結婚式に礼服ってありなのでしょうか?今回は、結婚式マナーで礼服はあり?それともなし?など結婚式にお呼ばれした時のマナーについてご紹介致します。また結婚式のお呼ばれする際の礼服の着こなし方やマナー全般をご紹介致しますので、参考にしてみて下さい。

礼服は結婚式に着てもいい?お呼ばれマナーとメンズの着こなし術

目次

  1. 結婚式のお呼ばれで礼服はあり?
  2. 結婚式の礼服の種類とは?
  3. 結婚式の礼服「シャツの選び方」
  4. 結婚式の礼服「ネクタイの選び方」
  5. 結婚式の礼服「ポケットチーフは必須」
  6. 結婚式の礼服はベスト着用
  7. 結婚式の礼服「おしゃれは靴から」
  8. 結婚式の礼服を関係別で考える!
  9. 結婚式の礼服でリクルートスーツはNG!
  10. 礼服は結婚式に着てもいい?着こなしまとめ

結婚式のお呼ばれで礼服はあり?

みなさんは結婚式に参列する時に、どのような正装で出席致しますか?今回は結婚式に出席する場合の正装は礼服でもありなのか、またメンズが結婚式に出席する際に、ここだけは抑えておきたい結婚式の出席マナーをご紹介いたします。

また、スーツから、ネクタイ、シャツ、ポケットチーフから靴に至るまでの幅広い結婚式のマナーと着こなし術も同時にお伝えしますので、これから結婚式参加予定の方や、もう一度マナーを確認したい方などはぜひ参考にして下さい。それでは、早速結婚式の礼服について、見ていきます。

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結婚式の礼服の種類とは?

本記事のタイトルをご覧になって、おわかりになると思いますが、「結婚式に礼服を着ても良いの?」という疑問が生まれているのがわかると思います。ここで、少し勘違いをしてはいけないので、申し上げますと、結婚式は基本的に「礼服」での参加になります。

というのも、一見「礼服」と聞くと、例えば「お葬式に着るもの」と勘違いをしている方がいらっしゃいますが、基本的にお葬式も結婚式も、礼服です。ではなにが違いのかというと、ズバリ礼服の種類なのです。ここからは、礼服の種類について解説していきます。

ちなみに、お葬式等によく使用する礼服は、「略礼装」と呼ばれるタイプの礼服で、「ブラックスーツ」とも呼びます。正式なマナーでは通夜は、ダークスーツを着ます。それでは、簡単に礼服の種類をご紹介致します。

略礼装「ダークスーツ(ビジネススーツ)」

本来ネイビーや、グレーのダークスーツも礼服の一種であり、ブラックスーツいわゆる礼服と同格になります。結婚式や通夜、パーティー等で着ることができます。ここで、一つご紹介したいのは、実は正式なマナーとしては、ダークスーツを通夜で着る着こなしが正しいマナーとなります。

これは、通夜等は予測ができないものです。ですので、「取り急ぎ駆けつける」といった形になりますので、完璧な礼服を着てしまうと、以前より不幸を予測していたという意味に捉えられ、あまり良い印象ではありません。ですので、通夜等の場合はダークスーツで着こなしをするのは間違いでなく正しいのです。

とはいえ、現在ではダークスーツではなく、同じく略礼装のブラックスーツで出席されることが多いので、基本的には通夜もお葬式と同じ着こなしで構いません。ただ、豆知識としてダークスーツでも本来は可能と覚えておくと良いでしょう。

略礼装「ブラックスーツ」

同じく略礼装のブラックスーツです。ブラックスーツは全てのフォーマルなイベントに参加する際に一般的に使われるものです。ほとんど、どんなシーンでも活躍してくれるので、とても重宝します。ビジネススーツと礼服の簡単な違いとしては、ビジネススーツは一般的には、お葬式等では使用しません。一方、礼服は冠婚葬祭に使用できますが、逆にビジネスには使用できません。

