日本は「3組に1組は離婚している」と言われるほど離婚率の高い国です。日本の離婚率が年々高くなるのには、何か原因があるのでしょうか?そして、ご縁があって結婚したカップルが仲違いして離婚するのを回避する方法はあるのでしょうか。悩める夫婦必読です!

離婚率は日本は高め?「3組に1組は離婚」している原因や回避術まとめ

目次

  1. 離婚率って何?
  2. どう変わった?日本の離婚率
  3. 外国と日本の離婚率
  4. 日本で離婚率が高い年齢
  5. 同じ日本でも地域によって違う離婚率
  6. 日本で離婚率が高い職業
  7. 『デキ婚』が日本の離婚率を上げる?
  8. 『熟年離婚』が日本の離婚率に関係している?
  9. 日本の離婚率を上げる主な原因は?
  10. 離婚の兆候を見逃さない
  11. 日本の離婚率は妻の態度で変わる?
  12. 日本の離婚率を下げるために夫ができること
  13. 離婚を踏みとどまらせるもの
  14. 高い離婚率と重大な日本の社会問題
  15. 日本の離婚率を下げよう!やり直したい夫婦の相談機関
  16. 《まとめ》幸せになる方法は人それぞれ

離婚率って何?

離婚は当たり前?

テレビや新聞でときどき目にする芸能人の離婚のニュース。昔は「さすが芸能人!モテるからしかたないよね」なんて感心したものです。しかし、最近では「3組に1組が離婚する」と言われ、一般人カップルの離婚も珍しいものではなくなってきました。日本の離婚率や日本人に多い離婚原因、できれば関係を修復したいカップルのための回避術をまとめました。

離婚率の定義

よく聞く『離婚率』ということばですが、実際どうやって出した割合なのでしょうか?確認しておきましょう。

離婚率には2種類の算出方法があります。ひとつはマスコミの言うところの『特殊離婚率』。もうひとつが全世界共通で使われている『普通離婚率』です。例えば『特殊離婚率』は「結婚10年目の離婚率」などの条件をつけたものが挙げられテレビや新聞、雑誌で使われます。これに対し普通離婚率は全世界で共通で使われる言わば「統計学上の決まった計算式」と言えるものです。計算式は【その年の離婚件数】÷【10月の日本の全人口】×1000で表せます。

どちらにしても、離婚率はあまり高くない方がよさそうですね・・・。

どう変わった?日本の離婚率

相変わらず芸能人の離婚報道は後を絶たないですし、周りでもちらほら離婚した人に遭遇するので、もしかすると離婚率は右肩上がりなのでは?と心配になる方もいるかも知れませんね。しかし、実はそれほど離婚率は上昇していないのです。

上で見ていただいたように、離婚率を算出するためには婚姻数や人口が関わってきます。つまり離婚件数が増えても、少子化や晩婚化の影響で離婚率はほぼ横ばいなのです。メディアの情報が豊富になり、なんとなく離婚カップルが目立つようになったのですね。

外国と日本の離婚率

世界で離婚率の高い国、堂々の第1位はロシアでした。およそ80パーセントの夫婦が離婚すると言われています。主にソ連崩壊後の失業による、家庭環境の悪さが原因のようです。離婚率の高い国の2位はアメリカです。アメリカではいろいろな原因が考えられますが、格差社会により貧しい地域では離婚率が高いようです。あまり修復を試みず離婚に踏み切るところもアメリカの特徴です。

2016年においては、日本の離婚率は26位でした。26位だったらまだまだ愛のある国だと安心してしまいますが、全世界っていったいいくつの国があるの・・・?と考えれば、日本はまぁまぁ上位に入るほうなのではないでしょうか?先進国ほど離婚率が高いイメージがありますが、ロシアが1位となるとそれだけではなさそうですね。やはり離婚にはいろいろな原因があるのでしょう。

日本で離婚率が高い年齢

日本で離婚率の最も高い年齢は、男女ともに30~34歳でした。30代前半と言えば、人生の過渡期とも呼ばれる時期ですね。男性なら会社で役職がつき始め、忙しくなるころではないでしょうか。子育てが少し落ち着き、パートや習い事を始め新しい人間関係ができるでもありますね。晩婚化の今、早い人なら親の介護が始まる人もいるのではないでしょうか。

何かと環境が変わるこの時期に、パートナーに対する意識にも変化が起こることが原因のひとつかも知れませんね。次に男性の離婚率が高いのは35~39歳、女性で25~29歳でした。『熟年離婚』という言葉が流行りましたが、最近のデータでは50代からの離婚率はそれほど高くはありませんでした。

同じ日本でも地域によって違う離婚率

離婚率が高い地域

日本全国で離婚率がもっとも高いのは沖縄県です。県民性なのか沖縄の人々は大らかで楽観的な人が多いです。後先考えず行動することも多いので『デキ婚』の多い県でもあります。好きになったら結婚、嫌いになったら離婚という単純かつポジティブな思考を持っています。「なんくるないさー」の精神で、離婚してもあまり悩まないのがいいですね!

