iMacのFusion Drive。パソコンに詳しい人であれば、この機能は見逃せない話だ。容量もあって処理速度も早いのでパソコンを日常的に使う人であればかなり魅力的な話。しかし、中々わかりにくいもの。今回はiMacのFusion Driveについて解説しよう。

iMacのFusion Driveとは?HDDやSSDとの違いは?

目次

  1. そもそもiMacのFusion Driveとは?
  2. iMacのFusion Driveの良い点は?
  3. iMacのFusion Driveの制限について
  4. iMacのFusion Driveの種類とは
  5. iMac2017の1TBではFusion Driveの性能はさらに向上している!
  6. Fusion DriveとSSD・HDDとの違いとは
  7. iMacのFusion DriveではSSDとHDDを組み合わせて自動振り分けしている
  8. Fusion Driveはどんな人におすすめか?
  9. iMacのFusion Driveがおすすめできないパターンは?
  10. Fusion Driveを正しく理解して快適な環境を手に入れよう

そもそもiMacのFusion Driveとは?

そもそもiMacのFusion Driveとは何なのかと見ていこう。そもそもFusion Driveというものは、iMacやiMacminiを購入する場合に、ストレージを選択できる、SSDとHDDのいいとこどりをしたデバイスのことだ。双方のいいところを合わせたものというのは、「安価で大容量なHDD」と「比較的高価だけれど処理速度の速いSSD」を組み和えわせたという意味。

これにより何が変わるのかというと、この組み合わせによって大容量で高速なストレージを作りましょうというものなのだ。実は、Fusion Driveの様に、SSDとHDDを組み合わせるという仕組みは考えられていたものであり、ずいぶん前からWindowsでもReadyBoostなどといったような商品が生み出されている。しかし、この製品はあまり大成功といえない。

Fusion Driveと違い、ReadyBoostは「低速なパソコンに少し早いストレージを追加してごまかして使用しよう」という作戦だった。しかし、iMacのFusion Driveに関しては、「高価なデスクトップパソコンのオプションとして」用意されているものになり、現行のiMacのモデルとしても、最上位モデルクラスのオプションとしてしっかり装備できる。

逆に最下位モデルに関してはFusion Driveは対応できないようになっているので、予想よりは上のパフォーマンスを期待できるだろう。

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iMacのFusion Driveの良い点は?

では、iMacのFusion Driveの良い点は何なのだろうか。それは、何といってもローカルデータを気兼ねなく置けるところにある。iTunesのデータなど、どうしてもローカルに置いたほうが使い勝手の良いものがあり、SSDに置くのは少しもったいないというイメージのデータは少なくないだろう。

安定した運用を望むうえでもローカルはやはり何かと使いやすい。さらに、パーティションなど余計なことを考える必要もないので楽な一面もある。標準のディレクトリ構成をそのまま使用できる点は外付けハードにはないメリットにもなる。つまり、標準のミュージックフォルダやピクチャ・ドキュメントフォルダにもどんどんデータが入れられるのだ。

これらの点がFusion Driveの良いところといえるだろう。使い勝手の良さは、やはりSSDやHDDのそれとは違う。

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iMacのFusion Driveの制限について

しかし、Fusion Driveにも制限がいろいろとある。これにより使い勝手が変わってくるので、使う人のパターンによっては合わない人も出てくるだろう。まず、外付けHDDをFusion DriveのHDDとして追加できないことだ。持ち運びが可能なHDDをFusion Driveとして対応させることはできない。

また、Fusion Driveは1つの追加パーティションを作成可能だが、SSDのパーティションに関しては分割は不可能。作成した追加パーティションはFusion Driveとは別に物理的にHDD内にあるドライブという扱いになってしまう。その他にも、BootCampアシスタントは3TBのHDDの設定をサポートしておらずディスクユーティリティは他のバージョンと違う。

つまり、それ依然尾バージョンのディスクユーティリティではFusion Driveを取り扱えないのだ。OSが自動的にデータ管理を行うので、ユーザー側では制御することはほぼ不可能だということになる。

iMacのFusion Driveの種類とは

上記のような制限がありながらも、しかしやはりいいところは多いiMacのFusion Drive。ではどんな種類があるのかをみていこう。実はFusion Drive対応のモデルはそこまで多くない。2015年以前のモデルであれば、Fusion Driveの容量にかかわらず128GBのものしか対応できない。

また、2015年のReita4KとReita5Kモデルでは、1TBでは24GB、2TB以上では128GBのものになる。さらに、2017年に発売されたiMacに関しては、1TBが32GB、2TB以上が128GBのモデルになる。このモデルがFusion Drive対応になるので、間違わないようにしておこう。

iMac2017の1TBではFusion Driveの性能はさらに向上している!