ブラックスーツは、ダークスーツとは異なるので、ややゆとりのあるサイズで着こなすのが一般的です。ビジネスの場合は最近では細身のシルエットがおしゃれと言われていますが、冠婚葬祭で使用するブラックスーツは長く着こなすものが多いですから、ややゆとりをもたせて着こなすと良いです。

準礼装「ディレクターズスーツ」

続いては、準礼装です。準礼装は、さきほど紹介したブラックスーツの略礼装のようなものではなく、よりフォーマルな場所にふさわしい礼服になります。基本的にはこちらの方が、格が上ということです。礼服のパンツを黒からグレーのストライプパンツに変更すると、より一層格が上がります。

ディレクターズスーツは、基本的には、結婚式でいうと主賓やスピーチ担当者向きと言われています。ただし、主賓やスピーチ担当者であっても最近はブラックスーツを着るメンズが多いようです。そして、注意点としては最近のカジュアルな結婚式ですと、新郎新婦のお父様がこのディレクターズスーツを着ることがあるために、かぶらないようにブラックスーツを着るのもありですね。

昼間の正礼装「モーニング」

続いては、昼間の正礼装である「モーニング」です。モーニングは、主に、昼間の正礼装では、とても格式高いもので、新郎新婦のお父様の定番の衣装となっております。結婚式以外ですと、式典の主催者や園遊会の参加者、大規模なお葬式の喪主などが着こなし登場するのが一般的ですね。

夜の正礼装「タキシード」

続いて、夜の正礼装の着こなしで定番なのがタキシードです。夕方以降の結婚式や、披露宴、フォーマルなパーティーなどで着こなしをする正装ですね。場合によっては、ネクタイやシャツの合わせ方次第でカジュアルなシーンでも着回すことができます。

結婚式の礼服「シャツの選び方」

基本的に結婚式のお呼ばれする際は、シャツはおしゃれなものではなくて、フォーマルな場なので、「無地の白」を選ぶと良いでしょう。ただ、これはあくまで一般的なお話しで、カフェを貸し切ってする結婚式等のカジュアルに重きをおいたものであれば、シャツも無地ではなくて、淡い色のカラーシャツ程度であれば、おしゃれに着こなしても良いでしょう。

襟は、レギュラーかワイドカラーのものを選びます。カフスボタンに関しては、お好みで大丈夫です。カジュアルな式である場合は、シングルカフスで参列しましょう。

結婚式の礼服「ネクタイの選び方」

続いて、結婚式の礼服の選び方は、「ネクタイの選び方」です。このネクタイも基本は白ですが、シルバーグレーや白地に黒柄フォーマルであるとされております。また、カジュアルなパーティーであればおしゃれに、ピンクや青も好まれます。

それに反して、あまりしてはいけないネクタイは、黒やアニマル柄です。不幸を連想させるようなものは、必ず避けるようにしましょう。少し、おしゃれに決めたいという方は、アスコットタイが人気があります。ちなみにこのアスコットタイは昼の礼装でもあるので、着用してもOKです。

結婚式の礼服「ポケットチーフは必須」

結婚式の礼服においてメンズの中にはポケットチーフをしていない方がいらっしゃるようですが、フォーマルな結婚式において、おしゃれで品格のあるポケットチーフは必須アイテムです。メンズの胸元に飾るだけで、品のあるおしゃれさが伝わってきます。

色は白が基本ですが、ネクタイと合わせて同色でカバーするようにすると良いでしょう。素材としては、リネン素材とシルク素材が多いようですが、結婚式にはぱりっと、張りのあるリネンの素材のものをおすすめします。

結婚式の礼服はベスト着用

続いての結婚式の礼服のマナーは、結婚式において必ずベストは着用するようにしましょう。結婚式にはベストは着用することが正しいと言われています。ベストの色味は、グレーベストか、共地の黒ベストに白襟つきが正式なものとされております。

間違っても、結婚式なのに黒のスーツで黒いベスト、黒系のネクタイはタブーですので注意して下さい。また、暑いからといって、ジャケットを脱いて、シャツのみになるのもマナー違反ですので、暑い夏こそベストの着用をして下さい。

