ブルーボトルコーヒー知っていますか。コーヒー好きならずともテレビなどでオープン当時の行列が話題になっていたので、知名度はすでに高くなっているでしょう。ブルーボトルコーヒーの人気に理由はどこにあるのでしょうか。味や評判について気になる点を紹介します。

目次
ブルーボトルコーヒーを知っていますか
ブルーボトルコーヒーを知っていますか。最近日本へ上陸した、新しいコーヒー専門店です。まだ東京都にしか店舗はありませんがこだわりのコーヒーで人気急上昇中です。ちょっと見ただけでも、おしゃれなブルーボトルロゴやスタイリッシュな店内、入ってみたくなります。
「コーヒー界のApple」と言われるブルーボトルコーヒーはコーヒー業界をにぎわしているのです。ブルーボトルジャパンは2015年に東京に参入してきたばかりですが、話題性は抜群ですよね。味や雰囲気、お店の評判はどうなのでしょうか。
今人気急上昇中、ブルーボトルコーヒー
ブルーボトルコーヒーはアメリカで2002年に発足したまだ歴史は浅い会社なのです。元々音楽家だった創業者ジェームス・フリーマンが大のコーヒー好きで、最高品質の豆を最高の焙煎で最高の一杯を作りたいという思いで焙煎所を始めたのが始まりです。
一杯ずつ丁寧にコーヒーを淹れる日本の純喫茶にも影響を受けており、4つ目の焙煎所に東京が選ばれました。一杯ずつ丁寧に淹れる喫茶店のマスターの味を再現しようとしているのです。その東京一号店清澄白河店では、2015年2月のオープン初日に2時間~2時間半待ちというコーヒー店とは思えない行列ができました。
コーヒーを飲むために2時間待つなんて、遊園地のアトラクションのようですね。けれど店内に入ると、アトラクションでワクワクするのと同じように、店員さんの笑顔とコーヒーの香り、お店の雰囲気にワクワクすると評判です。
口コミで噂が広がり、さらに行列が増えていくわけです。2015年3月には青山店もオープンし、新宿、六本木、品川へと店舗を拡大していきます。ブルーボトルコーヒージャパンの着実な成長がわかります。
ブルーボトルコーヒーのこだわり
世界でもサードウェイヴ・コーヒームーブメントが起こっていますが、その代表格もいえるブルーボトルコーヒー。もちろんコーヒーに対するこだわりは徹底しています。これまでは豆の原産国に注目することが多かったのですが、コーヒー農園レベルに注目し、フェアトレード出来る環境にこだわっています。
また各農場の豆にあった焙煎を研究し、豆の個性が引き出せるよう日々努力しているのもブルーボトルコーヒーのこだわりです。さらに「焙煎してから48時間以内に豆を店頭で売る」ということを実際に行っています。創業者のジェームス氏が創業当時に決めたことをずっと守り通しているのです。
お店の形式も、注文を受けてから一杯ずつ丁寧に淹れる、という日本の純喫茶の手法をとっています。チェーン店でありながら、個人のコーヒー店のような雰囲気を創業者が好んだためでしょう。
ブルーボトルコーヒー味の特徴は
主力コーヒーチェーン、スターバックスやエクセシオールカフェではエスプレッソ系の深煎りコーヒーが充実しています。ブルーボトルコーヒーは、ドリップコーヒーを中心なのでそこまで深煎りしていません。苦味や濃さがまろやかな味わいです。苦味はあまりなく酸味のバランスがよいとの評判もあります。
「日本人は酸味の強いコーヒーをあまり好まない」というのをわかっていて、けれど創業者が美味しいと信じるものを提供することに徹底したブルーボトルコーヒー。酸味が苦手であっても、酸味がフルーティーな香りと相まって美味しく飲めるのがブルーボトルコーヒーのドリップなのです。
気になるブルーボトルコーヒーの評判
ブルーボトルコーヒーの評判は色々聞こえてきます。日本の純喫茶に惚れている創業者、ということで喫茶店的なイメージで行くとおしゃれ過ぎて驚くかもしれません。けれど一杯ずつドリップしてくれる様子が見える店内は、明るくゆっくりコーヒーを味わうのに適した空間だとの評判は高いのです。
アメリカでは、持ち帰りで飲みながら会社に向かう人も多くみかけますが、日本人は基本的にゆっくりとコーヒーを味わいたい人が多いように感じます。なので、店内を居心地良くしてくれているのは嬉しいですね。またサイドメニューのクッキーやワッフルの評判も上々です。
ジェームス氏の奥様がペイストリーとって、コーヒーに合うバックルケーキやジンジャークッキーを考えていらっしゃいます。アメリカンスタイルで甘みが強いという意見もありますが、ブラックコーヒーにもラテにも合うと評判です。
ブルーボトルコーヒーのおすすめメニューは?
