様々な娯楽が溢れたことで、ポピュラー音楽への傾倒が希薄になっている昨今、それでもCDショップへ伺うと人々は洋楽やロックのアルバムに目をやっている姿は昔から変わりません。2017年の最新洋楽ロックバンドの特集です。個人的なチョイスなのでご了承を!

洋楽ロックバンド2017年最新おすすめ!コンプリートベスト50

目次

  1. 洋楽ロックCDが売れないぶん配信が好調なのか?
  2. 洋楽が売れない割には動きは明白
  3. 2017年の洋楽ロックの傾向は?
  4. ライヴを重視した洋楽ロックの動向は衰えを知らない
  5. 新ジャンルが誕生しない洋楽ロックシーンの厳しい時代
  6. 洋楽新人バンドがこだわるルーツやベーシックなサウンド
  7. 2017年注目の洋楽ロックバンド
  8. 2017年のロックバンドはリバイバル系
  9. 2017年最新洋楽ロックバンドおすすめニューカマー編
  10. 2017年洋楽ロックバンドのニューカマーの特徴
  11. 2017年最新洋楽ロックバンドおすすめ中堅編
  12. 2017年洋楽ロックバンドの中堅の特徴
  13. 2017年最新洋楽ロックバンドおすすめベテラン編
  14. 2017年洋楽ロックバンドのベテランの特徴
  15. 2017年洋楽ロックバンドまとめ

洋楽ロックCDが売れないぶん配信が好調なのか?

洋楽やロックがなかなかヒットしない、CDが売れない、音楽鑑賞が趣味ではなくなり興味を持ってくれない、そんな声が上がって久しいようですが、案外と巷のCDショップには人が集い洋楽のコーナーを物色する姿は変わりありません。

洋楽が売れない割には動きは明白

それでも毎年最新の洋楽ロックアルバムを目当てに足を運ぶ人は必ずいます。コンサートがあると知れば、自分の趣味に合うアーティストの来日スケジュールを押さえ、チケットを購入するといった動きは、全く留まるところはありません。洋楽のロックバンドはまだまだ魅力的なのです。

2017年の洋楽ロックの傾向は?

趣味で音楽を聴かない世代が中心となった昨今、洋楽ロックのCDアルバムが不調でも、衰えずに人気があるのは何と言っても夏フェスを中心にしたアーティストのライヴイベントです。フジロックにしろサマーソニックにしろ、長年継続中で毎年海外アーティストが来日します。

ライヴを重視した洋楽ロックの動向は衰えを知らない

実は夏フェスに参戦する海外ビッグアーティストのライヴを初めて観ることで、すっかりファンになる若い世代も増えています。2017年も概ね夏フェスものから、洋楽鑑賞を趣味にするような波及が期待できます。

新ジャンルが誕生しない洋楽ロックシーンの厳しい時代

ポピュラー音楽は既にメロディラインが完全に出尽くしていると言われ続けています。その為、ジャンルを確立するほどの斬新なロックバンドは不毛な時代に突入しています。既存の音楽を参照して応用できるアーティストやバンドがおすすめな状態を今後も予想できそうです。

洋楽新人バンドがこだわるルーツやベーシックなサウンド

2017年に限った事ではありませんが、この近年にブレイクするロックバンドは最新のトレンドを探しあぐねるのではなく、60年代や80年代などの前の世代の音を再現しつつ、自分というフィルターを通じて斬新なやり方を通せるか否かにかかっていると言えそうです。ビンテージな音作りでルーツ・ミュージックの要素を昇華している傾向です。

2017年注目の洋楽ロックバンド

ここからは、2017年に注目の最新バンドを中心にご紹介いたします。尚、個人的な趣味趣向ではありますがニューカマーも当然ながら、ベテランの中からも特に2017年の動向が気になるおすすめロックバンドも併せてご紹介します。

2017年のロックバンドはリバイバル系

新人バンドもベテランバンドも、共通に漂う雰囲気は「リバイバル」です。昔ながらのサウンドイクイップメントや表現を用いて、音を再現し趣味の合いそうなファンたちへの特化した活動が中心になるようです。それは世代によって懐かしくもあり新鮮に聴こえるのです。