上記のようなモデルが対応しているが、聞く限りはなんだかあまり対応モデルも多くなくいいものではないと感じる人もいるだろう。しかし、2017年に出たモデルはさらに性能は向上しているのは確かだ。2017年にリリースされたiMacでは、旧モデルから最大50%もSSDの速度が向上したと発表された。

さらに、SSDとHDDを組み合わせたFusion Driveの1TBのSSDの容量が24GBから32GBに増えていることも同時に発表されている。性能は年々確実に向上しているのだ。

Fusion DriveとSSD・HDDとの違いとは

【iMacのFusion DriveとSSD・HDDとの違いとは①】SSDとは

ここまでがFusion Driveとは何たるかを解説したものになる。しかし、SSDやHDDがそもそもどんなもので、iMacのFusion Driveがその性能とどう違うのかという疑問も残るだろう。そこでそれぞれの特徴と違いを解説していこう。まずSSDとは、USBメモリの様に内蔵しているメモリーチップにデータを書き込んで記憶させる記憶装置になる。

主な特徴としては、HDDの様にディスクを動かして読み書きをしないので音が静かで、高速起動が可能であること。また処理速度も速い。これは先ほど同様、ディスクの書き込む必要がないからだ。さらに、耐久性度も高く、軽量化が可能で消費電力も低いという点もよい点だ。

しかし、悪い点もあり、それが価格が高いことだ。これらのSSDは同じ容量のHDDと比べると価格は圧倒的に高くなる。同容量で考えれば、HDDの3倍近くになる。また、価格の割に容量も小さい。さらに寿命も短いことも挙げられる。データの書き換えができる寿命が短かかったり、壊れた際のデータ復旧もHDDに比べて難しい点もある。

【iMacのFusion DriveとSSD・HDDとの違いとは②】HDDとは

次にHDDだ。HDDもSSDと同様に記憶媒体であるが、その記憶の方式が変わる。SSDはメモリーチップに記憶するのに対して、HDDはディスクを回してそこで読み書きを行う。さらに、大容量のものを低価格で手に入れられるのもよい点だ。しかし悪い点もある。

それは、まず処理が遅いことだ。ディスクを回して書き込んだり読み込んだりするので、回転して記憶した時点を読み込むまでどうしても時間がかかる。書き込む場合も同じだ。そのため、回転数などのスペックでいかに処理速度の速いものを選ぶかが重要になるが、SSDに比べると速度は圧倒的に遅い。さらに、ディスクを回すので音もする。

【iMacのFusion DriveとSSD・HDDとの違いとは③】SSD・HDDとFusion Driveの違い

上記のような特徴を持つSSDとHDD。それぞれ一長一短あるが、ではiMacのFusion Driveととはどう違うのか。簡単に言うとFusion Driveは双方の良いところをそれぞれ取っている。大容量で処理速度も速いものになるのだ。

スペックに関しては先ほどの種類のところでもふれたモデルになるが、Appleの公式サイトの購入画面では、1TBのFusion Driveは1TBのハードドライブと32GBの高速SSDを組み合わせると説明が明記されている。iMacのを使っていて、明らかにSSD容量が少ない場合は検討をおすすめする。

iMacのFusion DriveではSSDとHDDを組み合わせて自動振り分けしている

HDDとSSDの特徴とそれぞれとの違いは明確にわかっただろう。では、さらにFusion Driveの特徴を探っていこう。iMacのFusion DriveはSSDとHDDのハイブリッドとして組み合わせたものであるが、先ほども言ったようにこのような組み合わせた製品は今までもあった。そしてそれとFusion Driveとでは大きく違う部分もある。

これまでの類似した製品では、SSDとHDDの各ドライブをユーザーがアクセスすることが可能で、どちらのドライブw利用するかをユーザーが決めることができていた。しかし、iMacのFusion Driveは作業を自動的に行う仕組みになっており、MacOSが使用しているファイルとその頻度をもとに判断して自動で分けてくれる。

iMacのFusion Driveでは、よく使うアプリケーションやアクセス頻度の高いデータに関しては、速度の速い高速なSSDの方へ、アクセス頻度の少ないデータは容量の大きいHDDに自自動格納するようになっている。最大限高速なSSDと大容量HDDを効率的に利用できる仕組みになっているのだ。

Fusion Driveはどんな人におすすめか?

では、iMacのFusion Driveはどんな人におすすめか。SSDであれば高速処理を求めるノートパソコンを必要している人、HDDであればとにかく大量のデータを保存したい人に向いている媒体であるが、iMacのFusion Driveの場合はどうなのだろうか。結論としては、大きなアプリを利用せず、かつ音楽などの大量メディアデータを保有している人がおすすめになる。

iMacのFusion Driveがおすすめできないパターンは?

上記のおすすめポイントがある一方で、仮想マシンなど大きなアプリケーションを利用する人には微妙なところだろう。この手の人には、大容量のSSDが必須条件になる。それどころか、トラブル時の対応が複雑になるため、もしかするとデメリットの方が大きくなる可能性だってある。

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Fusion Driveを正しく理解して快適な環境を手に入れよう

iMacのFusion Driveは画期的なシステムで、とても効率的なシステムだ。使いこなせれば快適なパソコン環境を手に入れられることは間違いない。しかし、正しく理解しておかないと、自分のパソコン環境には不適切な状態にしてしまう可能性もあるので、注意して正しく理解して、必要であればFusion Driveに変えて利用しよう。

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