ブルーボトルジャパンとアメリカのブルーボトルコーヒーではメニューは多少は違います。ですが、日本人向けにと寄せてきている感じもあまりありません。自分たちが美味しいと思うコーヒーとサイドメニューを出す、というところではブルーボトルコーヒージャパンでもアメリカ本社でも変わらないのです。
エスプレッソドリンク・カフェラテも人気のメニューです。何といっても可愛らしいラテアートが見られるのも評判なのです。酸味のあるエスプレッソにミルクの優しい甘さが上品に混じり合い、まろやかな飲み口に。エスプレッソドリンク・カプチーノも同じくラテアートで人気です。苦味が苦手な人は、カフェラテやカプチーノから試してみるとよいでしょう。
一番のおすすめは、ドリップブレンドです。本日のコーヒーとも言われ、3種類を日替わりで淹れてくれるのです。酸味もありますが、こくのある深い味わいで人気です。初めて行ったら、まずはドリップを飲むことをおすすめします。
ブルーボトルコーヒーとスターバックスの違い
比べることではないのでしょうが、スターバックスファンはブルーボトルコーヒーを受け入れられるのでしょうか。ブルーボトルコーヒーファンにはスターバックスでは得られない何かがあるのでしょうか。スターバックスとの大きな違いはどこなのか探ってみました。
ブルーボトルコーヒーは、メニューが厳選されていてそれほど多いとは言えません。飲み物はコーヒー中心ですし、ソフトドリンクも少しありますがフラペチーノのようなキャッチーな商品はありません。スターバックスではフラペチーノが人気商品の一角を担っています。季節ごとの味や風味で限定商品も多くなっています。
店内の様子はどうでしょう。スターバックスでは、パソコンを広げたり、勉強をしている人の姿を良く見かけますが、ブルーボトルコーヒーではほとんど見受けられません。ブルーボトルコーヒーは店内にコンセントや無料WiFiサービスも行っていないようです。
スターバックスは仕事や勉強にも使う、ブルーボトルコーヒーは完全オフの時間を楽しむ、という感じでしょうか。使い分けが出来る点では、選択肢があってコーヒー好きには嬉しいことかもしれませんね。
ブルーボトルコーヒーは席数も多くありませんし、空間にゆとりをもうけてあります。白をベースにした店内はとても解放的で明るくなっています。席数がすくないことが行列を作らせてしまう原因にもなりますが、ゆっくりとコーヒーを楽しんでほしいというブルーボトルコーヒージャパンの狙いがあるのです。
ブルーボトルコーヒージャパンで行っているイベント
話は変わりますが、ブルーボトルコーヒージャパンでは、時々イベントを行っています。詳しくはホームページやFacebookでチェックするとわかります。今まで行ったイベントを紹介しておきましょう。
2016年10月にオープンしたブルーボトルコーヒー中目黒カフェには、カフェスペースだけでなくワークショップスペースを設けておりそこで不定期にイベントが行われます。例えばコーヒーの飲み比べや、ドリップの仕方などをレクチャーしてもらえるイベントです。
「シングルオリジンテイスティングイベント@中目黒カフェ」というイベントでは、シングルオリジンコーヒーについての講義をきいたあとに、飲み比べを行いました。目の前でバリスタがドリップしてくれるので、コーヒーの淹れ方の勉強もできるのです。
バリスタ採用セミナー@中目黒カフェなど、働いてみたい方へのセミナーも行っています。ブルーボトルコーヒージャパンで働きたい!と思っている人はブルーボトルコーヒージャパンのイベントをこまめにチェックすることをおすすめします。
知ってほしいブルーボトルコーヒーの豆
先にも書きましたが、ブルーボトルコーヒーのコーヒー豆は「焙煎してから、48時間以内のものを売る」と決めているそうです。新鮮な豆を売り、家庭でも香りの高い美味しいコーヒーを飲んでほしいという思いからです。これには賛否両論があって、焙煎したてより数日おいた豆の方が美味しいという意見もあります。
そもそも焙煎具合によって、同じ豆から何通りもの味を引き出すことができます。浅煎りだと酸味が強くなり、深く煎るほど苦味が強くなります。ブルーボトルコーヒーのコーヒーは麻煎りが多く、酸味を感じるコーヒーです。
ブルーボトルコーヒーの味が気に入った人は、ブルーボトルコーヒーの豆を買って帰ればよいですし、思ったより浅煎りだったな、と感じた人は中煎りや深入りの豆を選べばよいのです。コーヒーは嗜好品ですから、これが正解というのはなく、自分が美味しいと思うものを選ぶことが大切です。
行ってみたいな、ブルーボトルコーヒー
味にこだわり、店舗作りにも情熱を感じるブルーボトルコーヒー。ブルーボトルコーヒージャパンだけでなく世界のブルーボトルコーヒーがクオリティを統一できていることでしょう。関東にしかまだ店舗がありませんが、きっと徐々に各地に広がるのではないでしょうか。
コーヒー豆はオンラインストアで購入できますが、やはり味や評判をきいているとわざわざでも行く価値があるのではないでしょうか。機会があれば、ぜひバリスタの淹れる所作の美しさと美味しいコーヒーを楽しみに足を運んでみてください。
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