2017年最新洋楽ロックバンドおすすめニューカマー編

①Temples(テンプルズ)/Certainty

テンプルズは英国の4人組バンドでサイケデリックなサウンドを得意とし、2012年に「シェルター・ソング」にてデヴュしました。

②Temples/Strange Or Be Forgotten

元オアシスのノエル・ギャラガーや元スミスのジョニー・マーらが注目し、ザ・ローリング・ストーンズのライヴにてオープニン グ・アクトに抜擢されました。2017年にはセカンドアルバムがリリースされ、フジロックへの出演も決定しています。

③Sundara Karma(サンダラ・カルマ)/ Flame

英国のロックの聖地とも言えるレディングにて4ピース・バンドの「サンダラ・カルマ」は結成されました。中学時代からの友人同士が集まりアークティック・モンキーズの曲を趣味的にカバーしていました。しかし次第に壮大な構想を練るようになりオリジナルを製作するようになりました。

④Sundara Karma/She Said

早くからその存在は注目されていましたが全員が20歳を迎えた2017年にデビュー・アルバム『Youth Is Only Ever Fun In Retrospect』をリリースしました。サイケデリックロックの要素とキャッチーなメロディが印象的です。

⑤Circa Waves(サーカ・ウェーブス)/Fire That Burns

英国リヴァプールにて2013年に結成されたサーカ・ウェーブス、BBCを中心としたメディアで話題となりました。2014年3月にはインターポール、テンプルズらとUKツアーを行い着々と人気を集め、同年7月にデビュー、翌8月にはサマーソニックのために初来日しています。

⑥Circa Waves/Wake Up

甘く切ないようなメロディにギターのエッジが利いたロックサウンドが魅力でおすすめです。その後単独来日公演も果たし、2017年8月には3度目のサマーソニック出演が決定しています。

⑦THE LEMON TWIGS(ザ・レモン・ツイッグス)/These Words

アメリカ、ニューヨーク州のロングアイランドから誕生したブライアン・ダダリオとマイケル・ダダリオの兄弟によるロックバンド、それが「ザ・レモン・ツィッグス」です。2015年に英国のインディー・レコードレーベル「4AD」と契約し、2016年にメジャーデビュー・アルバム「ドゥ・ハリウッド」をリリースしました。

⑧The Lemon Twigs/As Long As We're Together

まだ20歳前後の若い兄弟ながら、サウンドはビートルズの後期を彷彿させるスケール感のあるものです。趣味や遊びの領域を超えて、プレーヤーとしても各々が2種類以上の楽器をこなせる実力派です。

⑨THE STRUTS(ザ・ストラッツ)/Put Your Money On Me

2012年英国のダービーにて結成、オアシスやザ・リバティーンズから影響を受けつつ、70年代のグラム・ロックに目覚めたことがこのバンドの特徴となりました。王道的なグラマラス・ロックンロールでストレートな楽曲、クィーンのフレディ・マーキュリーを彷彿させる歌唱力など、その魅力はファンを拡大中です。

⑩The Struts/Matter of Time

2015年からはアメリカLAに拠点を移しツアーを敢行、2016年3月にデビュー・アルバム『エヴリバディ・ウォンツ』をリリースしました。2016年にはガンズ・アンド・ローゼズのサポート・アクトを務めています。

⑪Yussef Kamaal(ユセフ・カマール)/Calligraphy

ユセフ・カマールは、ヘンリー・ウーの名義で活動してきたキーボーディスト兼ドラマーのカマール・ウィリアムズと、ユナイテッド・ヴァイブレーションズというバンドでドラムを叩くユセフ・デイズの二名によるユニットです。

⑫Yussef Kamaal/Lowrider

ヘンリー・ウーのライブにて即席で結成しセッションをきっかけに、正式なバンドとしてアルバムリリースをしました。ジャズ・ファンクの最新形態をクールな大人の感覚で披露しています。エレピやローズピアノの音が美しくおすすめです。

⑬CRX(シーアールエックス)/Ways to Fake It

2000年代初頭にガレージロックのリヴァイヴァルに一役担ったアメリカのバンド「ザ・ストロークス」にて、ギター担当のニック・ヴァレンシが興したソロプロジェクトが「CRX」です。

⑭CRX/On Edge

ソロというより周辺の音楽仲間とともに新たなバンドを編成した5人組です。ストロークス以上にギターもへヴィさを増しつつ、どこかポップな一面もある楽曲が目立ちます。2017年のニックは、このバンドにどっぷり浸かるようです。

