男の必須アイテム「革靴」。革靴は安価なものではないだけに手入れをして大切に履きたいものです。これからの雨が多くなる季節に向けて、雨対策から雨に濡れてしまたとき、雨染みの防止や雨染みがでいてしまった時のお手入れ方法までを一挙ご紹介します。

革靴の雨対策とは?雨に濡れた・雨染みができたときのお手入れ方法!

目次

  1. 革靴が雨に濡れたときの対処方法について
  2. シューズブラシで革靴の汚れを綺麗に落とそう
  3. 防水スプレーでしっかり雨と雨染みを防ぐ
  4. ソールにラバーソールを貼るとさらに滑らない
  5. 雨にれてしまったときの対策と手入れ
  6. 手入れの基本!靴裏はしっかりと乾かす
  7. 最後にシュークリームを塗ります
  8. 雨染みができてしまった靴の対処について
  9. 雨染みのできた革靴を水洗い
  10. 水洗いした後はクリームがマスト
  11. 雨の日の革靴のまとめ

革靴が雨に濡れたときの対処方法について

突然の雨に打たれ、お気に入りの革靴が傷んでしまったという経験は誰しもあるのではないでしょうか。今回は、雨に濡れる前にしておくべき事前準備から、雨に濡れた後の対策、雨染みができてしまったときの対処方法までをご紹介します。まずは、「雨に降られる前の事前準備」から入りましょう。

雨に濡れる前の準備に必要なものは?

備えあれば憂いなし。まずは雨に打たれる前の対策から。準備しておくものは、シューズブラシ、防水スプレー、ソールクリームの3つのみです。

シューズブラシで革靴の汚れを綺麗に落とそう

まずはシューズブラシ、お手頃価格のものからハイブランドのものまで。予算や使う頻度を考えつつ用意しましょう。

シューズブラシで革靴の表面をブラッシングしておきます。念入りに30秒ほどかけてホコリを取り綺麗にしましょう。

防水スプレーでしっかり雨と雨染みを防ぐ

次に防水スプレーをかけていきます。まんべんなくスプレーがかかるように2周ほど吹きかけるのがベターです。防水スプレーは雨を弾くという効果だけではなく、汚れをつきにくくする効果もあるため、一石二鳥です。

スプレーが終わったら、完全に乾くまで15分ほどおきます。この乾かす時間をお忘れなく!防水スプレーは、いろいろなところで売られています。靴だけではなく、革のカバンにふりかけることで、カバンの防水や汚れ防止になります。

クリームで革靴のソールに栄養を与える

最後に、ソールに栄養を与えて、ソール自体を強くしていきます。革靴が長持ちするかどうかはソール次第といっても過言ではありません。しっかりソールクリームを塗り込んでいきましょう。

レザーソールは、歩くたびに皮の繊維がダメージを受けて摩耗していきます。皮のダメージは雨の日の透水にも影響してくるので、しっかりとソールを丈夫にしておくことが大切になってくるのです。

ソールの手入れの裏技

ちなみに、使わなくなったリップクリームを靴裏に塗る裏技もあるんだとか。夏は冬ほどリップクリームを使わないので、余った場合にこういった再利用の方法もあります。ソールクリームを買うより安いので、リップクリームを買って対処する手もありかもしれません。

ソールにラバーソールを貼るとさらに滑らない

さらに事前対策としては、レザーソールにラバーを貼るとう対処もあります。靴の修理屋さんで簡単にできるのですが、一度ラバーを貼ってしまうと元には戻せないので、しっかりと吟味する必要があります。ただ、ラバーソールになると雨の日に水でレザーソールが痛むということはなくなるので、雨の日でもへっちゃらですよ。

雨にれてしまったときの対策と手入れ

手入れに必要なメンテナンス用品

用意するものは、布(不要になったタオルやハンカチなどでOK)、シュークリーム、シューズブラシ、ソールの下に敷く為の紙や布、シューツリー。

まずは丁寧に雨を拭き取る

まずは雨に濡れた革靴の対処として、濡れた部分の水をきちんと丁寧に拭いておきます。この水滴が雨染みやカビの原因になったりもするので丁寧に拭くことを心がけましょう。

手入れの基本!靴裏はしっかりと乾かす

雨に打たれた時に一番大切になってくるのが、革靴のソールをしっかり乾かすということです。通気性の良い場所で、タオルや新聞紙の上でソールを乾かせましょう。場合によっては、そのタオルや新聞紙を新しいものに交換する必要がある場合も...

