することを参考に、その方に最も喜んでいただけそうなものを選んでください。

職場(同僚、先輩)

職場の同僚の方は、何名かの連名で結婚祝いをくださることが多いものです。少人数でいただいた場合はきちんとお1人ずつに、もし大人数でいただいた場合は、大人数に配れる包装されたお菓子がおすすめです。職場の同僚の方への定番ギフトは、人気ブランドの銘菓などです。

職場の先輩からいただいた場合も、お菓子をお返しする場合が多いですが、それぞれの先輩のお好みに合わせて選ぶのもとても喜ばれます。若い方であればオシャレな日用品、年上の方であれば有名ブランドの上質な商品を贈るのもお勧めです。

親戚

親戚の方は、おふたりが生まれた時からお世話になった大事な方々です。今までの感謝を込めて、高級感のあるギフトをお返しして喜んでいただきましょう。具体的には、高級なタオルや布団、茶器セット、またはカニや松坂牛、高級なお菓子を贈る方もいらっしゃいます。

上司・目上の方

上司をはじめ、目上の方への内祝いは、大変気を遣うところです。基本は失礼のないものを選ぶことが重要です。上質なものを選ぶのがおすすめですが、相手の好みがわからない場合、迷ってしまいがちです。一番無難なのは、なるべくシンプルで上質感があり、実用的なものです。具体的には、上質なバスタオルやお酒、グラスやカップ等がお勧めです。

友達

お友達の場合、その方の好みに合わせて選ぶのがお勧めです。例えば、お酒が好きなお友達であれば、お酒やグラスなどがお勧めです。女性の場合、紅茶やスイーツが喜ばれるケースも多いです。スイーツを選ぶ場合は、見栄えを重視し、量よりも質で選ぶのがポイントです。誰にでも喜ばれる定番品としては、タオルセットやバスアメニティ、洗剤など日用品の詰め合わせなどがあります。

カタログギフトを贈る場合

カタログギフトを贈る場合は、カタログごとの特徴を把握し、金額とお相手に合ったものを選びましょう。内祝いの専用サイトでは、予算やお相手の嗜好(グルメな方、ブランド好きな方、アクティブな方、嗜好がわからない方など)、立場(会社、親戚、上司、友達など)に合わせてカタログを選びやすくなっていることが多いです。

嗜好がわからない方の場合、掲載されている商品の種類が幅広いカタログを選べば無難です。職場の上司や先輩、目上の方には、有名ブランドなどの上質な商品が掲載されているカタログがお勧めです。

若いお友達や同僚の方には、スタイル提案のある日用品などの含まれたカタログがお勧めです。親族様は、ご家族みんなで楽しんで選べる内容や、年代を気にせず楽しめる内容がお勧めです。実際にインターネットで情報を集めたり、ギフトショップの店員さんに聴いて最適なものを選びましょう。

のしにも気を配りましょう!

結婚祝いのお返しの場合は「結び切り」を選びましょう!

内祝い用ののしには、「結び切り」と「蝶結び」があります。結婚内祝いの場合は、「結び切り」ののし紙を選ぶようにしましょう。結び切りは、一度結んでしまうと解けなくなることから「この結婚が一生のものとなるように」という意味があります。蝶結びは何度も結び直せるため、「何度も繰り返し起こってほしい」という意味になり、出産内祝いで使われます。

のし中央の上部には「内祝い」、下部にはご夫婦の新姓、両家名、もしくはご夫婦の連名が入ります。右側が夫、左側が妻(婿入りは逆)です。このあたりのことについては、地域ごとにしきたりが異なっている場合が多いです。念のため、親御様に相談するようにしましょう。特に親戚関係の場合は必ず親御様に相談してください。

「外のし」と「内のし」って?

のしのかけ方には、外のし・内のしの2種類があります。外のしは包装紙の上に、内のしは包装紙の下にのしを付けます。外のしは、お名前が前面に出るので送り主が一目で確認できます。しかし、郵送時に破損する可能性があり、その場合は縁起が悪いと気にされる場合もあります。

内のしは相手に控えめな印象を与え、郵送する場合も安全なので、ブライダルでは内のしにされる方が多いです。ただ、のしのかけ方にも地域ごとのしきたりがあるため、親御様に相談するようにしてください。

結婚内祝いのマナーと選び方のまとめ

結婚内祝いは、結婚祝いのお返しです。内祝いの相場は、いただいた金額の半額が一般的です。お祝いをいただいて1か月以内に、なるべく早くお返しするのがマナーです。インターネットに内祝い専用のサイトもできており、インターネットでもギフトショップでも品物を選びやすくなりました。

また、内祝いを贈る必要のある方のリストを作成しておくと、贈り漏れのリスクがなくなり、安心です。内祝いの品物を選ぶ際には、偶数や刃物、割れ物を気にする方もいるので注意しましょう。郵送の場合は必ずお礼状やメッセージカードを添えてください。

職場の同僚や先輩の方にはお菓子が定番ですが、個々人の嗜好に合わせたギフトも喜ばれます。親戚の方は、高級感のある物で感謝を伝えます。上司や目上の方には、シンプルで高品質な実用品がお勧めです。お友達は嗜好に合わせて選びましょう。年齢や性別も基準の1つになります。のしなどのマナーを慎重に踏まえ、最高の贈り物をしましょう。


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