体は休息を求めていても、実際眠れないという方は結構多いと思います。あまり疲労が蓄積しすぎると、かえって眠れないものです。良い睡眠には音楽が効果的というのは聞いた事があるかと思います。そんな方にお勧めの安眠に導く音楽やツボをご紹介します!

目次
疲れが蓄積すると何故眠れないのか?
通常、疲れた時というのは、体が休息を求めますので、眠たいという欲求が大きくなります。しかし、それでも眠れないというケースは珍しくありません。実は眠るにもエネルギーを消費します。そのため、疲労が蓄積しすぎると、眠るためのエネルギーすら消費が難しくて眠れないという状況を招きます。
また、心配事があったり、過度なストレスがあると、脳がリラックスできないため、眠れない状態になります。眠りにつく際は、脳の働きをある程度弱めないといけません。心配事やストレスがあると、その事ばかりが頭の中を思いめぐらせてしまう為、脳が休まらず、眠れないという状態を作ってしまうのです。
眠れない状態が続くと生じるリスクとは?
情緒が安定せずうつ病を引き起こしやすい
眠れない状態が2週間以上続くとうつ病のリスクが高くなるといわれています。体内時計が狂ってしまいますし、第一、休みたい時にゆっくり休めない為、ホルモンバランスが乱れますし、セロトニンという精神を安定させる物質の分泌が悪くなります。これによって情緒が安定せず、うつ病などの精神疾患を引き起こしてしまいます。
体の免疫力が低下する
眠れない状態が続くと、疲れがいつまでも取れませんので、体の免疫力も低下していきます。集中力も体力も低下します。眠れないということは体が安まらないので、最大限の力を出すことが出来ません。風邪を引きやすくなったり、普段では発症しないような感染症等に侵されることにもなりかねません。
眠れない時に音楽がいいというのは本当?
眠れない時の対策の一つとして、音楽を聞くというのがあります。音楽を聞くと気分がリラックスするという方は、結構多いのではないでしょうか。音楽を聞くために高額なステレオを持っているというこだわりを持つ方も珍しくありません。もちろん、聞く音楽は何でもいいというわけではありません。安眠効果が高いとされる音楽を選ぶようにします。
眠れない時というのは、脳がやたらと冴えている状態であり、この状態を和らげる必要がありますので、ヒーリング効果が高い音楽を選ぶ必要があります。反対にテンポが早い音楽は、脳を興奮状態にさせるため、逆効果となります。ただ、音楽は人それぞれ好みがあるので、自分がとにかくリラックスできる曲を選ぶといいでしょう。
音楽には様々な効果がある
音楽は、眠れない時に聞くのはもちろん、他にも様々な効果が期待されます。音楽は体をリラックスさせる事ができるという事から、胎教にも良いとされますし、勉強をする時、仕事に集中したい時に聞くというのも能率アップに効果的です。それだけではなく、病気の治療にも使われます。体をリラックスさせる事で治癒力を高める効果があるといわれています。
最近、動画やアプリでも目的や用途に応じた音楽というものが紹介されています。リラックスしたい時、反対に脳を活性化させて、ポジティブな思考を作るための音楽、そして恋愛成就、収入アップに効果的な音楽というものもたくさん紹介されています。スマホを利用する方が多いこともあり、音楽を聞く専用のアプリは人気があるようです。
音楽療法とは具体的にどのようなもの?
音楽療法は医療機関やカウンセリングルームでもよく活用されています。眠れない時に音楽を聞くというのも音楽療法の1つであり、実際にうつ病患者に対して音楽療法を取り入れ、脳をリラックスさせるという方法は使われています。他に、子供の成長やヨガなどのスポーツの際にもヒーリング系の音楽で体をリラックスさせる目的で利用されています。
音楽療法で使用される音楽は、やはりヒーリング系が多いです。ただ、活動量をアップさせるためには、ある程度脳を興奮状態にさせる必要もあり、こういったケースではヒーリング系ではなく、ポップス、ハウスミュージック等のテンポが早い音楽が利用されることが多いです。最近では、音楽療法ができるアプリも多く、手軽に日常生活に取り入れられます。
眠れない時にお勧めの音楽とはどのようなもの?