⑮Summer Moon(サマー・ムーン)/With You Tonight

前述のストロークス関連で、ソロ・プロジェクトを行っている一人がベーシストのニコライ・フレイチュアです。彼の新しいバンドが「サマー・ムーン」です。

⑯SUMMER MOON/HAPPENIN'

どことなくアンニュイな感じで浮遊する音が、ガレージロックをいつもやっているニコライらしさにも聞こえます。アンダーグラウンドな音楽のようでいて、エスニックな旋律も含まれているちょっと小粋で通好みなバンドです。

⑰アンダーソン・パーク(Anderson .Paak) / Come Down

ロックバンドという枠組みからやや逸脱して、ヒップホップ界の新しい才能の一人、アンダーソン・パークです。ヒップホップを前面にしつつも、本来はレディオヘッドなどを聴いて育ったと公言しています。

⑱Anderson .Paak/Am I Wrong

実際はドラマーでもあるため、生身なバンド色の強い楽曲が目立ちます。時折ライヴでもドラムを叩きますが、その何気ない様に相当なテクニックを秘めていそうです。

⑲The xx(ザ・エックス・エックス)/On Hold

男女混合の3人組で、80年代風なギター・サウンドに米国R&Bを加味させ、全体はミニマル・エレクトロニカのビートで仕上げている最新型のサウンドと言えるでしょう。

⑳The xx/Say Something Loving

「ここ10年間イギリスに現れた最もオリジナルなサウンド」という評価がされています。バンド名は普通「ジ・エックス・エックス」と発音するものの、日本に限っては「ザ・エックス・エックス」として公認されています。

2017年洋楽ロックバンドのニューカマーの特徴

①古い洋楽ロックサウンドを焼き直している

2017年に限らず数年前より、60~80年代のロックを我流のフィルターに通して現代に甦らせている趣味嗜好のバンドが目立つようです。その中でも「ヴィンテージ」と称する新たなジャンルと化している傾向です。

往年の洋楽ロックを知らない世代ながら動画や音源で育っている

米国のブルースやR&B、70年代グラムロック、80年代ニューウェーヴといった、当時を知らない世代が音源や動画などでインスパイアされながら、ループ状に増えて拡散している状況です。

2017年最新洋楽ロックバンドおすすめ中堅編

①At The Drive-In(アット・ザ・ドライヴ・イン)/Hostage Stamps

プログレッシヴで変則的なアンサンブルを得意とする「アット・ザ・ドライヴ・イン」は、1993年にアメリカのテキサス州エル・パソにて結成されました。1996年に『アクロバティック・テナメント』でデヴュ、2000年にはメジャー・デビューアルバム『リレーションシップ・オブ・コマンド』を発表しました。

②At The Drive In/Governed by Contagions

その後メディア等で称賛され2001年に活動休止します。そして17年の時を経て、ニューアルバム『インターアリア』が発売され、9月にはジャパン・ツアーが予定されています。

③Jamiroquai(ジャミロクワイ)/Automaton

1990年代に登場したアシッドジャズのジャンルでもっとも成功を収めたバンドとも言えるのがジェイ・ケイ率いる「ジャミロクワイ」です。エレクトロなサウンドにバンドがミックスして、心地良いテンポのビートが魅力です。

④Jamiroquai/Cloud 9

常にセンターにいるジェイ・ケイばかりが目立って見えるので、本当はソロじゃないかと誤解されますが、バンドを組んだ初期からメンバー入れ替わりが激しい為、オリジナルメンバーは唯一ジェイ・ケイのみです。2017年待望の来日が予定されてましたが、ジェイ・ケイの身体不調(腰痛悪化)により中止となってしまいました。

⑤Gorillaz(ゴリラズ)/Sleeping Powder

「ゴリラズ」は、1998年に結成された架空のバンドです。その正体は英国ブリットポップを代表するバンド「ブラー」のデーモン・アルバーンと、ヴィジュアル面を担当するコミック・アーティストのジェイミー・ヒューレットによるバーチャルなプロジェクトです。

⑥Gorillaz/Ascension

デーモンを中心にその時々のミュージシャンとコラボレーションして楽曲制作するプロジェクトです。オルタナティヴ・ロックからヒップホップ、エレクトロニカ、ダブ、レゲエなどミクスチャーな仕上がりをする特徴があります。ほとんどデーモンの趣味が興じたものです。2017年に久しぶりなニューアルバムが発売されました。

