体重計とiPhoneの連動が進み、効率的な健康管理に取り組むことができるようになりました。ダイエットに役立てるにも、さまざまな数値を測定することのできる体重計が登場。WiFiを通してiPhoneのアプリと連携しながらのヘルスケアが可能です。

目次
体重管理の昔と今
体重管理に体重計が必須であることは、昔も今も変わりません。ですがその体重計は、時代とともに「進化」を続けています。体脂肪率を測定することができるようになったことも、すでに昔。BMIに体内年齢、筋肉量などといったようにさまざまなデータが表示されるものもあります。

かつて体重の推移を管理する上では、ノートなどに測定した数字をつけておくことが当たり前でした。それが今や体重計に乗れば、WiFi経由でその測定データがインターネット上に残るようになっているのです。もちろん体重がどのように変化しているか、一目瞭然。
自己管理の為にWithingsのWifi体重計を使用。タ●タの体重計の方が正確だと思うけど、勝手に体脂肪と体重計、BMI、歩数(Appleのhealth kit経由)がwifi経由でiphoneと公式アプリと同期。モチベーション維持に繋がるので良い。体脂肪12パー(白目 pic.twitter.com/QpqPV91md3
— Resonate (@resonate_t) January 27, 2017
実際に健康な身体づくりのためには体重だけに注目していてもいけませんから、ある意味科学的なダイエットをすることも可能になっています。そこでiPhoneも活用されるようになり、iPhone対応のアプリも進化を続けています。iPhoneと連携する体重計、一昔前はまったく考えられなかったものです。
iPhoneに対応する体重計って?
近年の体重計で測定することのできる項目は体重に体脂肪率はもちろん内臓脂肪レベルや骨量、基礎代謝量など幅広いもの。家族で共有して、自動的に誰が体重を測っているのかが認識されるというかしこい体重計までもあります。
そして注目されているものが、iPhoneと連携するようになっている体重計。測定データがiPhoneへ送信され、身体にどのような変化が起こっているのかについてくわしく知ることができます。WiFiなどの無線LAN環境があれば、自動で計測された内容がiPhoneなどへアップロードされるのです。
WiFiの設定なおしたら体重計が送れなかった分も送ってくれた。ありがたみ。で、昨日より1.4kgの体重減少!やっぱり山は効くなぁ。今日も行きたいけど着地筋が猛烈に筋肉痛だから今日は散歩ぐらいしか出来ないかな。 pic.twitter.com/AVYi8EsLNp
— <ジャパリCnoッポ (@Cnodaj) July 3, 2016
管理に専用のアプリを使うことで、iPhoneの画面にはグラフが示されて自己管理に役立ちます。ちなみにiPhoneだけでなくAndroid、さらにはテレビやパソコンなどの機器でもデータをチェックすることができます。
体重計とiPhoneが連携するしくみ
iPhoneでは、対応する体重計を使って測定されたデータを受信することができます。そのデータも「宝の持ち腐れ」になるわけではなく、連動した折れ線グラフで体重などの状況が示されるというように活用されます。
体重計のデータがどのようなしくみでiPhoneと連携するのかというと不思議ですが、そこではWiFiやbluetoothが活躍しています。WiFiであれば、そもそも体重計がWiFi経由で無線通信をすることのできる仕様となっているのです。その機能によって、体重計に乗れば自分で何をしなくてもデータがインターネット上にあるサーバーへと送られることに。
データはiPhoneに限らず、パソコンからでも閲覧することが可能です。あらたなデータが送られると、それに連動してグラフも新しいものに。bluetoothで通信する場合は体重計で測定する都度、自分の手で設定してiPhoneの本体へ直接データを送ります。
WiFiがiPhoneを通して体重計の可能性を広げた?
WiFiに対応している体重計を購入した場合には、最初に初期設定をしなければなりません。そこが手間にはなりますが、いったん設定すればあとは体重計に乗るだけで勝手にデータが送信されることに。
WiFi体重計のオムロン「カラダスキャン HBF-253W」と、Withings「Smart Body Analyzer」(WS-50)の違い - やじり鳥http://t.co/OE7EadLssS pic.twitter.com/VxBMH2lcuI
— tonogata (@tonogatas) September 7, 2015
WiFi、それにiPhoneが連携したことで体重計の可能性は広がりダイエットにも取り組みやすくなっています。WiFiを活用した体重計に関しては、無料で使うことのできるウェブサービスが用意されているなど利用しやすい環境も整えられています。そのサービスに登録してから体重計で計測すると、ダイエットにかかわるデータがWiFi経由で送られるのです。
そのデータからさまざまなグラフが生成され、iPhoneで気軽にチェックすることが可能。サービスによってはツイッターとも連携していて、それがモチベーションとなり連動してダイエット効果が現れるかもしれません。
安いの?使い勝手は?iPhoneに対応する体重計のギモン
iPhoneに対応している体重計には、3,000円程度のものから1万円を超えるものまでさまざまな値段のものがあります。やはり安いものですと機能はシンプルで、高額になるほど体水分率や推定骨量などといった多くのデータがわかる傾向。
性能と価格が連動するわけですから、人によっては測定可能な項目が少なくても安いものが良いということもあるでしょう。逆にヘルスケアを徹底すべく、こだわってさまざまな数値がわかる機種を選んでいる人もいます。通信機能についてはbluetooth対応の体重計、WiFi対応の体重計が。
