夏に食べたくなるかき氷!かき氷のカロリーはどのくらいなのか?市販のシロップの糖質はどのくらいなのか?シロップやトッピング次第で変わるかき氷のカロリーも徹底的に調べてみました。かき氷以外のデザートの糖質にも触れてみました。

目次
みんな大好き!かき氷の歴史
日本の夏の定番のデザートといえば、やはりかき氷を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?氷とシロップがあれば自宅でも簡単に楽しめるので、手軽でおいしいデザートとして広く認知されていますよね。このかき氷!いったいいつ頃から日本人に浸透しているのかといいますと、それは、平安時代まで遡ります。
かき氷を食べたことが記録に残っているのは、あの清少納言だそうです。有名な著書、枕草子の中にも”削けずり氷ひにあまづら入れて、新しき金まりに入れたる”削った氷に甘味料をかけておわんに入れたという意味の一節もあるように、かき氷の歴史はなんとも古いものなのです。
ですが、庶民が簡単に口にできるようなものではなく、身分の高い人しか食べられない高級品だったようで、一般の人にかき氷が広まるのは、それからずっと後の明治終わりから昭和初期にかけてだそうです。
かき氷のカロリーはどのくらい?
かき氷のカロリーは低いと思っている方、多いかもしれません。もちろん、メインは氷なので、カロリーは0キロカロリーです。しかし、シロップに何をかけるかで、そのカロリーは劇的に変わってくるのです。さらにはアイスクリームやあんこ、白玉などを豪華に盛り付けてしまうと、カロリーはどんどん増えていきます。
かき氷のカロリーもケーキやドーナツにも負けないくらいの高カロリーなデザートとなってしまいます。シロップやトッピングに懲りたい!と思う方は、かき氷は低カロリーというイメージは、一旦、排除しておいた方がよさそうです。
かき氷の糖質はどのくらい?
かき氷の糖質もカロリー同様、0キロカロリーです。こちらもまたシロップやトッピングによって糖質量も増えていきます。糖質は炭水化物の量から食物繊維の量を引いた量をいいます。シンプルなかき氷、氷にシロップといった場合は、炭水化物はおよそ22g、食物繊維はおよそ0.3gとなりますので、糖質量は21.7gとなります。
かき氷のシロップの糖質はどのくらい?
市販のかき氷シロップの糖質は?
では、市販のシロップの糖質を比較してみましょう。明治屋のシロップは、定番の「いちご」や「メロン」「レモン」「ブルー」などはほとんど同じで、67キロカロリーから70キロカロリーとなっています。ちょっとカロリーが高めなイメージがある「みぞれ」や「宇治」もさほど変わらないカロリーで、70キロカロリーほどです。
糖質量もほぼほぼ同じくらいで、「いちご」「ブルー」は17.3g、「メロン」は17.4g、「レモン」は16.7g、「みぞれ」「宇治」は17.5gとなっています。
同じ市販のシロップでも、井村屋のシロップは明治屋のシロップと比較すると、カロリーもぐんと跳ね上がり、「いちご」は206キロカロリー、「メロン」は203キロカロリー、「みぞれ」も同じく203キロカロリー、「ハワイアンブルー」にいたってはさらに跳ね上がり210キロカロリー、おいしそうな「コーラ」は219キロカロリーと高カロリーなシロップになっています。
かき氷シロップ以外のトッピング<市販のアイスクリームの糖質>は?
市販のシロップ以外のトッピングといえば、やはりアイスクリームが定番でしょうか?アイスクリームをトッピングした場合、その糖質はどのくらいなのでしょうか?それはやはりアイスクリームの乳脂肪分によって変わってきます。
アイスクリームにも表示に”アイスクリーム”と表示されているものから、”アイスミルク””ラクトアイス””氷菓”と表示されているものまで、いろいろとあります。実はこれが乳脂肪分の分量の違いでもあるのです。
”アイスクリーム”と表示されているものが一番乳脂肪分が多く含まれており、”その次にアイスミルク”、”ラクトアイス””氷菓”の順にだんだんと乳脂肪を含む割合が少なくなっています。
かき氷シロップ以外のトッピング<市販のあんこの糖質>は?
かき氷のトッピングでアイスクリームに負けずとも劣らないのは、やはり宇治金時ではないでしょうか?あんこと白玉をトッピングしたら、自宅でも豪華なかき氷が堪能できますよね。あんこと一口にいっても、”こしあん”と”つぶあん”でそのカロリーも糖質も違ってくることはご存知でしたか?カロリー、糖質ともに”つぶあん”の方が高くなっています。
こしあんのカロリーはおよそ155キロカロリー、つぶあんのカロリーはおよそ244キロカロリーで、結構な違いがあります。糖質も、炭水化物から食物繊維を引いた数値なので、こしあんの場合は、27gから6.8gを引いた数値、20.0gが糖質ということになります。一方、つぶあんは、炭水化物54gから5.7gを引いた48.3gが糖質となり、倍以上の差が出てきます。
あんこひとつ比較してもこのような大きな差が出てしまいます。かき氷のトッピング次第で、そのカロリーや糖質は驚くほどに変化することを覚えておきましょう。
かき氷の市販のシロップを徹底比較!