離婚率が低い地域

一方、離婚率が低い都道府県は1位富山県、2位新潟県、3位秋田県となっています。こちらもその土地の特徴なのか、血縁やつながりを大事にする東北や北陸がランクインしています。寒い国や雪国には忍耐強い人が多いので、その結果なのかもしれませんね。

日本で離婚率が高い職業

仕事が離婚の原因になる場合がありますが、日本で最も多いのが女性が看護師をしているケースです。夜勤などで夫婦の生活リズムにズレが生じるのです。妻のいない夜を狙って夫が浮気し、離婚に至るようです。看護師の女性は精神的にも経済的にも自立している人が多いので、わりとあっさりと離婚に応じるようです。

男性が比較的年齢層の高い経営者の場合、浮気が原因で離婚になるケースがあります。会社が安定してお金と時間に余裕があるので、日中空いた時間に愛人と楽しんでいる人がいるのです。次いで離婚率が高い職業は医者です。これは女性が看護師なのに対して男性が医者の場合です。同じく夜勤や救急などで妻との時間が取れなくなるのが原因でしょう。お医者さんはモテますからね!

『デキ婚』が日本の離婚率を上げる?

『デキ婚』とはみなさんご存じのように、妊娠してしまったので結婚するという意味ですが、このデキ婚カップルの離婚率は驚くほど高いのです。デキ婚で一番多い女性の年齢層は15~19歳と未成年なのですが、10代のデキ婚カップルのうち8割が5年以内に離婚するという結果になるそうです。

付き合っているとき、どんなに愛し合っていても所詮はまだ子どもです。デキ婚はたいてい男女ともに若くまだ自立できていない場合がほとんどです。仮に卒業して働いても家族を養っていけるほどの収入を得るのは難しいでしょう。理解のある両親が援助してくれる場合もありますが、多くのデキ婚カップルはあまり家族には受け入れられないようです。

心の準備や覚悟ができていないデキ婚カップル。安定しない収入や、社会から受け入れられない不安、もっと遊びたかったという後悔が原因で、離婚という結果を招くことになるのです。もちろん、デキ婚スタートでも幸せな家庭を築いている人もいるので、必ずしも悪いのではありません。まずは収入を安定させることで離婚を回避できるでしょう。

『熟年離婚』が日本の離婚率に関係している?

2005年のあるドラマがきっかけで『熟年離婚』という言葉が流行り出しました。熟年離婚というと、ずいぶん歳をとってからのようですが実は年齢に決まりはなく、20年以上結婚生活を共にした相手との離婚を熟年離婚と言っているようです。この熟年離婚の割合が、離婚率に関係しているのです。

熟年離婚する年齢で多いのは60歳からだと言いますが、これは長年会社勤めしていた夫が定年退職する年齢とほぼ同じです。熟年離婚する原因も夫の定年退職に関係しています。若い頃は、夫の仕事が忙しすぎてすれ違いが生じました。しかし夫のいない気ままな時間に慣れてしまった妻は、定年退職して何もせずに家にいる夫が疎ましくなるのです。

意外に男性の方が寂しがり屋で、どこに行くにも妻についてきてあれやこれやと口出しする。こんな夫に我慢の限界がきた妻は残りの人生を楽しむために、夫を捨てるのです。余生を若い女性と過ごしたいと、長年連れ添った妻に離婚を申し出る男性もいます。子どもが成人し独立している年齢でもあるので、熟年離婚は比較的成立しやすく、離婚率の上昇につながるのですね。

熟年離婚を回避するためには、夫婦で共通の趣味を持ち穏やかに過ごすのが良いでしょう。目先の自由ばかりに目がくらんで別れを選ぶと、孤独な老後を送ることになりかねません。

日本の離婚率を上げる主な原因は?

家庭によって離婚原因は様々ですが、特に多いのが『考え方の違い』です。特に子どもが生まれて育児に関する方針が違っているために、妻が我慢できなくなるケースがあります。逆に夫がまったく子どもに無関心で、妻が育児を一人でしていると、夫はのけ者にされたと認識し妻に暴力を奮ったり、浮気したりするのです。家庭を顧みなくなった夫に愛情を感じられず離婚にいたるのです。

こういった原因で離婚するのは20代後半から30代くらいの年齢の夫婦が多いです。40代50代と少し年齢層が上がると、体が弱っても口だけ達者な姑との同居が原因で離婚したりします。夫が普段から妻の見方であれば、介護施設を探すなど離婚は回避できますが、万が一、夫がマザコンで会った場合は、離婚を回避できる可能性はゼロに近いでしょう。こうして離婚率が上がるのです。

離婚の兆候を見逃さない

離婚の兆候を見逃さないことで、悲しい別れを回避できる可能性があります。たとえばケンカをしているわけでもないのに、どちらかが話しかけても返事がないとか、無視するというのは気持ちが離れている証拠です。目を合わせなくなったり外出が多いのも、一緒にいるのが苦痛であるという気持ちの表れなのです。

寝室を分けると離婚率が上がるという話を聞いたことがありますか?子どもが生まれ、夜泣きで安眠できない夫が一人で寝るという話はよく聞きますが、妻が寝室を分けたいと言い出したら要注意です。浮気の疑いありです。普段からケンカの多い夫婦が極端にケンカが減るのも気持ちが離れている証拠です。仲良くなったと勘違いした夫はいきなり離婚届を突き付けられるかもしれません。

日本の離婚率は妻の態度で変わる?