自宅にWiFi環境がなくてiPhoneと体重計を連動させたいという場合は、bluetooth対応の体重計が必要です。スマホについてはiPhone、Androidへの対応を確認しておきたいところ。家族で体重計を連携して使う場合ですと、家族それぞれでiPhoneとAndroidのスマホを持っているならばiPhoneとAndroidのどちらにも対応する体重計が使い勝手の面で理想です。
ダイエットにiPhone?体重計との連動でおすすめ活用法
かつてのダイエットと言うとモチベーションを上げるべく、壁に大きな紙を貼って体重計で計測した数字を折れ線グラフにしていくといったことも行われていました。ノートへ記録するにしても続けていくとなかなかの手間で、結局挫折してやめてしまっていたという人も少なくありません。
ダイエットを始めてから、1ヶ月経ちました
— MOE@新生活 (@pipipi288diet) October 7, 2014
私は手書きのグラフを作っています(๑′ᴗ‵๑)
開始→48.1kg
MAX→50.0kg
高校卒業時→47.0kg
開始〜→-3.2kg
MAX〜→-5.1kg
高校卒業時〜→-2.1kg pic.twitter.com/7ER27eNyoN
そこで、iPhoneと連携する体重計です。体重計のデータは手間をかけることなく記録され、iPhoneから見るほかアプリで連動してデータを加工することもできます。特にWiFi経由でデータが送信される体重計は、体重計に乗ることさえ習慣になれば連動したグラフもどんどん更新されていきます。
歩数なども確認することで、さらなるヘルスケアにもつながるわけです。そう考えると、ある意味でダイエットの「大敵」となる数値の管理を自動化するという発想はまさに目のつけどころがすばらしかったということができるでしょう。
体重計に乗るだけはダメ!iPhoneでしっかりヘルスケア
体重について管理することだけが、ダイエットというわけではありません。体脂肪率や基礎代謝量なども、重要な要素。各種の数値を併せて記録していくことによって、ダイエットをしている自分にどのような身体の傾向があるかもよく見えてくるのです。
それをベースとして目指す体重を目標設定すれば、無理のないダイエットが可能となります。もちろん、ヘルスケアも大切。体重が減ったからと言って、それが自然なものでなく病的なものであると良くありません。
数字の変化はiPhoneでも確認することができますから、ダイエットする上でも強い味方になってくれます。iPhoneでは血圧や歩数などのデータも入力することができますから、トータルのヘルスケアにも結びつくのです。iPhoneの仕様として、歩くと連動して自動で歩数が入力されるというものもあります。体重計を含めて、総合的ばヘルスケアを心がけることが大切です。
iPhoneの体重計アプリ活用術
iPhoneでは、最初から「ヘルスケア」と名づけられたアプリを使うことができます。自動で移動距離や歩数などのデータが収集され、ダイエットにとどまらず運動や睡眠について管理する上でも活躍するもの。ダイエットするにあたっては、体重計とアプリを連携させることも一手です。
ただし体重計にはヘルスケアアプリと連携することのできる機種、対応していない機種も。あらたに購入しようというときには、そこに注意しなければなりません。
わたしゃモルモットか何かか
— なかむ~〜~ん⊂( ^ω^)⊃ (@moon__25252) June 8, 2017
Sleep timerって言うアプリをインストールして設定するとiPhoneにデフォルトで入ってるヘルスケアのアプリと連動してこのような感じでどんな睡眠を取ってるかが分かるのです(寝言も録音できる) pic.twitter.com/zBEVKBovKo
また、体重計のメーカーでもダイエットに活用することのできるソフトを出しています。体重計を作っている会社では健康関係の製品を多く手がけていることもあり、体重に限らず血圧や尿糖などといった健康に関するデータも入力することができるなどの特徴も。iPhoneでデータをチェックするだけでなく、グラフなどのかたちで見ることも可能です。
トータルな健康管理にiPhone対応体重計を
ダイエットするにあたっては、あくまで健康体で痩せたいもの。無理なダイエットをしていると、身体をこわしてしまう危険があります。
iPhoneに対応している体重計では、体重だけでなく身体に関する膨大なデータが蓄積されていきます。それはトータルな健康管理に役立つものであり、やみくもに体重の数値を追求するものではありません。たとえば歩数が記録されれば、毎日の運動量と体重の変動についてその関係性を紐解くことができるかもしれません。
飲み会が多いシーズンにたくさん飲み食いしたときなどは、ふと気になって体重計に乗りがち。とは言っても、そのようなときだけでなくそれより前の体重とも比べて変化を確認することが理想です。状況を把握することによって、食生活に関する計画も立てることができます。
時代は「スマート」
痩せている人のことを「スマート」と言いますが、これは実は和製英語。英語の「smart」(スマート)という言葉は「賢い」、「利口な」などの意味でおもに用いられています。そのほかに、「ハイテク」などの意味も。
ですから「スマートフォン」は、ハイテクな技術が用いられている電話といったところでしょう。最近ははた目からみると健康体型に見えても、よりスマートになろうとしてダイエットしている人がたくさんいます。そのために、体重計とiPhoneが連動して活用されるようになりました。
明日体重計届く😊
— な の (@oO_nanonano) May 22, 2017
iPhoneに繋げて自動に記録してくれるやつ! pic.twitter.com/PiuLmCxUZq
それぞれを連携させる技術、アプリもスマートなもの。まさに、時代は「スマート」と言うことができるのではないでしょうか?
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