かき氷シロップの比較①<明治屋のシロップ>
かき氷シロップの定番!明治屋のシロップは、皆さんも一度は口にしたことがあるかと思います。内容量はどのフレーバーも350ml入りで、価格は税込341円となっています。発売から40年愛されてきた定番シロップです。かき氷のシロップの他にも、ソーダで割って、メロンソーダやレモネード、ラムネなどとしても楽しめます。
かき氷シロップの比較②<井村屋のシロップ>
井村屋のシロップは定番のいちごやメロン、みぞれやブルーハワイの他にも、コーラや白桃などのフレーバーもあり人気です。内容量は330gで容器もプラスチック容器やパウチのものがあり、お買いものでびんを購入するのはちょっと重たいという方にも手軽に購入できるようになっています。
かき氷シロップの比較③<フルーツバスケットのシロップ>
食品添加物無添加、化学調味料不使用にこだわるフルーツバスケットのシロップは、定番のいちご、みぞれの他に、ぶどうやパイン、みかんにれもんはちみつ、緑茶など、ちょっと変わったフレーバーが楽しめるのが人気です。内容量は180mlで税込424円~584円。フレーバーによって価格も違ってきます。
かき氷のカロリーをカットする秘訣は?
かき氷のカロリーをカット!シロップ&トッピングを抑える
かき氷のカロリーをカットするには、シロップやトッピングを十分に考慮することです。市販のシロップよりもカロリーを抑えて、おいしくかき氷を食べたい方には、果物をジャムにしたものをトッピングしたり、はちみつやカルピスの原液をちょっとかけたりしてみるのもいいかもしれません。
かき氷のカロリーをカット!食べるタイミングをはかる
かき氷を食べたいと思ったら、体が活動する日中に食べるのがおすすめです。体が活動しているので、かき氷を食べた後の体の冷えも抑えることができます。
夏の夜、お風呂上りにかき氷を食べたくなるのもわかりますが、夜、かき氷を食べてしまうと、体が冷えたまま睡眠を摂る事になってしまうので、脂肪を溜め込むことになりかねません。夜、寝る前のかき氷は控えるようにしましょう。
かき氷以外のデザートの糖質・カロリーは?
ケーキの糖質・カロリーは?
ではかき氷以外のデザートの糖質やカロリーはどのくらいなのでしょうか?定番のショートケーキ、一般の大きさのカロリーは、およそ360キロカロリーと、ケーキの中でも案外、高めです。糖質もおよそ47gと高め。どうしてもショートケーキを食べたいダイエット中の方は、低糖質のショートケーキを選ぶとよいでしょう。
ドーナツの糖質・カロリーは?
ドーナツはやはり油で揚げているのでカロリーも高めです。レシピや食材にもよりますが、だいたい350キロカロリーはあるとみてください。糖質もショートケーキよりは低めですがおよそ30gと高めです。ドーナツを食べたい場合は、食材にこだわって、低カロリーなドーナツを作ってみましょう。
また市販のドーナツといえば、ミスタードーナツが有名ですが、定番のオールドファッションのカロリーは328キロカロリー、軽そうなイメージのフレンチクルーラーも170キロカロリーあります。
和菓子の糖質・カロリーは?
和菓子というとカロリーの方も低めのイメージがあるかもしれません。確かにケーキやビスケットといった洋菓子に比べて少々カロリーは低めになっています。和菓子の定番、羊羹のカロリーはおよそ170キロカロリー、たいやきは220キロカロリー、大福は250キロカロリーほどになります。
和菓子の中でも200キロカロリーを超える高カロリーなどらやきもあります。糖質も羊羹で38g、たいやきは47g、大福は50g、どらやきにいたっては56gと糖質の方も高めとなります。
かき氷はダイエットに効果的なのか?
と、いうことでかき氷のカロリー、糖質について調べてみましたが、かき氷は果たしてダイエットに効果はあるのか?という点ですが、それはシロップやトッピングに大きく左右されます。先述したようにシロップでカロリーも糖質も大きく変化します。ダイエット中の方は、トッピングにこだわってかき氷を楽しむとよいでしょう。
シロップやトッピングにさえ気を付けていれば、かき氷は元々は氷。あとは食べるタイミングを就寝前などを避け、日中の活動中に食べるようにすれば、氷で一瞬の満腹感と満足感は得られます。
かき氷を食べるときに注意すべきこととは?
かき氷は食べすぎると体が冷え切ってしまいます。内臓が冷えることで、血流が悪くなったり、自律神経が乱れたりと、体にとって悪影響を及ぼします。冷えた体を保温するために、体は脂肪を溜め込もうとしてしまい、かえってやせにくくなってしまう場合があります。夏に食べたくなるかき氷ですが、食べる際にはくれぐれも食べ過ぎには注意です。
体に負担をかけずにおいしくかき氷を楽しむために
夏はただでさえ暑さで体にダメージを与えてしまいます。エアコンや冷たいものの誘惑・・・。暑さを紛らわせるためにかき氷を食べすぎたりしては、体により負担がかかってしまいます。かき氷を食べたら、内臓を温めるものも摂ってあげましょう。おいしいかき氷!おいしく楽しくいただいて夏をもっと楽しみましょう。
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