かつて世界の頂点に立ったラリーカーの血を受け継ぐ、新型スバルインプレッサG4。4代目からWRXとは分離しましたが、WRCで培った技術は今もなお新型インプレッサG4の中に受け継がれていることでしょう。今回はこの新型インプレッサG4についてご紹介します。

新型のインプレッサG4の評判は?モデルチェンジでスバルの新時代か?

目次

  1. スバル インプレッサとは
  2. スバル栄光のWRXの歴史
  3. 新型インプレッサG4
  4. 新型インプレッサG4【スペック】
  5. 新型インプレッサG4【走行性能】
  6. 新型インプレッサG4【安全性能】
  7. 新型インプレッサG4【エクステリア】
  8. 新型インプレッサG4【インテリア】
  9. 新型インプレッサG4【販売価格】
  10. 新型インプレッサG4【評判】
  11. 新型インプレッサG4【ライバル車種】トヨタ プレミオ
  12. 新型インプレッサG4【ライバル車種】日産 シルフィ
  13. 新型インプレッサG4【ライバル車種】ホンダ グレイス
  14. 新型インプレッサG4【インプレッションビデオ】
  15. 新型インプレッサG4はスタイリッシュセダンへ

スバル インプレッサとは

富士重工業

1917年に戦闘機のために誕生した飛行機研究所が自動車メーカースバルの前身となります。戦後、富士重工業は自動車の生産を開始し、現在では知らない人の居ない自動車メーカーの一つとなりました。4輪駆動の技術や水平対向エンジンの採用などで評判の良いです。

SUBARUの代表的車種

当時から今に至るまで販売し続けているスバルのフラッグシップセダン『レガシィ』の下位モデルという位置づけで販売された車種。世界戦略としてヨーロッパでの販売を視野に入れた生産された車で、ラりーの世界的大会『WRC』に向けたモデル『WRX』の活躍が評判となり有名となりました。

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スバル栄光のWRXの歴史

初代モデル

1992年に販売が始まったインプレッサは翌年からWRCへ参戦。ラリーという過酷な環境でレースに挑むには、ドライバーのテクニック等はもちろんのこと、マシンのスペックを極限まで追求する必要があります。そんな中初代インプレッサは、水平対向エンジン『EJ20型』を初めマシンのスペックを隅々まで改良され続け、やがて世界ラリー競技の頂点に君臨しました。ことの時からインプレッサの評判は広がっていきます。

2~3代目モデル

その後もWRCなど様々なモータースポーツに参戦し、競技用スペック車を開発し続け、そこで得た技術を他のスバル車にも応用していくことでスバルの技術は高まっていきました。実際にはWRCへの参戦はこの3代目モデルで終えることとなりますが、その後もWRXモデルは販売を続け、スポーツカーファンを魅了しています。

4代目モデル

スポーツカーファン以外のイメージを考え、4代目インプレッサをミドルクラスセダンと位置づけ、別の車として『スバル WRX』の販売を開始しました。ちょうど新型のGT-Rがスカイラインから分離したのと同じような状態ですね。2011~2016年までこのモデルは販売され、5代目となる新型インプレッサにバトンを渡しました。

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新型インプレッサG4

待望の新型

WRCで世界中を沸かせたインプレッサ WRXとの分離を経てること5年、ついに2016年の10月に新型インプレッサG4が販売されました。スバルのフラッグシップモデルとして、日本を代表するスポーツカーの血脈を受け継ぐ新型モデルです。これまでの2L水平対向エンジン、AWD機構、4ドアセダンはそのままに、プラットフォームなどを全く新しく見直した新型フラッグシップモデルです。

新型インプレッサG4

新型インプレッサG4はかつて「ドッカンターボ」と呼ばれたインプレッサWRXとは異なる系譜ですが、このマシンがWRCなどで得たものが確実に生きています。新型WRX S4/STIとなったこちらの車は今もなお、日本車の代表として第一線で闘い続けています。

新型インプレッサG4【スペック】

新型エンジン

新型インプレッサG4はスバル伝統の水平対向4気筒を新しく刷新したエンジンを搭載。1.6Lモデルは『FB16型』エンジン、2.0Lモデルは『FB20型』エンジンです。先代モデルと同様、新型もターボチャージャーは設定されず、NAのみとなっております。

新型のスペック

新型インプレッサG4のエンジンスペックは最高出力113kW(154PS)/6000rpm、最大トルク196N・m(20.0kgf・m)/4000rpmと従来のインプレッサに比べると少し劣ります。それでも新型の動力性能はピカイチで、燃費性能なども優れているので街乗りに適したスペックです。