結婚式の礼服「おしゃれは靴から」

続いての結婚式の礼服のマナーは、結婚式の靴の選び方です。結婚式では、スーツやシャツと同様に、靴にもマナーがあります。結婚式のスーツの場合は、ひも付きの「ストレートチップ」や「プレーントゥ」がフォーマルとされております。そして、靴の色は黒色がマナーですので、これを機会に基本を覚えてみましょう。

また、カジュアルな結婚式の場合は、ブラウンでも親しまれている色ですので、ぜひご検討下さい。また、結婚式の靴下の色も黒が基本です。ただ、こちらもカジュアルな結婚式では、おしゃれな柄にするのもありですので、参考にしてみて下さい。では、「ストレートチップの靴」と「プレーントゥの靴」の違いを具体的に話していきます。

まず、「ストレーチップ」の方では、爪先の部分に横一文字の縫い目が入っています。よりフォーマルな正装にしたいときは、「内羽根式」のデザインを選ぶようにしましょう。また、結婚式の靴紐の結び方は、伝統的な「シンプル」がおすすめです。

では、「プレーントゥ」の特徴を見ていきましょう。このプレーントゥは爪先に装飾がなく、プレーンなデザインになっている点が特徴なのです。こちらの靴もフォーマルな靴なのですが、ストレートチップと比べると、ややカジュアル目な靴になります。こちらは、主賓以外のゲストとして結婚式に参加する時に履くことをおすすめ致します。

結婚式の礼服を関係別で考える!

続いては、結婚式の礼服を関係別でご紹介していきます。まずは、「上司」です。例えば、上司の場合は結婚式での立ち位置に応じて、装いを変えていくと良いです。新郎新婦の主賓で参加する場合は、ディレクターズスーツやブラックスーツ等のいわゆる「準礼装」です。

そしてポイントとしては新郎やご親戚よりも、控えめでありながら、なおかつ主賓として、質の高いイメージになるようにします。次に、結婚式に「友人代表」で参列する場合です。

この友人代表で結婚式に参列する場合は、スピーチ等が考えられますので、「ブラックスーツ」がおすすめです。もし、ブラックスーツでない場合でも、グレー系のスーツの場合では、ミドルグレーよりも暗いものを選びましょう。新郎と色あいがかぶることはNGです。また、スーツのシワ等がないか最終的な確認をしましょう。

次に夫婦で出席する場合の結婚式の礼服ですが、夫婦で参列する場合では、夫婦の礼服の格を合わせるということが必要です。夫がもしブラックスーツで参列するのなら、妻はセミフォーマルなドレスで参列するなどです。お互いの服を揃えたり、ポケットチーフの色を合わせたり、統一感を持つことが大切です。統一感を持つことで、夫婦としての品格が現れます。

結婚式の礼服でリクルートスーツはNG!

続いての結婚式の礼服のマナーですが、メンズのリクルートスーツで結婚式に参列するのはNGです。とはいえ完全にNGではないものの、できれば避ける方が良いでしょう。リクルートスーツは新社会人の方向けのものなので、社会人2年目以降はできるだけ、ブラックスーツを新調することをおすすめ致します。

万が一、ビジネススーツで参列する場合は、できるだけメンズの結婚式にふさわしい、シャツや小物を身につけると良いでしょう。メンズの結婚式の参列は、断然ブラックスーツをおすすめ致します。

礼服は結婚式に着てもいい?着こなしまとめ

ここまで、メンズの結婚式の礼服のおすすめの種類、そして結婚式に参列する時のマナーについてまとめました。まず礼服での結婚式の参列は、「略礼装」と「準礼装」、そして「正礼装」と大きくわけられます。それぞれに意味があります。

また、参列する立場によってもどの礼服を着るのかも重要なポイントになります。ですので、まずはご自身の参列する立場を考えて、結婚式に参列することをおすすめ致します。今回は、結婚式の礼服とそのマナー全般についてご紹介致しました。


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