また、斜めに靴を立てかけて、ソールの部分を乾かすのもオススメです。その場合はシューツリーを入れておくのも忘れないようにしましょう。

革靴の手入れにはマストアイテムのシューツリー

中まで濡れていなければ、シューツリーを入れて置きましょう。靴の中が濡れている場合、新聞紙を入れて乾かすという方法もよくありますが、靴の中でインクが染み出してしまう危険があるので、特に革靴の場合は避けた方が良いです。靴の中に詰めるならばタオルなどの布もしくはキッチンペーパーを入れましょう。

また、ドライヤーを使って強制的に乾かす手段は、靴の変形や革のヒビの原因にもなるのでご法度!靴を乾かすには、「自然な風」で「陰干し」が鉄則です。

最後にシュークリームを塗ります

革靴の手入れに外せないシュークリーム

革が完全に乾いたら栄養クリームを塗っていきます。革にしっかりと栄養を与えていきましょう。革靴が潤うように。最後にブラッシングをしてクリームをなじませて終了です。

雨に濡れた時の対処としてはこれでオッケーです。しかし、強く雨に打たれてしまった時は、3日は靴を休ませるなどのローテーションも必要になってきます。特に雨が続く梅雨の時期は、ついつい半乾きの革靴を履いてしまうことがあるかもしれませんが、それは絶対にやめましょう。

半乾きの革靴を履いていると、革のダメージが加速して、結局は早々に革靴がダメになってしまいますよ。せっかくのお気に入りの革靴ならなおさら、長く大切に履きましょう。

雨染みができてしまった靴の対処について

「しまった!雨染みができてしまった」ときの対処方法です。突然の雨でお気に入りの靴が濡れただけでもショックなのに、乾かしたときに雨染みが浮いてきた時のダメージは相当なものです。特に茶系の革靴は雨染みが目立ちやすい。天気が怪しいと思った時は、黒の革靴の方が無難かもしれません。

そもそも雨染みとは?

そもそも雨染みとは雨に濡れている部分と濡れていない部分の差、ムラによってできるものです。ということは、いっその事、革靴全体的に濡らしてしまうのがいいということになります。ちょっと勇気が入りますが、革靴を水洗いしていきましょう。


雨染みのできた革靴の対処に必要なメンテナンスグッズ

まず必要なのは、サドルソープ、スポンジ、布、靴クリーム、靴磨きクロス、防水スプレーです。サドルソープは、あまり耳にしないかもしれませんが、革靴専用の石鹸のことで、ホームセンターなので800円〜1,200円程度で手に入りますよ。

雨染みのできた革靴を水洗い

さっそく、革靴を洗っていきましょう。まずは、布で汚れを落としていきます。ここで、革靴に紐がついている方は、きちんと紐を取ってください。

そして、水を含んだスポンジで革靴を全体的に濡らしていきましょう。ある程度濡れたら、サルドルソープをつけて、革靴の上で泡立てていきます。

丁寧に革靴にスポンジを当てていきます。力を入れずに小さな円を描くようにサドルソープを塗りこむことがポイントです。布でキレイに泡を拭き取った後は、再度、キレイなタオルで拭き取ります。もし、革靴の内側に泡がついたときはしぼったタオルでふき取りましょう。

しっかりと乾かす

ここでも、しっかりと革靴を乾かすことがポイントになってきます。雨に濡れてしまった時と同じ要領で革靴をしっかり乾かしてください。

カタチを整えつつ、革靴のソールがしっかりと乾くように、通気性の良い場所で乾かしていきます。もちろん、直射日光の当たる場所はNGです。

水洗いした後はクリームがマスト

水洗いしただけではだめ!洗った後が肝心です。きちんと乾かした後は、クリームを塗っていきます。布にクリームをつけて、薄く伸ばすようにクリームをつけていきます。直接、靴にクリームをつけるのはよくありません。靴のシミの原因にもなります。丁寧にクリームを塗っていきましょう。

ワンポイントとして、クリームをつけていない部分でもうひと磨きしましょう。余分なクリームが落ち、ツヤが出ます。ちなみにストッキングで磨くとさらに光沢が増すんだとか。

最後は防水スプレーで対策を

最後に防水スプレーを革靴全体に振りかけてフィニッシュ!この時も、「雨に濡れる前の対策」で紹介したように、2周ほどふりかけて、しっかりと乾かしていきましょう。

ちなみに、もう一段階上を行くなら防水スプレーではなく、革靴にワックスを塗っておくという対策も。雨に濡れた時のシミを防ぐには、ワックスで表面に薄く膜を作っておいてあげるのが得策です。ワックスはさらにできる男の雰囲気を演出します。

方法としては、ブラシで特にシミになりやすいアッパーのキワの部分にたっぷりと塗っていきましょう。ただし、履くとシワができる甲の部分には、ワックスを塗りすぎてしまうと革がヒビ割れてきてしまうので、薄く薄く...ワックスでピカピカに光らせた革靴は、履いているだけでもテンションが上がります。

雨の日の革靴のまとめ

手入れ次第で革靴の寿命がのびる

まずは、防水スプレーで雨に備えておくことが大事になります。次に濡れてしまったら、ソール部分をしっかり丁寧に乾かすこと。雨染みになっても、嘆かないで、諦めないで、水洗いをしてきましょう。お気に入りの革靴を少しでも長く使えるようにしっかりと手入れしていきましょう。

雨に濡れてしまって、「しまった!」と落ち込むのも気の持ちようで、手入れをするタイミングと捉えると、少し気が紛れるかもしれません。雨に濡れる前よりも美しく。自慢の革靴を丁寧にメンテナンスしていきましょう。


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