新型のボディサイズ

ボディサイズは全長4,625mm、全幅1,775mm、全高1,455mm、ホイールベース2,670mm、車両重量1,300~1,400kgという数字です。先代モデルと比べると全長とホイールベースは50mm程度長くなり、全幅も約40mm広くなっています。しかし全高は30mm低くなり、車両重量も軽くなっています。

新型の燃費性能

新型インプレッサG4の燃費性能はJC08モードで2WDモデルが16.0km/L、AWDモデルが15.8km/ℓと優秀な数字を誇ります。これは過給機を廃したことによるパワーの低下と軽量化による効果が大きいのでしょう。

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新型インプレッサG4【走行性能】

新型プラットフォーム

新型インプレッサは新型プラットフォームとなる『SUBARU GLOBAL PLATFORM』を採用。これによりステアリング操作による反応が向上し、上質な走りを味わうことができます。さらに路面状況を問わず乗り心地が良いので同乗者にも不快な思いをさせません。新型インプレッサG4は振動や騒音も少なく快適なドライブを楽しむことができます。

受け継がれるAWD

新型インプレッサG4にはスバルの専売特許である4輪駆動の技術も惜しむことなく注がれています。近年自動車の電子制御化が進み、駆動機構に関してもコンピューター制御が利用されることが多いですが、スバルAWDの機械的な駆動の技術により真の安定性能を感じることができます。新型インプレッサG4は水平対向エンジンの低重心性も加わることで安心して運転することができます。

新型インプレッサG4【安全性能】

運転支援システム アイサイト ver3

今やスバルの代名詞ともなりつつある運転支援システムのアイサイト。フロントウィンドウ上部に設置されたステレオカメラにより前方の状況を感知、そして危険を予知し自動減速する『プリクラッシュブレーキ』、車間距離を一定に保つ『全車速追従機能付クルーズコントロール』、自動車線走行の『アクティブレーンキープ』、誤操作による発進を防ぐ『AT誤発進&後進抑制制御』を発揮します。

走行安全性

新型インプレッサG4に採用されたグローバルプラットフォームによりステアリング操作に対する応答性と安定性が向上しました。また横滑りなどを防止する『VBC(ビークル・ダイナミックス・コントロール)』、旋回性能を高める『アクティブ・トルク・ベクタリング』も安全性を確保しています。

ヘッドライトの機能

新型インプレッサG4はヘッドライトにも様々な機能が標準装備されています。自動で作動させる『雨滴感知オートワイパー/ライト』、視界を確保するための『ヘッドランプウォッシャー』により安心して走行できます。また明るいLEDハイ&ロービームなのがうれしいですね。

エアバック

新型インプレッサG4には複数のエアバックが装備されています。まずは前席乗員を護るデュアルSRSエアバックとSRSサイドエアバック、運転手の足元を護る運転席SRSニーエアバック、そして後部座席乗員を護るSRSカーテンエアバックの全7種類のエアバックを装備しています。万が一の際に歩行者を護るための歩行者用エアバックも完備する徹底ぶり。

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新型インプレッサG4【エクステリア】

デザイン重視のエクステリア

新型インプレッサG4はデザインがとてもかっこいいことで話題です。これまでのスバル車はエンジニアリング優先の車づくりを意識していましたが、新型インプレッサG4はカーデザイナーのイメージを優先的に採用し、これまでとはデザインに対する姿勢が変わリました。全高を低く、全幅を大きくしたプロポーションは「デザインのため」と開発責任者が明言しているほどです。

シャープな外見

ダイナミックかつラグジュアリな雰囲気を感じさせる新型インプレッサG4のエクステリア。ヘッドライトとテールライトの造形と、サイドの流れるようなシャープな形状がそう感じさせるのでしょう。低重心に加えボディのワイド化がなされたことで、まるで欧州車のような気品も感じさせます。

新型インプレッサG4【インテリア】

大胆な造形

『ダイナミック&ソリッド』とは時代に合わせて進化してきたスバルが新たに掲げるデザインの考え方です。新型インプレッサG4はダイナミックな躍動感のあるデザインと、ソリッドな安心させるような塊感のあるデザインで、車を繰る楽しさ追求したインテリアに仕上がっています。

広く乗り心地の良い車内

新型となりボディが長く広くなった分、キャビンも広くなりました。これにより同乗者にゆとりのある快適な車内空間を提供できます。新型インプレッサG4は広くなっただけでなく使い勝手も考えられた造形で人に優しいセダンへと進化しました。

