スーツとダウンジャケットは、ビジネスシーンでもおしゃれにこだわりたいメンズにとって着こなし次第でよく似合う組み合わせとなり得るもの。時と場合によってはスーツとダウンがNGとなる可能性もありますから、上手に着こなすコーディネートを紹介します!

目次
オンタイムにもカジュアル感を出したい
おしゃれなメンズは、オンタイムであってもカジュアル感を出したいもの。「ビジネスカジュアル」という言葉もあり、これはビジネスに適していながらカジュアルな要素も盛り込まれているファッションのこと。スーツスタイルで仕事をしていると、ややもするとかたくなりすぎておしゃれな感じが出ません。

そこでスーツを身につけながらもおしゃれにしたいという男性が、ビジネスカジュアルなファッションを工夫しているのです。ダウンコートにダウンジャケット、ダウンベストなどといった「ダウン」ウェアをビジネスの着こなしに活かすこともひとつの手。
良いと思えばRT
— 情報はやい@ツィンクル (@ArmsteadRamacey) December 16, 2016
【悲報】スーツの上にダウンジャケット着てるクッソださいおっさんwwwwwwwwwwwww https://t.co/lGOiVhr1gF pic.twitter.com/pGQewjxpR2
名称に「ダウン」とつけられているアイテムは素材としてダウンフェザーを使っていて、保温性に優れています。本来はアウトドアに適するものとして広まったアイテムですが、メンズのビジネススーツに似合う製品も。ただスーツとダウンのスタイルには違和感を覚えるという人もいますから、相手によってダウンを着用しにくいといった難しさもあります。
スーツにダウンの組み合わせってアリ?
ダウンジャケットやダウンコートといったアウターは、何と言っても着ていてあたたかいことが魅力。ビジネスシーンであれば冬の寒いとき、通勤時や外回りをする際に着ることが現実的であるかもしれません。ただ、スーツとダウンジャケットを合わせる着こなしについては厳しい意見もあることが現実です。
ダウンジャケットは登山やキャンプなどの防寒対策として着られているものであり、スーツに似合うものとして考案されてはいません。取引相手がメンズのスーツスタイルについて厳しい目を持っていれば、不快感を覚える可能性も。ダウンコートやダウンジャケットなどの着こなしについては、時と場合も考えなければなりません。
大切な事です、何度も云います。ま、ちょと覚悟はしておけ。古着屋に足繁く通う者にのみ古着の神さまは微笑む。いつもの立川古着屋で、
— 黒太 (@kurota54) December 2, 2016
◎数年前から欲しかった、探していた、背広上着型ダウンジャケット。¥1980
◎襟や袖口がニットなのが好きじゃあ!くるみボタンが可愛い、うふふ。¥2980 pic.twitter.com/zarCPzf5c4
ファッション誌などに登場するイタリアのメンズモデルは、スーツの上着より丈のさらに短いダウンジャケットを重ねる着こなしが似合うものになっています。スーツの裾などが上着から見えていると一般的にはだらしがないイメージになってしまいがちですが、おしゃれに長けているメンズの着こなしは一味違うわけです。
これも注目!スーツに合わせるダウンベスト
ダウンベストの上手な着こなしをすることで、寒さをしのぐことができるだけでなくトータルでもおしゃれな着こなしになります。ダウンベストは、表面に施されているキルティング加工が特徴。どちらかと言うとダウンベストはスポーツでよく使われているイメージですが、ツイードも用いればコーディネートの雰囲気がぐっと大人に。
ただし袖がありませんから、冬の寒さに対しては少し用が足りないかもしれません。冬場であればダウンベストをコートの下で着用することによって、あたたまります。晩秋や春先にはダウンベストをスーツの上にすると、ほど良い防寒着になるのです。
こう考えれば、ダウンベストは長きにわたって使うことができます。さらにダウンベストは軽い着こなしにも似合うものであり、肩や腕を動かしやすくアクティブに動くことができる点もメリットです。
ダウンジャケットの魅力!スーツに合わせるには
スーツをダウンジャケットと合わせるにあたっては、印象がだらしなくならないよう気をつけなければなりません。スーツとダウンジャケットを合わせたシルエットが重要であり、着ぶくれした感じにならないようにします。
服装はスーツとダウンです pic.twitter.com/6HESEsOGc3
— ボウちゃんP (@BowchanP) March 12, 2017
日本人の体型では、ダウンジャケットから内側に着ている服の裾が見えると良い印象になりません。スーツに合わせるダウンジャケットとして適しているものは、身につけたときのラインが細身になるもの。スーツと合わせてもスリムなシルエットになるダウンはやはりトータルのスタイルとして似合うものであり、小柄であっても適しています。
また、ダウンジャケットの種類によっては、スーツに近い形状をしているものも。さらにダウンコートと言うことができるほどの丈があるダウンジャケットですと、完全にスーツを包むような装いとなってメンズに似合うものになります。
ダウンはスーツにダサい?似合うための工夫
ダウンジャケットがアウトドア用のファッションアイテムとして誕生した経緯を鑑みると、ビジネスシーンよりもアクティブな場面がより似合うのかもしれません。スーツにダウンはダサいと言われることもありますが、スタイリッシュに見える細身のダウンをチョイスすればスーツスタイルにも似合うコーディネートになります。
キルティング加工がなされているダウンジャケットであれば、おしゃれにこなれた雰囲気も醸し出されるもの。ダウンジャケットでもダウンコートでも、ブラックでシックなデザインになっているものはスーツと一緒でも映えるものです。
ごわつかず、スーツのカラーと合わせる工夫も必要。最近はインナーにもアウターにも似合うダウンベストが増えてきていますから、スーツと合わせた着こなしも十分に楽しむことができるでしょう。
違和感をなくすスーツとダウンの着こなし
