新年の大切なご挨拶である年賀状。元旦にきちんと届けるためには、いつまでに投函すればいいのか知っていますか?年賀状の投函期限をしっかり把握して、大切な人たちに新年のスタートである元旦に年賀状を届けましょう。年賀状の期限のルールやマナーを、まとめて解説します。

目次
年賀状で新年のご挨拶
年賀状は、新年の挨拶をするための日本の伝統的な習慣ですよね。最近は、新年のあいさつをメールなどで済ませる人も増えているようですが、やはり昔ながらのはがきでの挨拶には味がありますし、上司や年配の相手に対する場合には、きちんと年賀状を出した方が喜ばれることが多いです。
年賀状は、年末に用意して新年のスタートである元旦に届くようにするのがマナーです。では、年末のいつまでにポストに投函すれば、確実に元旦に届けることが出来るのでしょうか?今回は、年賀状を元旦に届けるための投函期限と、それに関するマナーについてまとめて解説します。
年賀状は12月15日から投函開始
2018年の年賀はがきは、2017年11月1日に全国の郵便局で販売が開始されました。郵便局での年賀状の投函開始は、12月15日からです。12月15日というと、まだ年末感が薄くて年賀状の用意や期限について意識している人は少ないかもしれません。
しかし、12月15日からは郵便ポストに年賀状を入れる投函口が作られますので、年賀状を出すことができます。期限に余裕を持って焦らずに出したい人は、ぜひ早めに年賀状を用意してポストに投函しましょう。もちろん、ポストではなく直接郵便局に持って行ってもOKです。
年賀状は12月25日までに投函!
元旦に年賀状を届ける投函期限はいつまで?
12月15日から受付を開始される年賀状。2018年の元旦に届くようにするためにはいつまでに出せばいいのかというと、ずばり12月25日までです!日本郵便では、12月15日から12月25日までの間に投函した年賀状については、必ず元旦に届けるとしています。
12月25日はちょうどクリスマスの時期で、お正月の準備や年賀状の期限を意識するのはクリスマスが終わってから…という人も多いかもしれませんが、確実に元旦に年賀状を届けるための期限は12月25日ですので、クリスマスを楽しみながらも、実は年賀状の期限のことも考えておかなければならないのです。
12月26~28日投函の年賀状も元旦に?
いつまで?期限後の郵便局さんの頑張り!
元旦に年賀状を届けるための期限は12月25日ですが、実は日本郵便は、その期限後の12月26日から28日に投函された年賀状についても、出来るだけ元旦に届けるように取り組むと発表しています。日本郵便の企業努力に感謝ですよね。
12月28日までなら、年賀状を用意する期限としても何とか間に合いそうですね。とはいえ、この12月26日から28日の期間はあくまでも「出来るだけ元旦に間に合わせます」という努力宣言での期限延長なので、確実なものではありません。絶対に元旦に届けたいと思うなら、やはり12月25日の期限内にポストに投函することをおすすめします。
年賀状を早く用意することのメリット
早割りでお得に年賀状を作る
年賀状の投函期限について解説していますが、期限を守って年賀状を早めに投函することは、元旦に相手に届くようにするだけでなく、他にもメリットがあるんです。
それは、年賀状の「早割」です。年賀状の印刷を郵便局やその他のお店に頼む場合、早い日程で注文すると代金を割引してもらえる「早割」のサービスを行っている場合が多いんです。年末の忙しい中で年賀状を用意する場合、全てを自宅で自分で作るのは手間も時間もかかって大変です。このような印刷代行のサービスを利用する人は多いでしょう。
どのみち利用するのなら、安く代金を抑えたいと思いますよね。早割の日程や割引率はお店によって異なりますので、自分が利用したいと考えているお店の早割がいつまでなのか、期限をぜひチェックして期限内にサービスが利用できるようにしましょう。
年賀状は遅くとも「松の内」までに
年賀状マナーとしての最終期限
年賀状を元旦に届けるためにはいつまでに投函すればいいのか?という疑問に関しては、12月25日もしくは26~28日ということが分かりましたね。では、その期限よりも投函が遅くなってしまう場合のマナーについても確認しておきましょう。