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新型インプレッサG4【販売価格】

新型インプレッサG4 1.6i-L EyeSight

新型インプレッサG4の『1.6i-L EyeSight』グレードは最低価格のスタンダードモデルです。2WDモデルの販売価格が192.24万円、AWDモデルの販売価格が213.84万円で展開されています。

新型インプレッサG4 2.0i-L EyeSight

新型インプレッサG4の『2.0i-L EyeSight』グレードは2.0Lエンジンを搭載し上級装備を満載したハイクオリティモデルです。2WDモデルの販売価格が216万円、AWDモデルの販売価格が237.6万円で展開されています。

新型インプレッサG4 2.0i-S EyeSjght

新型インプレッサG4の『2.0i-S EyeSight』グレードは最上位のスポーティモデルで走る喜びが味わえる仕上がりです。2WDの販売価格が237.6万円、AWDの販売価格が259.2万円で展開されています。

新型インプレッサG4【評判】

新型のスペックと価格

新型インプレッサG4は2016年にカーオブザイヤーを受賞しています。評番についてはもちろんよ良いものが多いですよね。特にスペックと価格のバランスが素晴らしいとのことです。走行性能はもちろんのこと安全性能も充実しているので納得の評判。

新型デザインについての評判

新型となり一新されたデザインですが、こちらもかなり評判が良いようです。他ブランドのセダンにはないシャープなデザインがかっこいいという声が多いです。外見についての評判は先代モデルより、新型の方が明らかに評価されていると思います。

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新型インプレッサG4【ライバル車種】トヨタ プレミオ

販売価格

トヨタ プレミオは1.5L、1.8L、2.0Lの3種類の排気量がラインナップされています。販売価格は190.8万円~となっております。販売開始時期は2007年6月からで、2016年6月にマイナーチェンジが施されました。スペックは新型インプレッサG4の方が良いですが、やはりトヨタブランドということで評判が良いようです。

ボディサイズ

全長4,595mm、全幅1,695mm、全高1,475 - 1,485mm、ホイールベース2,700mm、車両重量 1,200~1,330kgと新型インプレッサG4に比べると小ぶりなサイズです。

新型インプレッサG4【ライバル車種】日産 シルフィ

販売価格

日産 シルフィは1.8Lのみのラインナップとなっており、販売価格は199.26万円~と新型インプレッサG4と同程度となってます。販売開始時期は2012年12月で、マイナーチェンジは2015年8月に施されています。スペック的にはやはり新型インプレッサG4の方が一枚上手です。

ボディサイズ

全長4,615mm、全幅1,760mm、全高1,495mm、ホイールベース2,700mm、車両重量1,208~1,288kgとプレミオよりも新型新型インプレッサG4に近いサイズですね。FFなので重量は4WDの新型インプレッサG4の方が重いです。

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新型インプレッサG4【ライバル車種】ホンダ グレイス

販売価格

ホンダ グレイスは1.5Lとハイブリッドをラインナップしており、販売価格は178.9万円~と新型インプレッサG4よりも低く設定されています。販売開始時期は2014年10月で2015年9月に一部改良が施されています。この型が初代モデルでハイブリットモデルもパッケージされていることから、新型インプレッサG4と上記の2車種よりも人気が高いようです。

ボディサイズ

全長4,440mm、全幅1,695mm、全高1,475 - 1,500mm、ホイールベース2,600mm、車両重量1,110~1,270kgと新型インプレッサG4やプレミオよりも小ぶりなサイズですね。

新型インプレッサG4【インプレッションビデオ】

評判通りのデザイン性

動画で見るとより新型インプレッサG4のイメージしやすいですよね。様々な角度から見ると評判の良さがわかって頂けるのではないかと思います。動画の中でも紹介していますが、新型になりボディが大きくなりましたが室内からはその大きさを感じないようです。

価格に対して高スペック

こちらは新型インプレッサG4の試乗インプレッションです。スムーズなフィーリングの加速とハンドリングの軽快さが上質な走りを感じさせるようです。新型セダンらしく音も本当に静かですね。

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新型インプレッサG4はスタイリッシュセダンへ

ボディ、エンジン、その他機能を一新した新型インプレッサG4はスタイリッシュなセダンとして生まれ変わりました。これまでインプレッサWRXが築き上げてきたものは新型WRXへ受け継ぎ、新型インプレッサG4はスバルの新たなフラッグシップセダンとしてスバルを牽引していくことでしょう。


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