離婚を切り出された妻が、離婚を回避するためにできることはなんでしょうか?原因は様々ですが、まずは冷静に夫の話を聞きましょう。ここでヒステリックになると夫の気持ちが離れる決定打を与えることになります。落ち着いて話を聞きましょう。夫の心が離れてしまったのには妻に原因があったのかもしれません。今までの自分を振り返り、直せるところは直しましょう。

夫に浮気された場合、はらわたが煮えくり返る思いになりますね。しかし逆上してしまえば、余計夫は逃げてしまいます。もし離婚を回避したいならば多少の浮気は目をつぶることも大事です。自分の結婚相手はそれだけモテるのだと割り切りましょう。そして自分ももう若くないからと諦めず女を磨いて、いつまでもキレイでいる努力をすれば、日本の離婚率低下に繋がるかも知れません。

日本の離婚率を下げるために夫ができること

妻に優しくしよう

妻から離婚を切り出されても絶対パニックになってはいけません。男が慌てふためく様子はほんとうに見苦しいものです。妻がヒステリックになっていたら、とりあえず優しく声をかけて穏やかに話を聞きましょう。離婚はすぐ成立するものではありません。話し合っていったん落ち着いたら、2人で美味しいものを食べに出かけてはどうでしょう。結婚前の初々しい2人を思い出すのです。

いつまでもカッコよくいて欲しい

結婚した男性は下品になりがちです。好きな人が自分の妻になったとたん、大きなオナラをしたり羞恥心がなくなるのです。もちろん、気を遣わない関係になるのは良いことですが、女性はいつまでも恋をしていたいのです。たるんだお腹も年齢のせいと放置せずに、ダイエットや筋トレなど若々しさを保つ努力をしましょう。少しの気の持ちようで、妻の気持ちは随分変わると思います。

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離婚を踏みとどまらせるもの

心がすれ違い始め離婚を考えても、簡単に決心がつくわけではありませんね。当然デメリットなども出てきます。離婚を踏みとどまらせるものの一番は子どもです。相手に愛情がなくなっても、子どもに会えなくなると思うと踏み切れないのです。また男性の場合は離婚して一人になると、今までしなくてもよかった家事や料理を自分でしなくてはいけません。

仕事を持っていない女性なら、自分で収入を得なくてはいけません。シングルマザーとして子どもを育てる場合はより深刻です。しかし損得よりもっと大事な情というものがあります。一度は愛し合った2人なのだから結婚に至ったのでしょう。長年連れ添った相手ならなおさら熟年離婚など辛くはないですか。本当に離れても寂しくないのか、回避できないものか一度考えてみるべきです。

高い離婚率と重大な日本の社会問題

日本の離婚率が高くなれば、国の問題にもなり得るのです。収入の少ないシングルマザーに出る生活保護も国からの援助なので、一人親が増えると財政に関わってくるのです。複雑な家庭環境で育った子どもの一部は非行に走ることも稀にあり、治安の悪化につながったりするのです。離婚率の上昇は国全体の問題なのです。

日本の離婚率を下げよう!やり直したい夫婦の相談機関

日本の離婚率を下げるため、そして夫婦が離婚を回避しもう一度幸せな生活を取り戻すために、自分だけではどうにもできない場合は誰かに相談するべきです。身内や友達で親身になってくれる人がいれば良いのですが、年齢が若いデキ婚だと、なかなか周りに相談相手がいないかも知れません。そのときは専門の機関に相談しましょう。

離婚率の上昇にともない、民間の離婚カウンセラーが増えています。有資格者なので信頼でき、熟年離婚など様々な相談に対応してもらえます。しかし法律に関してはやはり弁護士の方がはるかに知識が豊富なので、財産分与の相談などがあれば、弁護士に相談することをおすすめします。

《まとめ》幸せになる方法は人それぞれ

離婚率が高いと聞くと、日本はあまり良くない国なのだと思いがちです。しかし離婚率が上昇するということは、それだけ自立した人が増えているとも考えられるのではないでしょうか。現在のように女性が社会に進出していない頃は、離婚したくても経済的な問題から我慢しなくてはいけませんでした。家事のできない男性は妻と離れることはできなかったのではないでしょうか。

しかし結婚生活が必ずしも幸せだとは限りません。DV被害は女性だけではありません。男女ともに起こりうる問題です。身の危険を感じたときなどは、離婚はむしろ幸せになる道なのかも知れません。話し合いではどうにもならないこともあるのです。一般的な離婚率を気にして道を誤るよりも、自分自身が確実に幸せになれる方法を慎重に選びたいですね!


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