⑦MEW(ミュー)/85 Videos

デンマークが生んだオルタナティヴ・ロックバンドの「ミュー」は、壮大な世界観をみせるバンドとして世界的な成功を収めています。2017年ニューアルバム『ヴィジュアルズ』をリリースし、9月にジャパンツアーも決定しています。

⑧Mew /Satellites

英国やアメリカのバンドとはやや違った、欧州ならではな壮大で深みのある伝統的な雰囲気のサウンドと聡明さのあるボーカルが特徴です。

⑨KASABIAN(カサビアン)/ Bless This Acid House

「カサビアン」は1997年に英国レスターにて結成されたバンドです。21世紀に入って英国で最も成功したバンドと呼ばれています。

⑩KASABIAN/You're In Love With a Psycho

そのサウンドは例えるなら、プライマリースクリームのような実験性と、オアシスのようなカリスマ性をたして割ったような確信犯的なものです。アリーナクラスの会場を常に埋め尽くせるビッグバンドとして期待されています。

⑪LINKIN PARK(リンキン・パーク)/Good Goodbye

2000年にデビューしたロサンゼルス出身の6人組、へヴィロックからヒップホップ、ハードコアやインダストリアルなどの様々なジャンルの要素を踏まえ、モンスターバンドへと成長し続ける「リンキン・パーク」は、アルバムリリースごとに斬新で力強い方向性を打ち出しています。

⑫ Linkin Park (feat. Kiiara)/Heavy

2017年は7作目となる最新アルバム「ワン・モア・ライト」をリリース、かつてないポップな仕上がりと、女性ボーカル達とのコラボが話題です。11月には4年ぶりの来日公演が予定され、邦楽ロックの雄「ONE OK ROCK」とのジョイントがおすすめな目玉となっています。

⑬Sigur Rós(シガー・ロス)/Olsen Olsen

「シガー・ロス」は1994年にアイスランドのレイキャヴィークにて誕生したポストロックバンドです。北欧から世界に向けて人気が出たバンドは久しぶりです。そのサウンドは洋楽ロックの枠を超えた、どこかスピリチュアルな側面が垣間見れます。

⑭Sigur Rós/Óveður

荘厳な音作りが魅力のおすすめなバンドです。2017年7月に、4年ぶりとなる単独来日公演が予定されています。ちなみにバンド名の由来は、中心人物ヨンシーの妹の名前とアイスランド語で「「勝利、薔薇」を意味する言葉とのダブルミーニングだと言われています。

⑮Nickelback(ニッケルバック)/This Means War

「ニッケルバック」は、1995年にカナダのハンナという町で結成された世界的なビッグバンドです。アヴリル・ラヴィーンの元夫としても知られているチャド・クルーガーの男臭いボーカルとラウドで王道なロックサウンドが魅力です。

⑯Nickelback/Song On Fire

2017年6月には9枚目の最新アルバム「フィード・ザ・マシーン」をリリース、それを機にツアーを敢行します。余計な装飾のない直球なバンドサウンドが趣味的にお好きな方へおすすめします。

⑰RIDE(ライド)/Charm Assault

「ライド」は、1988年に英国オックスフォードにて結成されたバンドです。90年代に現れた「シューゲイザー」と称するジャンルの一角を担った斬新なサウンドがおすすめです。1996年に一度解散しましたが、2014年に18年振りに再結成を果たし現在に至っています。

⑱Ride/Leave Them All Behind

残響音が轟く空間系ギターサウンドのもやもやした中に、エッジの利いたエッセンスとグルーブ感を得意としています。そして2017年、およそ21年ぶりとなる最新アルバム「ウェザー・ダイアリーズ」をリリースしました。

⑲Mogwai(モグワイ)/ Coolverine

スコットランド、グラスゴー出身のポストロックバンド「モグワイ」は、1996年にデヴュし今やポストロック界の中心的存在へと成長しました。インストゥルメンタルな残響音系ロック、静と動のギャップが美しいという特徴があり、マニアックな人気があるバンドです。

⑳Mogwai/Fear Satan

2017年にはスタジオ・アルバムとして約3年振り、通算9枚目となる最作「エヴリ・カントリーズ・サン」をリリースしました。ライヴも定評があり壮大な音の洪水を演出してくれます。