年賀状は、遅くとも「松の内」と呼ばれる期間内に出すのがマナーです、松の内は、関東では1月7日まで、関西では1月15日までの期間をいいます。関西の松の内の方が期間が長いのですが、出来れば1月7日までに相手方に届くように年賀状を送ることが望ましいです。
松の内の期間を過ぎると、郵便ポストの投函口は通常の形態に戻るため、年賀状専用の郵便という扱いではなくなります。年賀状には通常消印は押されませんが、松の内を過ぎてからポストに投函した年賀状には消印も通常通りに押されてしまいます。
出すのが遅くなって消印が押された年賀状は、あまりマナーとしてはよろしくありません。年賀状は、遅くとも松の内の間には相手に届くように出しましょう。
遅れてしまった年賀状での挨拶マナー
期限を超えてしまったら…
年賀状が元旦には届かない場合、「御挨拶が遅れてしまい失礼いたしました。」など一言のお詫びを添えるのがマナーです。もちろん、まずは遅れないように元旦に届けるのがマナーなのですが、万が一遅れてしまった場合にはきちんとご挨拶の言葉を書きましょう。
年賀状のメッセージの結びに「平成○○年元旦」と書かれているのをよく目にしますが、この表現は元旦に届く年賀状に使うものです。元旦は1月1日の朝を意味する言葉ですから、期限を過ぎている年賀状にはそぐわないのです。このような表現に関しても、意味を理解して使えると良いですね。
松の内以降は寒中見舞いを
年賀状期限後は「寒中見舞い」
もしも松の内にも年賀状が間に合わなかった場合には、年賀状ではなく寒中見舞いの形でごあいさつのはがきを送りましょう。寒中見舞いとは、1月8日から立春の2月4日までの間に出す挨拶状です。この時、年賀状のはがきが残っていたとしても、寒中見舞いに年賀状のはがきを使うことはしません。
寒中見舞いを送る際には、通常の無地のはがきか、季節感のある絵柄の入ったはがきを使いましょう。自分で描いた絵ハガキなども、気持ちがこもっている感じがして喜ばれますし、味があって良いでしょう。
年賀状にはきちんとお返事を
期限後であってもお返事を送りましょう
年末のうちに年賀状を全て準備して出し終えて、新年を迎えてみたら自分が出していない相手から年賀状が届いていたということがありますよね。そのような場合には、年賀状を下さった方へきちんとお返事を出しましょう。
松の内の間であれば年賀状の形で、松の内を過ぎる場合には寒中見舞いの形でお返事します。年賀状に対して何の返事もしないというのはマナー違反で失礼にあたりますから、社会人として何らかのお返事を忘れないようにしましょう。
【おまけ】余った年賀状はどうする?
余裕を持った枚数で年賀状を買った場合、年賀状が余ってしまうことがありますよね。また、書き損じて他には使えなくなった年賀状もあるでしょう。年賀状のお年玉くじに希望を持つ!という楽しみ方もありますが、その当選結果も出た後だと、もう使い道がありませんよね。
そのような年賀状は、実は切手や通常のはがき、レターパックに交換することができます。また、年賀状販売期間であれば、書き損じた年賀状を新しい年賀状に交換することも出来ます。このようなサービスを利用して、余った年賀状が無駄にならないようにしましょう!
期限内に年賀状を出して、元旦に届けよう!
余裕を持って期限を守ろう
年賀状を元旦に届けるための投函期限や、その他のマナーについてまとめて解説してきました。新年のご挨拶は、人と人との繋がりとして昔から大切にされてきた習慣です。メールなどの通信手段が発達して、なかなか手紙を書く習慣が減ってきている現代だからこそ、年賀状という機会に手紙を出してみるというのも素敵ですよね。
はがきの郵便料金は2017年6月から62円に値上がりしましたが、2018年の年賀はがきの郵便料金は、2017年12月15日から2018年1月7日までの期間に限って52円で出すことが出来るようになっています。投函期限を意識して年賀状を用意し、お世話になっている人や大切な人へ、ぜひ素敵な年賀状を送りましょう!きっと一年のいいスタートになるはずです。
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