スーツにダウンを合わせる場合、違和感が出ないような着こなしをするためにはダウンジャケットやダウンコートの選び方に気をつけなければなりません。大前提としてスーツに似合うダウンのカラーとしてはブラックやグレー、ネイビーが挙げられます。いずれも、ダウンに限らずスーツにしても定番色です。それとともにダウンの色については、スーツとの相性も考慮することが大切。
たとえば、ライトグレーのスーツに上から同系統のダウンを羽織ると、コーディネートの全体がぼやけた印象となってしまうことに。ダウンジャケットについてはアウトドアに似合うものとビジネスに似合うものがありますから、買い物をするとき実際にスーツを着て行って似合うかどうかを確認しても良いかもしれません。
確かに新潟にしては寒くないんだと思う。
— あかもん山口おべん《W東大卒コンビ》 (@YamaguchiOBEN) February 1, 2017
残雪はあるけど天気いいし、カーディガンで近所に買い物みたいな方もいる。
ただ、汗っかきの僕が上下ヒートテックでスーツでニットでダウンでも全く汗かかないんだが。#お笑いじゃないお仕事 pic.twitter.com/gAJ2hrMM3Y
キルティングタイプのダウンジャケットにはカジュアルな雰囲気もあるものの、スタンダードな着こなしとはまた違った印象になっておしゃれです。ダウンベストもインナーとして使い回すことができ、色合いも意識すればスーツとフィットするはずです。
スーツとダウンに合わせるメンズのインナー
寒い時期にダウンベストをダウンジャケットのインナーとして合わせるほかスーツの上、ダウンコートの下に着ることもできます。ダウンベストには袖の部分がありませんから、着ていてもすっきりした印象になるのです。
ダウンジャケットだけ、あるいはダウンジャケットとダウンベストのいずれも脱げば温度の調整も簡単。室温が高い場所ではダウンベストだけを着用した着こなしというように、ファッションのバリエーションも広がります。スーツの上にベストだけを合わせてもあたたかく、そのまま仕事をするにも難はありません。
なおダウンジャケットやダウンコートの着こなしについて意識すると、シルエットを全体的にすっきりしたものとするためにダウンベストだけでなくそのほかのインナーもだぶつかないものがベター。ダウンジャケットのインナーとなるメンズシャツなどは、ジャストサイズにこだわると良いでしょう。
マナーを守ろう!スーツとダウンの通勤スタイル
防寒性能に優れているダウンコートやダウンジャケットを活かし、スーツとシックなデザインのダウンで通勤スタイルをつくりあげることができます。ダウンコートは軽く肩がこることもなく、これから仕事へ行くという雰囲気も十分に出すことができます。一例としてブラックのスーツとダウンコートで組み合わせると、電車に乗っていても似合うものであり違和感はありません。
豆の香り強烈!( ゜д゜)ンマッ!
— ごいち(*∞´ω`c) (@itouhulk) January 17, 2017
UNIQLOダウンとスーツで仕事(/ω\*) pic.twitter.com/CRCgClM51H
ただ、ダウンコートやダウンジャケットを通勤へ取り入れるにあたっては仕事の内容にも配慮する必要があります。オフィスでの内勤業務だけで後は家と行き来するだけということであれば、ダウンコートやダウンジャケットを着ていても問題になることはないでしょう。一方で客先、特にはじめての場所を訪れる予定がある場合については控えることがベターであるかもしれません。
すでに顔なじみの相手でファッションに対する考えもある程度わかっている人と会うときは良いのですが、メンズのスーツスタイルにカジュアルな要素が入り込むことを良しとしていない人もいます。相手に不快感を与えることはビジネスマナーに反するものですから、このラインはしっかり守らなければなりません。
就活でスーツとダウンのスタイルは許されるのか
ビジネスシーンでダウンを着用することが好ましくない場合もある以上、就活中についても同じことが当てはまるでしょう。特に新卒でビジネスマナーのこまかなところまでまだ完全に理解していない段階となれば、なおさらです。
就職活動中は、ビジネスマンの取引先ではなく筆記試験や面接へ赴く会社がスーツスタイルに対して持っている考えがポイントになります。それがわからないうちにスーツ、ダウンというコーディネートをすることには危険があります。あえて、そこまでのリスクを負う必要もありません。
仕事ではじめて会う人にダウン姿を見せない方が良いことと同様に、就活でもスーツとダウンの組み合わせは避けた方が良いでしょう。コートはトレンチコートやステンカラーコートなどにして、ビジネススタイルとして無難な着こなしをすべきです。コートの丈はスーツのジャケットよりも長いものにして、スーツが内側から見えないようにします。
シーンも考えたコーディネートを
メンズとしては、仕事をするときであってもおしゃれに少しはこだわりたいところ。ダウンスタイルにしても、上手な着こなしをすることで似合うものになります。
案外好きです!良いミスマッチってあると思います。
— Takefumi Hayashi (@Takefumi884) July 13, 2016
私が好きなのは、スーツ+ダウンベストです! pic.twitter.com/ZKwrQW9meZ
ダウンの素材は軽くあたたかで、機能面でも十分に優れたものです。メンズファッションとして取り入れつつ、寒さに震えることなく過ごすことができれば理想的。ただ、仕事の関係者にスーツとダウンのコーディネートがビジネスにふさわしくないという考えがあれば、それを尊重しましょう。
メンズのビジネスファッションは職場の雰囲気、仕事相手のことにも配慮することが大前提であるのです。ルールとマナーを守った範囲内でおしゃれを楽しむことが、大人の男性ならではのたしなみ。その場その場のシーンを考えて、臨機応変なコーディネートをしましょう!
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