眠れない時といえば、やはり脳をリラックスさせることができるヒーリング系の音楽がお勧めです。聞いた事があると思いますが、α波という波長が多く出るものが脳に良いとされています。眠れない時に、このα波が多く出ている音楽というのは、非常に効果的です。α波の音楽は、ヒーリング系の他、クラッシックなどが挙げられます。
このα波の音楽を集めた動画アプリも沢山出ていますので、今、まさに眠れない状態という方は、調べてみるといいでしょう。ひと昔前にもα波の音楽を集めたものが存在していましたが、CDを買わないと聞く事が出来ませんでしたが、今は簡単にアプリ等で格安でダウンロードできますので、非常に便利な世の中となりました。
眠れない時に避けるべき音楽とは?
眠れない時にお勧めの音楽はα波ですが、反対に避けた方がいいのがβ波の波長が多い音楽です。テンポが早く、例えばロック系等の音楽でヒーリング系と真逆のハイテンポなリズムとなっています。人によってはβ波がいいという方もいますが、一般的に脳にはα波の音楽がいいとされています。
眠れないというのは脳が興奮状態になっているため、より脳を興奮させるようでは、より体調を悪くする要因にもなります。また、ヒーリング系の音楽でも、音量が大きいと、とても眠りに入ることは出来ませんので、なるべく音量は下げておきます。また、ヘッドフォンやイヤホンで聞く人がおりますが、耳に負担がかかるため、止めておきましょう。
眠れない時の音楽の聞き方のポイント
眠れない時に音楽を聞く事はいい事ですが、ただ聞くだけではいけません。まず、音量はできるだけ小さくします。そして、ヘッドフォン等は使用しないようにしましょう。音が直接、鼓膜から脳にストレートに伝わり、鼓膜への負担が大きくなります。また、せっかく脳が休もうとしているのに、音が直接脳に伝わる事で、かえって眠れなくなるので要注意です。
眠れない時は、ヒーリング系の音楽が良いですが、大音量だとヒーリング効果が半減します。かすかに聞こえる程度の小音量で聞きましょう。脳を休めるには、音が無い方が良いですが、音が無さすぎて眠れない方も多いようです。聞く時は、ステレオやスマホのアプリで聞く場合は少し離してスピーカー越しに聞きながら寝るようにするといいでしょう。
音楽で眠れない!そんな方にお勧めのツボマッサージ!
いくらヒーリング系の音楽を聞いても眠れない!そんな方にお勧めなのが、ツボマッサージです。ツボは眠れない場合のみならず、美容や健康、ダイエットにも効果的と言われています。ツボマッサージは手軽に取り組めるというのがメリットといえます。眠れない原因は、ストレス等により脳が緊張、興奮している状態というのも当てはまりますが、他に、体のコリが原因である事も多いのです。
現在、仕事においてパソコンを使わないという方はまずいないと思います。しかし、パソコンは目を酷使し、脳への血行が悪くなります。また、キーボードやマウスを使う手の動きも固定されてしまい、肩や背中のコリが酷くなります。また、デスクワークが多いと、腰への負担も大きく、更に、そけい部を圧迫し下半身の血行も悪くなります。
このような生活で、唯一くつろげるのが睡眠ですが、コリがひどいと眠れない事が多いです。そこで、眠る前にツボを刺激することで、体のコリがほぐれて、リラックスできます。肩こりがひどい人は、首のコリもひどい場合が多いので、肩から首にかけてのツボマッサージが効果的です。
また、デスクワークが多い方は、背中のツボをマッサージすると、腰がかなり楽になります。また、第二の心臓と言われる足ツボマッサージは、お風呂上がりなどに行うとより眠れやすくなります。足ツボマッサージについてはマッサージ機やマッサージ用の板が安く購入ができるのでお勧めです。最近ではツボマッサージのアプリというものも登場しています。
眠れない時に聞く音楽やツボについてのまとめ
眠れない原因は精神面においての緊張が続く状態、または身体面においての緊張が続く状態のいずれかということがお分かりいただけたかと思います。今は動画アプリで簡単に眠れない人のための音楽を集めたものも沢山ありますので、色々と聞いてみるといいでしょう。眠れない時だけではなく、普段の生活において、ゆっくり音楽を聞くというのは健康にも良いのです。
また併せて、ツボマッサージも日常生活に取り入れると、血行が良くなり、新陳代謝も活発になり、いつまでも元気で過ごす事ができます。とりあえず、眠れない夜はヒーリング系の音楽を聞いてみて、それでも眠れないという事であれば、ツボマッサージを試してみるといいでしょう。
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