2017年洋楽ロックバンドの中堅の特徴

活動歴10年から20年の間の洋楽ロックバンドの傾向は、いったん人気が下降したものの再び蘇ったり、活動休止から再開して息を吹き返したバンドが目立つようです。個人差はあるにせよ充電期間を費やし、やっと以前と同じステージに立った新鮮さや溌剌とした印象があります。

2017年最新洋楽ロックバンドおすすめベテラン編

①Prophets Of Rage(プロフェッツ・オブ・レイジ)/ Unfuck The World

「プロフェッツ・オブ・レイジ」は、90年代に席巻したミクスチャーバンド「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」とラップ界の大御所「パブリック・エナミー」、そして「サイプレス・ヒル」のメンバーが終結したへヴィロックのドリームチームです。

②Prophets Of Rage/Killing In The Name

政治や社会へのメッセージ性が強いことでマニアックなファンが多い骨太なバンドです。各々の経験は豊富ながらバンドとしては2017年9月にデビューアルバムがリリース予定です。

③Santana(サンタナ)/EUROPA

キャリア50年を迎えたベテラン「サンタナ」の周辺が最近賑わっています。2016年には初期メンバーが終結して活動再開し最新作アルバム「サンタナⅣ」をリリース、そして2017年にはキャリア60年のアイズレー・ブラザーズのジャンルを越えたジョイント・アルバム「パワー・オブ・ピース」が発売される予定です。

④Santana/What the World Needs Now Is Love Sweet Love

カルロス・サンタナ自身はアイズレー・ブラザースの楽曲を昔から趣味で好み愛聴いていたこともあり、今作はお互いが意気投合し気の向くままスタジオに入り制作した最新作です。

⑤U2/I Still Haven’t Found What I’m Looking For

洋楽ロック界の金字塔とも言える名盤「ヨシュア・ツリー」の発売30周年の記念としてデラックスエディション盤を発売した「U2」は、2017年、そのアルバムの内容を中心としたワールドツアーを行っています。

⑥U2 /With Or Without You

U2はモンスター級なコンサートを行うことで有名ですが、しばらく来日していないのが気になるところです。他にもキャパシティとスケジュールの問題があり、なかなかアジア方面へのステップが踏めないビッグアーティストが多い印象です。

⑦The Cars(ザ・カーズ)/You Might Think

80年代を彩ったMTVのブームに於いて、アメリカのグループ「ザ・カーズ」の存在はなくてはならないものです。その斬新な音楽性と戦略が功を奏し当時ヒット曲を連発しました。1978年にデヴュし紆余曲折しながら2017年に40周年を迎えました。

⑧The Cars/Magic

メンバーの中で他界した人物もいますが、2011年から再始動を開始し、ライヴ活動も積極的に行っています。結成40周年の記念として、彼らが1979年に発表したセカンド・アルバム「CANDY-O」、そして翌80年のサード・アルバム「PANORAMA」が、最新リマスターによるエクスパンデッド・エディションとして生まれ変わりました。

⑨Tom Petty(トム・ぺティ)/You Wreck Me

同じく2017年に40周年を迎えた大御所アーティストの一人が「トム・ぺティ」です。長年自身のバンドであるザ・ハートブレイカーズを率いて、コンサート活動やアルバム制作をコンスタントに続けています。その長いキャリアの成果として、作品7タイトルとソロ作品1タイトルがリマスター音源、及びアナログ・ディスクとして再発売されます。

⑩Tom Petty and the Heartbreakers/I Should Have Known It

一度だけボブ・ディランとともに来日公演を果たしつつ、その後は全く来日の噂も立たないことで、日本のファンの間では、Xデイがいつになるか?を期待し^^^待ち望んでいる状態です。

2017年洋楽ロックバンドのベテランの特徴

30年以上の長いキャリアを積んだベテランのロックバンドに見られる傾向は、すっかり固定ファンがついているだけに、あまり大げさな冒険をしないという印象です。とは言うものの、過去の自分たちの音楽をもう一度現代風にアレンジし直してみたり、コンスタントにライヴを重ねて楽しんでいるような動きが目立ちます。

2017年洋楽ロックバンドまとめ

洋楽及びポピュラー音楽が飽和した状態と言われてはいますが、まだまだ聴きたい観たいロックバンドはたくさん存在するものです。新しいサウンドも古き良きサウンドも、すべてを相対的に聴いて、いろいろと解釈するのが本来の音楽ファンらしい方法です。2017年以降も洋楽系ロックバンドを楽しみたいものです。


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